偶然を手に入れる勇気
「マスター・・あたしって駄目だ~」
そう言いながらお越しになったこの女性
32歳 独身 彼氏なし でも美人。
望さま。。
「やっちゃいましたか?」
「なにを?」
「出会いのチャンスを逃しましたね」
「なっ・・・なんでわかるの?」
「望さま・・もう私の何年の付き合いになりますか?」
「え~っと・・・」
「6年です」
「そっか・・そんなに
でもそれと何の関係があるの?」
「6年も見ていれば、望さまに何が起きたかぐらいはわかります」
「へ~そんなもんなの? ってマスター他のお客さんも・・・?」
いや それは決してそうではなくやはり気になる方だけなのですが
そこは・・話をはぐらかして。
「じゃぁ望さまの大失態を私が聞かせていただきますので
よかったら話してみませんか?」
「 うん・・・実は 今朝のことなんだけど・・
先日の雨の時、濡れるの嫌だったから
車で通勤していたの。
信号待ちで車を止めたら
後ろの車の人が下りてきて
あたしの車の下に手を伸ばして何かしてるの
雨の降る中をよ
びっくりして 窓を開けて 何か?
ってちょっと不機嫌そうに言ったの
そしたら、 その人
『車の下に木の枝が引っかかってて危ないから』
って、すっごい笑顔で 私に言うの
あたし ものすごく恥ずかしくなって
その枝くださいってわけのわからないこと言って
・・・・
あ~ ちゃんとお礼を言って 連絡先聞いておけば
何かつながったかも・・・って
そのあとも なんか恥ずかしくて いつもと違う道を通って
会社行っちゃうし。。。 」
「望さん ちょっとすみません」
私はすこしカウンターを離れました
「マスター まだ話し終わってないよ」
「あっ すみません、フルーツのオーダーミスがあったのを思い出して」
「もう、そんなのよりあたしの恋愛が大事でしょ
で~ ずっと探したんだ、同じ通勤時間を狙って
その場所で・・・・ でも結局見つからなかった。
是対チャンスだったよね、あ~こうやって
逃していちゃうんだ・・あたしの恋 」
「 望さまにしては進歩では? 」
「なんで??」
「今まででしたら、チャンスだったとさえ気づかなかったのですから」
「え~そんなことないよ、あたしだってそれぐらいはわかってたもん」
私は 思わず天を仰ぎ・・・『はぁぁ?』という顔を。
「マスター 酷い」
とそのとき 勢いよくお店の扉が開き
一人の男性が飛び込んできました。
息を切らせ彼が最初に言った一言が
「マスター彼女は?」
私は何も言わずに、カウンターに座る望さまを見つめました。
「あっ こんにちは・・・いや こんばんは か」
その瞬間の望さまの驚いた表情は たぶん 人生で最大の驚きで
人生で最大の幸せを表現していたのではないでしょうか。
実は先日、同じように・・・前田様が話されていた
朝の出会いの話・・・それが望さまだたようです。
「マスター・・・いつわかったの?あたしの話・・
最初から・・気づいてた?」
そんなはずはありません・・が、
なんせ 私は ちょっとお魔法が使える「バーテンダー」ですから。
「では お二人の再会を祝してこんなワインはいかがですか
シャルボニエール[2001]ル・マゼル
15年の熟成を経て 味わえる 圧倒的なボリューム感
このワインのようにお二人の関係が深く熟成を迎えることが
できることを望んで」
素敵なシャルドネ・・皆様も大切な方との関係が
熟成を迎えることができることを望んで。
リカーMORISAWA
そう言いながらお越しになったこの女性
32歳 独身 彼氏なし でも美人。
望さま。。
「やっちゃいましたか?」
「なにを?」
「出会いのチャンスを逃しましたね」
「なっ・・・なんでわかるの?」
「望さま・・もう私の何年の付き合いになりますか?」
「え~っと・・・」
「6年です」
「そっか・・そんなに
でもそれと何の関係があるの?」
「6年も見ていれば、望さまに何が起きたかぐらいはわかります」
「へ~そんなもんなの? ってマスター他のお客さんも・・・?」
いや それは決してそうではなくやはり気になる方だけなのですが
そこは・・話をはぐらかして。
「じゃぁ望さまの大失態を私が聞かせていただきますので
よかったら話してみませんか?」
「 うん・・・実は 今朝のことなんだけど・・
先日の雨の時、濡れるの嫌だったから
車で通勤していたの。
信号待ちで車を止めたら
後ろの車の人が下りてきて
あたしの車の下に手を伸ばして何かしてるの
雨の降る中をよ
びっくりして 窓を開けて 何か?
ってちょっと不機嫌そうに言ったの
そしたら、 その人
『車の下に木の枝が引っかかってて危ないから』
って、すっごい笑顔で 私に言うの
あたし ものすごく恥ずかしくなって
その枝くださいってわけのわからないこと言って
・・・・
あ~ ちゃんとお礼を言って 連絡先聞いておけば
何かつながったかも・・・って
そのあとも なんか恥ずかしくて いつもと違う道を通って
会社行っちゃうし。。。 」
「望さん ちょっとすみません」
私はすこしカウンターを離れました
「マスター まだ話し終わってないよ」
「あっ すみません、フルーツのオーダーミスがあったのを思い出して」
「もう、そんなのよりあたしの恋愛が大事でしょ
で~ ずっと探したんだ、同じ通勤時間を狙って
その場所で・・・・ でも結局見つからなかった。
是対チャンスだったよね、あ~こうやって
逃していちゃうんだ・・あたしの恋 」
「 望さまにしては進歩では? 」
「なんで??」
「今まででしたら、チャンスだったとさえ気づかなかったのですから」
「え~そんなことないよ、あたしだってそれぐらいはわかってたもん」
私は 思わず天を仰ぎ・・・『はぁぁ?』という顔を。
「マスター 酷い」
とそのとき 勢いよくお店の扉が開き
一人の男性が飛び込んできました。
息を切らせ彼が最初に言った一言が
「マスター彼女は?」
私は何も言わずに、カウンターに座る望さまを見つめました。
「あっ こんにちは・・・いや こんばんは か」
その瞬間の望さまの驚いた表情は たぶん 人生で最大の驚きで
人生で最大の幸せを表現していたのではないでしょうか。
実は先日、同じように・・・前田様が話されていた
朝の出会いの話・・・それが望さまだたようです。
「マスター・・・いつわかったの?あたしの話・・
最初から・・気づいてた?」
そんなはずはありません・・が、
なんせ 私は ちょっとお魔法が使える「バーテンダー」ですから。
「では お二人の再会を祝してこんなワインはいかがですか
シャルボニエール[2001]ル・マゼル
15年の熟成を経て 味わえる 圧倒的なボリューム感
このワインのようにお二人の関係が深く熟成を迎えることが
できることを望んで」
素敵なシャルドネ・・皆様も大切な方との関係が
熟成を迎えることができることを望んで。
シャルボニエール[2001]ル・マゼル Charbonnieres Le Mazel【あす楽_土曜営業】 |
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