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1980年(昭和55年)トリオレコードとの契約が切れたクールスは

ポリスターと契約を結び、同年クールスと袂を分かち脱退した

ピッピさんはRVCとソロで契約を結び、山下達郎さんプロデュースで

ソロファーストアルバム「BLACK or WHITE」をリリースした。

 

翌1981年(昭和56年)にクールスはアルバム「ザ・ヒット」をリリース。

ピッピさんも同年にシングル「愛に、つかれて…」と

ソロセカンドアルバム「… ing」をリリースする。

「… ing」には達郎さんは関わっていないようだが筒美京平さんらを

作曲に迎えた同アルバムは前作の「BLACK or WHITE」より

ハードな印象でアップテンポはワイルドにスローはスイートに

メリハリの効いたピッピさんらしいアルバムになっている。

 

SIDE・A

1・…ing 2・やりきれないぜ 3・Kill Me(Take It)

4・哀愁のダンサー 5・Lone Rider

 

SIDE・B

1・Feel Blue Rock’n’ Roll 2・愛に、つかれて…

3・ふりむけば… 4・今は、おやすみ… 

 

 

舘ひろしさん脱退後にクールスリーダーになったヒデミツさんは

著書の中でピッピさんの脱退に触れ「ピッピが役者として

やりたい気持ちがある事も知っていた」と記されているが

ピッピさんはソロデビュー同年に勝新太郎さんに

見出され役者としても活動し始めている。

 

ピッピさんが役者としてデビューしたのはクールスがデビューする前の

1975年(昭和50年)7月に公開された「新幹線大爆破」という東映映画だが

その時はクールスサブリーダーの岩城滉一さんでもまだ端役であり

ピッピさんはバイクチームクールスのメンバーという事で

おそらくエキストラに毛が生えたくらいの立ち位置での出演だと思う。

 

1976年(昭和51年)7月公開の「暴力教室」はクールスデビュー後であり

松田優作さんとクールスリーダーの舘ひろしさんのW主演のような作品で

ピッピさん含めクールスのメンバーは不良高校生の役で全員出演している。

暴力教室が好調だった事もあり同年9月に公開された

舘ひろしさん初の主演映画「男組 少年刑務所」にもクールスは

主演オファーが来たがピッピさんとジェームスさんは出演拒否してる。

 

キイチさんの著書には「主役は舘ひろしでオレたちはその他だぜ」

「R&Rをやりたいからバンドやってるし役者になりたいわけじゃない」

ってジェームスとピッピは不満を一気にぶちまけたと記されているが

約4年の間にクールスも脱退しピッピさんの心境も変わったんでしょうね。

 

 

と、いう事だが僕はお恥ずかしながら「警視ーK」は未だに観た事ない。

1980年10月に日テレ火9枠でスタートした勝新太郎さんが主演し

自ら大半のエピソードを監督された勝プロダクション制作による

あまりに異色すぎる刑事ドラマ「警視―K」だったそうだ。

ストーリーはあって無いようなもので脚本は一応用意されるが

役者たちには渡さずリハーサルもさせずに即興で芝居させる。

それでストーリーがどんどん変わってしまい真犯人が

予定と違う人物になっちゃうことも日常茶飯事。

それは勝さんが刑事ドラマの嘘っぽさや型に嵌まった芝居を嫌い

リアリティーを徹底的に追求した結果の演出法で

究極のアンチ「太陽にほえろ!」だったそうだ。

そのお陰で確かにストーリーの予測が出来ない

登場人物が次に何を言って何をしでかすか全く分からない

緊張感と臨場感に満ちた作品に仕上がったワケだけど

キャストのセリフも聞き取り難いしテレビ番組の

過剰な解り易さに慣らされた大半の視聴者はついて来れず

低視聴率とクレームの嵐に見舞われたそうだ

まあ勝さんらしいですよね~(笑)

 

 

「… ing」が発売になった1981年と言えば僕は18歳になる年で美容学校に行ってた頃。

この頃の日本の不良系ロック業界はキャロルからクールスに引き継がれた

ロックンロールも下火になりテレビではヤンキーの象徴の「横浜銀蝿」や

ドゥーワップの「シャネルズ」が人気を博し空前のネオロカブームが始まって

「ブラックキャッツ」や「ザ・ヴィーナス」の絶頂期だった。

その後人気を博すパンクロックの「ザ・モッズ」がデビューしたのも

同年という事で不良系ロックが群雄割拠した時代だった。

 

そんな時代だった事もありピッピさんのソロは大衆的にはヒットしたとは

言い難いし役者としても舘さんのようにメジャーにはなれなかった。

それでも僕は群雄割拠した不良系ロックと共にクールスもピッピさんも聴いてた。

このアルバムも今でもガレージにディスプレイしてるし思い入れもありますね。

 


 

と、いう事だが2月17日の元COOLSのPITPIこと

水口晴幸氏の広島ライブチケット好評発売中です。

残りチケットも少なくなってますので

ご購入希望者様はお早めにお買い求め下さいね。

 

 2024年2月17日土曜日

OPEN18:00/START 19:00

 場所・広島 club cleam

 チケット・前売り6,500円 当日7,000円

 (1ドリンクオーダー制)

チケットの問い合わせ

 

PRAINS 0823ー23-7540

BLUE VELVET'S 082ー246ー5702

協力 KURE OLD MORTORS CLUB

 

尚、プレインズ、ブルーベルベッツでは

店頭で、チケットがお求め頂けます。

遠方からのチケット購入ご希望者様には

チケットを郵送しますのでお気軽にお問い合わせ下さい

ジャンジャン!!