2005年(平成17年)にTBSの金曜ドラマで放送された元暴走族の貧乏弁護士が
平均偏差値36のヤンチャな高校生たちを東京大学に現役合格させるまでを
描いたドラマ「ドラゴン桜」が放送され話題になった事は知っていた。
しかし当時はそんなに興味もなかったので観る事もなかったのだが
先日Netflix配信のお勧め動画に出て来たので観てみた。
で、観終えて初めてわかったのだが僕が観た「ドラゴン桜」は
2021年にTBSの日曜劇場で放送された「ドラゴン桜 2」だった。
どうりで所々に出て来る過去のエピソードがイマイチ理解出来なかったはずだ。
で、2005年版の「ドラゴン桜」も観てみようと思ったが
どういうわけかNetflix配信では2005年版は配信されてない。
と、いう事で2005年版はTUTAYAの宅配DVDレンタルで借りて観た。
なるほど、2021年版の最終回に登場した山P、ガッキー、紗栄子、小池徹平
中尾明慶、それに加えて、長澤まさみは2005年版の生徒役だったのか。
観終えた率直な感想としては、やはり当時話題になったドラマだし
続編もドラマ化されるほどだけあって、なかなか面白かった。
「ドラゴン桜」は学園ものなので青春群像と言うのは間違いないが
僕があまり好まない恋愛ものじゃなく個人的にはどちらかと言うと
サンクチュアリやスラムダンクのようなスポ根に近いと感じた。
まあカテゴリーがスポーツじゃなく勉強なんでベン根ですよね(笑)
目指す場所が違うだけで高校球児が甲子園や大学野球強豪校、プロを目指すように
勉強で東大を目指すという目標に向かって努力するドラマという事ですね。
それにしても2005年の「1」と2021年の「2」を
観比べると16年の歳月を凄く感じましたね~。
個人的には男優陣にはあまり興味がないんですが(笑)
女優陣の成長における変貌には目を見張るものがありましたね~。
2005年当時のギャル風の女子高校生の風貌は懐かしさを感じたが
当時18歳の設定だった彼女たちも2021年版では34歳になってるという事だ。
阿部寛演じる弁護士教師の桜木健二のキメ台詞は「バカとブスは東大に行け」だが
当時の映像観ると3人とも可愛いし大人になった彼女たちは更に魅力的だ。
高校生たちの風貌の変化も時代性を感じたが他にも色々目に付いた。
校長がゲイの男性との援助交際をネタに桜木にゆすられるのですが
それを理事長が「いまどきLGBTは当たり前、多様性の時代よ」と
きっぱり言い切ったところも時代の変化を感じた。
大人気ドラマ「半沢直樹」チームがスタッフという事で福澤克祐さんらしい
演出も随所に見られキャストも及川光博さん、木場勝己さん
山崎銀之丞さん、江口のりこさんなど半沢直樹の顔ぶれがそろい
ドラマに登場する銀行名が半沢直樹の「白水銀行」だったり太陽や月の
映像を使った状況イメージなど半沢ネタも随所に盛り込まれていた。
そう言えば同じ日曜劇場「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」の
最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両ERカーも出てたぞ。
てか、ドラマとしてはなかなか面白かったが現実問題として
偏差値36の高校生が、たった1年猛勉強したくらいで東大に合格するなんて
そんなに甘くないと思うし限りなく無理に近いんじゃなかろうか。
僕の幼馴染の同級生で東大に行った友人がいるが
彼とは中2の途中まで超仲良しで間近に接してたが当時
僕がどんなに努力しても彼に並ぶのも無理だって感じてた。
スポーツにも才能があるように勉強が出来るのも才能だと思う。
頭が良いという才能を持った人が努力して入るのが東大だと思う。
しかしこれだけは言えると思う。
東大に入った人だけが人生の成功者でもないし幸せになるとも限らない。
人にはそれぞれ違った個性や長所があるし幸せという定義も違う。
高校中退の僕が言うんだから間違いない(笑)
ジャンジャン!!