母直伝 出前一丁スペシャル | PRAINSのブログ

PRAINSのブログ

昭和と趣味と日記のブログ
車・バイク・音楽・映画・ファッション・釣り・ゴルフ・・・
時々、我が町「呉」と お仕事「美容」、「美味い物」
よろしくお願いいたします!

 

今でこそ美味いラーメン屋があると聞けば調べて食べに行ったり

ツーリングなどの旅先でも美味いラーメン屋を探すなど

ラーメン大好きを自称してますが実はラーメン好きの原点は

子供の頃に母が作ってくれてたインスタントラーメンなんですよね。

 

時は昭和40年代、ウチは外食に連れて行ってくれるような

家族じゃなかったので子供の頃に外食で食べたラーメンの記憶は

中通りの映画館サン劇横の東和園しか記憶にない。

ウチではまだカップ麵も一般的じゃなかった事もあり

家でラーメンと言えば母が作るインスタントラーメンだった。

 

当時の学校は土曜日は休みじゃなく午前中4時間授業があって

給食を食べずに終業する半ドンというシステムだった。

お昼過ぎて帰宅して家で昼ご飯を食べるのだが

ウチでは土曜日の昼は母が作るラーメンか

お好み焼きのテイクアウトってパターンが多かった。

 

母が作るラーメンは何故かいつも日清の出前一丁①だった。

しかしそれはただ単にラーメンを作るんじゃなく

具だくさんの野菜炒めがトッピングされたラーメンだった。

出前一丁スペシャルを食べてスポーツ少年団の練習に行く。

これが小学高5~6年の時の僕の土曜日のルーティンだった。

 

 

山下家の昭和40年代の出前一丁スペシャルの具材は牛肉の切り落とし

赤ウインナー、キャベツ、絹さやえんどう、卵が定番だった②。

嘘か本当か母はインスタントラーメンを製造する過程で

麺を固める時に使う物質が人体に悪いと信じており

一度目に使ったゆで汁を捨てて二度茹でしてた④⑤。

 

卵以外の食材を塩コショウで炒めて茹で上がったラーメンの

上に盛る③のだが玉子はゆで卵ではなく生卵を

ゆで汁の中に直接落とすってやり方だった⑥。

最後に、ごまラー油をかけて出来上がり⑦。

 

出前一丁スペシャルはラーメンライスで食べる事が多かったが

ご飯は温かいご飯じゃなく冷やご飯が相性が良かった。

冷やご飯の上に熱い麺を一度置いて食べる。

段々ご飯にラーメンの汁が染みて来て

猫まんまみたいになってご飯も美味くなった。

 

と、いう事で先日の鼠径ヘルニア手術で療養中に作ってみた。

何十年か振りに出前一丁スペシャルを食べたが超美味かったし

超懐かしい味がしたし当時の映像が脳裏に浮かんだ。

母の遺影に「ありがとね」って言葉を掛けた。

ジャンジャン!!