先日火曜日の夜に現在公開されてる映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を
幼馴染と広島バルト11にレイトショーで観に行った。
同作品は原作者の水木しげるさんの生誕100周年を記念し
「ゲゲゲの鬼太郎」や「墓場鬼太郎」を下敷きに
昭和31年の哭倉村を舞台に龍賀一族の身に起こる
凄惨な殺人事件から鬼太郎の誕生へと続く
鬼太郎の父である目玉のおやじと水木の運命を
描いた作品で鬼太郎は殆ど登場しない。
僕はゲゲゲの鬼太郎はモノクロだった1968年~1969年の
第一シリーズアニメとカラーになった1971年~1972年の
第二シリーズをリアルタイムで観てた世代。
という事でゲゲゲの謎は気になってたがレビューを読むと
概ね高評価のようで幼馴染を誘って観に行ったという事です。
子供の頃に観てたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎は良い妖怪で
人間界で悪さをする悪い妖怪を仲間と共に退治するという所謂昭和の
テレビアニメや特撮ヒーローに多く見られるデビルマンのような
ダーティーだが正義のヒーローっていうイメージがあった。
しかしそれは言い方を変えると子供向けであると言えた。
しかしレビューを読むとゲゲゲの謎は大人が観る
鬼太郎ってコメントが多く読むうちに興味をそそった。
観終えて感じたのは僕たちが中学生の頃に流行った角川文庫の
横溝正史さんの金田一シリーズのあのドロドロとした陰惨な田舎の
空気と妖怪が住み着く世界がリンクしたようなイメージで
ゲゲゲの鬼太郎の犬神家の一族版というような内容だと思った。
初期のゲゲゲの鬼太郎を観てた歳取った僕たち世代に
今の年齢で鬼太郎を見せるにはこうなるんだな~って
思ったしヒューマンドラマ性もあってなかなか面白かった。
帰りの車の中で幼馴染と本編では鬼太郎が生まれた所で終わったが
この後鬼太郎は誰にどう育てられてアニメ版のゲゲゲの鬼太郎になるのか
目玉のおやじやねずみ男がどう表れるのか続編が
ありそうじゃという話になったが帰宅して思い出した。
そう言えば嘗て鬼太郎の幼少期を描いた「墓場鬼太郎」って
アニメを観た記憶があるぞ・・・
調べてみると墓場鬼太郎はゲゲゲの鬼太郎のテレビアニメより
早い1960年~1962年頃に漫画で描かれてたようだが水木しげるさんと
版元の兎月書房が金銭トラブルを起こして途中から別人が描いてたらしい。
墓場鬼太郎は2008年からフジテレビの深夜枠でテレビアニメ化されている。
僕は確かYouTubeで何話か観たような気がする。
で、U-NEXT配信で検索してみると出て来たので観返してみた。
確かに今回のゲゲゲの謎は墓場鬼太郎へとまずまず話が繋がっている。
だから墓場鬼太郎もゲゲゲの謎の下書きになってるって事なんだろうし
同作品は墓場鬼太郎含むゲゲゲの鬼太郎シリーズの
エピソード0って位置付けの作品なんだろうと思う。
しかし今のアニメーションの技術は凄いね。
昭和の映像とリアルさがまるで違う。
さすがに日本のアニメーションは世界一だと言われるのもわかる。
現代のアニメーションは限りなく三次元に見えるが
昭和のアニメは立体感のない平面の二次元にしか見えない。
まあそれでも子供時代は夢中で観てたし
それはそれでレトロ感があって悪くないんですがね(笑)
ジャンジャン!!