昨年12月中旬から年末にかけて2015年度下半期放送の
NHK連続テレビ小説「あさが来た」を観た。
ドラマは幕末から明治の大転換期を生き抜いた女性実業家の物語。
波瑠ちゃんが演じたヒロインの今井あさのモデルは
小石川三井家6代目当主、三井高益氏の四女で実業家、教育者
社会運動家であり大同生命の創業者である広岡浅子。
豪気・英明な天性から「一代の女傑」と称えられた女性。
いや~、広岡浅子さんって知らんかったな~
波瑠ちゃんのイメージで女傑ってのはちょっと無理があったとも思うけど
実際の写真の広岡浅子さん、特に晩年は女傑って感じですな~。
2013年の大河ドラマ「八重の桜」で綾瀬はるかちゃんが演じた
江戸時代末期から昭和初期の日本の教育者、茶道家で同志社創立者の
新島襄の妻として知られる新島八重さんとイメージが被りましたね~。
ドラマの内容としては女性は学問を身につけることや商売に口出しするは許されず
家事育児等の奥の仕事でお家を守ることが当たり前とされる江戸時代に生まれた
あさが時代が江戸から明治に移り変わる中、女性も男性と同じように
生きれる世の中になるよう奮闘して行くというお話。
まあドラマですから脚色されてる部分が多いとは思います。
困難な人生を予感させるあさの姉・はつに宮崎あおいちゃんを配したのも良かった。
宮崎あおいちゃんは個人的には2008年の大河ドラマ「篤姫」の
イメージが未だに強いんですがさすがの演技だと思いました。
てか、朝ドラで江戸幕府時代からを取り上げるって珍しい気がする。
時代的にも渋沢栄一氏の人生を描いた昨年の大河ドラマ「青天を衝く」と
時代がリンクしてるし両作品とも五代友厚をディーンフジオカが
演じてる事もあり物語がリンクしてるように感じましたね~。
広岡浅子さんは基本的に一般庶民ではなく、生まれ育った三井家も財閥
嫁いだ先も豪商の加島屋だから歴史の教科書に名を遺すような方々との
接点は無きにしも非ずだとは思うが本当にドラマのように五代友厚と盟友で
大久保利通、渋沢栄一(三宅裕司)、福沢諭吉(武田鉄矢)、大隈重信(高橋英樹)
と懇意にしてたとは俄かには信じがたいような気がしますがね~。
まあドラマとしては、そうした著名人と絡む事で興味深くなったとは思いますがね。
まあそれでも「あさが来た」放送時は高視聴率だったようで
僕もとても面白い作品だったと思いました。
余談ですが、あさを支える女中うめを演じた友近の演技力が光った。
まあ彼女の芸風を観てたら役者も得意そうですけどね。
風吹ジュンさんのお婆さん役に過ぎた時間の長さを感じました(笑)
ジャンジャン!!