矢沢永吉 嵐のライブ | PRAINSのブログ

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先日の日曜日に福岡PayPayドームで開催された永ちゃんの50周年記念ライブは

前日夜に台風14号の影響で開催検討中ってメールが届いていた。

永ちゃんライブと同日に福岡マリンメッセで開催予定だった

小田和正さんのライブは前日には中止が発表された。

 

開催が危ぶまれる中、僕たちは見切り発車で車で呉を出た。

もし道中で開催中止が出たら引き返すつもりだった。

午前10時頃だったが山口県中部辺りで開催決定のメールが届く。

台風の進行具合、ドーム球場の安全性、そして何より開催を熱望する

ファンからの沢山のメールが開催決定の理由だったらしい。

 

しかし、ライブ観戦はあくまで自己判断で必ず安全を確保できる方

帰路につける方のみご来場ください、参加を断念するファンに対しては

全額返金するという事だったが僕たちは開催決定にテンションが上がり

何の躊躇やためらいもなく一路福岡を目指したのだった。

 

その段階の山口県は晴れていて心地良い風が吹いてる程度だったが

下関辺りから曇天になりパラパラ雨も降ってきた。

お昼2時半に天神のホテルにチェックインした時はまだ

雨風も酷い感じじゃなく僕たちは思案の結果、車で会場に乗り付けると

帰りの混雑や渋滞に巻き込まれると予想して車を使わず

タクシーでドーム入りしたのだが、ドームに到着すると

雨風が急に勢いを増し物凄い突風で嵐のような状況になった。

 

 

今回のライブはデビュー50周年という節目のライブという事で

永ちゃんも演りたかっただろうし僕も感慨深かった。

今回僕たちはアリーナ席最後列でステージまで遠かったが

モニター越しに見る永ちゃんは精悍で声も凄く出てたと思うし

MCでも長く応援し続けてるファンに感謝の言葉を何度も述べ

悪天候故に気を付けて帰って欲しいとの気遣いもあった。

 

セットリストも初期頃の曲が多く個人的には凄く良かった。

「ひき潮」と「バーボン人生」の時は中学生の頃の情景が脳裏に甦り

17歳の時にバイク事故で死んだ幼馴染の親友の顔が浮かび感極まった。

アンコール前にはキャデラックのオープンカーに乗った永ちゃんが

場内を1周して最後列だった僕たちの目の前を

通過して目と鼻の先で永ちゃんを見た。

いや~、今までの人生で永ちゃんに一番近く接近したぞ(笑)

 

てか、無事にライブが終わり会場を出たら大変な事になってた・・・

 

 

何とライブ中に公共交通機関が全てストップしたらしく

タクシー乗り場が長蛇の列になっており約100mの行列が出来てる。

この行列に並んでも軽く3時間以上はタクシーに乗れないと予想される。

突風に煽られた横殴りの雨がジーンズや靴を濡らし足元がビショビショだ。

突風で傘なんてさしても殆ど意味がない、さてさてどうしたものか。

ちなみに行きのホテルからのタクシー料金が1,800円程かかる距離だった。

 

思案の結果、大通りまで出てタクシーを拾う作戦に出たのだが

どうやらタクシーはPayPayドームと乗客の目的地とのピストンで

空車でも予約車のランプが全てのタクシーに点いておりスルーされる。

この時点で予約しておいた晩飯食べる店にキャンセルを入れる。

 

4~5㎞歩いただろうか、突風に煽られ雨に濡れた還暦前のオヤジたちは

疲れの色がアリアリで心も折れそうになり口数が少なくなる。

完全に足が止まり雨風が凌げる歯科医院のガレージにへたり込む。

 

ー もしかしてワシらって稀にテレビのニュースで見る帰宅難民ちゅーやつか?(笑)

疲労困憊の体に折れそうになる心、更には土地勘がないので

自分たちが何所に居て、何所に向かってるのかもわからない。

目の前が真っ暗になる(笑)と、その時、僕の脳裏に、ある事が閃いた。

 

ー そう言やあユースケが博多に住んどるはずじゃ、電話してみよう!

ユースケはウチの長男と次男の間の学年で幼少の頃から高校入学まで

親子一緒に野球塾をやってて3兄弟のように育った子だった。

今はソフトバンクホークス関連の仕事やってて博多に住んでる。

藁をも掴む思いで電話したが電話に出ない、万事休すか・・・

 

 

と、思われた3分後にユースケから電話が入る。

「おじちゃん、どしたん?何かあった?」

「ユースケ、オマエ今どこに居る?」

「博多の家に居るよ」

「実はPayPayの永ちゃんのライブに来たんじゃがタクシーに乗れんと

帰宅難民になっとるんよ、お願いじゃけん迎えに来てくれんかの~?」

 

ユースケは二つ返事で了承してくれて、ものの15分で来てくれた。

アルファードから降りて来たユースケの笑顔が天使に見えた(爆)

こうしてユースケに迎えに来てもらいキャンセルした店に

再び連絡して予約し直し中州まで送ってもらった。

時計の針は10時を指していた、予定より約2時間の遅れだった。

いや~、持つべきは友、人脈だとつくづく思いましたよ。

 

と、いう事で今日はこれまで、続きはまた明日!

ジャンジャン!!