少し前に1970年代半ばから1980年代にかけて一世風靡したDCブランド
ピンクハウスの記事を書いたが個人的にはDCブランドで最も思い入れが
あるのが現在84歳の菊池武夫さんが1970年代に創設したメンズビギだ。
メンズビギと言えばショーケン事、萩原健一さんが主演した
1974年(昭和49年)のテレビドラマ「傷だらけの天使」に
衣装提供したのが有名だが嘘か本当か当時売れ残った商品を
焼却するのが勿体なくてビギが衣装提供したと聞いた事がある。
あの時代のブランドはバーゲンなんてやらなかったですからね。
1982年(昭和57年)3月に美容学校を卒業し4月にミヤニシに
就職したのを機に同僚の先輩たちの影響でそれまで愛用してた
クリームソーダやペパーミントなどのフィフティーズスタイルも
一旦卒業してDCブランドに傾倒するようになった。
19歳~二十歳にかけての事だった。
当時高校の1コ上の先輩が広島市内のメンズビギで働いてたし
兎に角ビギがカッコよく思えて足蹴よくショップに通い
ローンを組んでは(笑)服を買っていた。
写真下段左は1983年(昭和58年)1月15日の成人式の写真だが
シャツからスーツ、コート、蝶ネクタイ、スカーフ、ベルトから
靴に至るまで全部メンズビギで揃えたが、よく覚えてないが
この時30万円くらいローン組んで買ったんじゃなかろうか。
あの頃殆どの同級生は成人式のスーツは洋服の青山あたりで
買ってたんで破格の値段だった事は間違いない(笑)
写真トップ下段中央は翌1984年(昭和59年)秋にロンドンのヴィダルサスーンに
美容研修に行く時に買ったビギのアワードジャケット(スタジャン)だが
2年前の2022年に38年の時空を超えて100着限定で復刻したらしい。
いや~数年前まで家にあったが衣装整理で捨てちゃった。
大明神様も菊池武夫さんの奥さんの稲葉賀恵さんがやってたBIGIグループの
ブランド、ハーフムーンの色違いの白いスタジャン持ってたが
最近見かけないんで捨てちゃったんじゃなかろうか。
まあ何はともあれ個人的にはメンズビギは菊池武夫さんが独立して
「TAKEO KIKUCHI」を立ち上げるまでが最盛期だったと思う。
数年前に倉敷のショッピングモールのアウトレットで
メンズビギに立ち寄ったが当時の面影のかけらもなかった。
まあ今ではユニクロに勝てるブランドはないでしょうね(笑)
ジャンジャン!!