アンチヒーロー | PRAINSのブログ

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先週の日曜日に最終回を迎えたTBS日曜劇場「アンチヒーロー」

僕のブログを見て下さってる先輩から面白いから観てみてと

強く勧められU‐NEXTで初回から観始めて約一週間で

リアルタイムに追い付いたが、さすがにドラマのTBSと

言われるだけあってなかなか面白いドラマだった。

 

「アンチヒーロー」は有罪率99.9パーセントといわれる

日本の刑事裁判において被疑者の証拠が完全に揃っていても

無罪を獲得するアンチな弁護士明墨正樹(長谷川博己)の

姿を通して正義の反対は本当に悪なのか?を

問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。

 

個人的には前に観た韓流ドラマ「ウヨンウ弁護士は天才肌」と

「ミナミの帝王」を足して割ったようなドラマだと思った。

ウヨンウ弁護士は自閉スペクトラム症を抱えた女性弁護士だが

とても頭が切れて独自の視点・感性で裁判を勝訴に導くキレ者

ミナミの帝王の萬田銀次郎はトイチの町金融で少々あくどい手を使っても

貸した金は必ず取り立てる猛者だが弱者の味方で人情がある。

明墨正樹弁護士はそんなキャラだと思った。

 

 

主演の長谷川博己さんは個人的にはNHK大河「麒麟がくる」の明智光秀や

NHK朝ドラ「まんぷく」の安藤百福と言った役どころが印象深いが

どちらかと言うと良い人キャラのイメージだったが今回の

限りなくダークで危険な弁護士の役も見事に演じてたと思う。

 

全話通して殺人犯を無罪にするために証拠を捻じ曲げ

隠蔽工作したりするが、それは過去有罪にした殺人犯が

無罪だと知り彼を助けるための計画の一部だったという
悪を裁くため自ら悪となり過ちを正す弁護士という話。

 

描かれている複数の刑事事件の顛末は複雑で手が込んでいるが

ストーリーの骨格は「半沢直樹」の様にエキセントリックな主人公が

仲間の力を借りながら巨悪を追い詰めるという日曜劇場王道のパターン。

ま、基本的に僕は社会派ドラマのこのパターンが好きなんでしょうね。

 

検事正・伊達原泰輔を演じた狂言師・野村萬斎氏は演技が濃くて

キャラが立ち過ぎてる感は否めないが、これは歌舞伎俳優に

多く見られる特徴で香川照之君や市川猿之助君もそうだった。

明墨法律事務所に勤務する女性弁護士・紫ノ宮飛鳥を

演じた堀田真由ちゃんは昨年の大河ドラマ「どうする家康」で

始めて見たがなかなか良い女優だと思います。

 

最終回まで観て伏線が未回収のまま終わった謎が数点あるので

もしかしたら続編があるのかも知れませんね~。

ジャンジャン!!