Netflix配信の「サンクチュアリ～聖域」観賞の流れから
今年になって観た1993年から1996年にかけて放送された「スラムダンク」。
スラムダンクは人気作品というだけあってなかなか面白かったので
2022年に公開された26年半ぶりに制作されたテレビアニメの
続きにもなる物語を描いた「THE FIRST SLAM DUNK」のDVDが
出るのを楽しみにしてたが2月末にDVDがリリースされたので
早速TUTAYAの宅配レンタルで借りて満を持して観た。
まあ何はともあれ特筆するのは最新3DCGを駆使した映像は
臨場感がハンパなく日本アニメの技術の高さに驚いたし
大人が鑑賞に耐え得るリアルで本格的なバスケットボールのシーンを
作るにはこの方法がベストチョイスだったんじゃないかと思う。
手描きアニメでは物量的に厳しいから臨場感に欠ける。
サンクチュアリのような実写映画では背格好と共に
これだけのプレイができる役者を探すことが難しい。
本作はモーションキャプチャによる3DCG作品だが
この方法でしかこの動きは作れなかっただろう。
僕は原作漫画は読んでないのだがテレビアニメでは神奈川県予選を2位で突破し
広島県開催のバスケットボールインターハイの出場を決めた所で終わった。
当作品は神奈川県代表の湘北高校は1回戦で大阪府代表の豊玉高校を下し
2回戦で秋田県代表の山王工業と対戦する所から始まる。
山王は高校バスケット界の絶対王者と呼ばれ
特に現3年生の入部以来2年半に渡る無敗記録と
インターハイ3連覇という凄まじい記録を残していた。
チームは高校バスケ界最強のセンター河田、高校ナンバーワン
プレイヤーと名高い沢北などタレント揃い。
下馬評では王者山王と無名の湘北という構図が完成していた。
「THE FIRST SLAM DUNK」はスラムダンクの
主役である桜木花道が中心じゃなく湘北高校2年の
ポイントガードの宮城リョータ目線で描かれている。
リョータの少年期から山王戦までの過去を織り交ぜ
山王戦での死闘が描かれた形だがテレビアニメで描かれた
5人のメンバーの過去映像も出るので先にテレビアニメ版を観て
各メンバーの経緯を知っておいて大正解だったと思った。
更に言えばテレビアニメでは頻繁に描かれたコミカルで
漫画チックなふざけた描写がなかった事が良かった。
晴子ちゃんやマネージャーの彩子ちゃんの登場が
意外と少なかったのはちょっと残念でしたがね(笑)
しかし興行収入100億円を突破し日本アカデミー賞の
最優秀作品賞を受賞しただけあって凄くよく出来た
作品だと思ったし面白かった！ ジャンジャン！！
