117クーペめげた(笑) | PRAINSのブログ

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先日の第3日曜日、僕はあるミッションを遂行する為に香川県へと向かった

愛車117クーペに長男と愛娘を乗せて東呉バイパスから山陽道に入り

岡山県から瀬戸大橋を渡る予定で目的地へと急いだ

 

117クーペの排気量は1800ccではあるが昭和48年式という事で

現在の高性能な軽自動車より遅いので(笑)常にアクセルはベタ踏み状態

 

抜けるような青空の下、瀬戸大橋に入ったのが午前10時過ぎ

予定では高松市内に11時という事で予定通りだったのだが・・・

 

 

瀬戸大橋の中間地点に位置する与島インターパーキングでトイレ休憩しようと

駐車場にクーペを停めエンジンを切った時に事は起こった

 

な・な・何とボンネットから水煙が天に上るように噴出したのだ(笑)

 

 

まあ症状からしてラジエターの水が噴き出した事は素人の僕でも想像が付いた

しかし2年前に117クーペを前オーナから引き継いだ時にラジエターはフルオーバーホールした

そうなると可能性が高いのはラジエターホースの破損だと思った

 

ボンネットを開けて確認するとやはりラジエターとキャブを繋ぐホースに穴が開いているようだ

最悪JAFを呼ぶ事も考えたがなるべく応急処置を施し自走で帰りたい

しかしクーペには工具はおろかビニールテープなんて積んでない

インターの総合案内でビニールテープを借りようと尋ねると

伸縮性のないガムテープしかないとの事で試したが用を足さない

 

 

応急処置に時間がかかると判断した僕は高松で待ち合わせていた相手に電話を入れる

事情を説明して出来れば与島インターまで来て欲しいとお願いする

先方は快く承諾して下さり来てくれるという事になった

 

それにしてもこれは困った、ここが町のコンビにならビニールテープも売ってるが

インターの売店にはそんな日用品は売ってない

更にはラジエターに水を補給しなければならないが

キャップが固着して自力で開けようとするがウンともスンとも言わない

さてさて、どうしたものか・・・

 

 

思案した僕は藁にも縋る気持ちでインターで串餅を売ってる出店のオニイチャンに尋ねた

「すみませんが車が故障したんですがハンマーはお持ちじゃないですか?」

40代くらいに見えるちょっとヤンチャそうなオニイチャンは快くハンマーを貸してくれた

ハンマーで軽く叩きながらキャップを外し自販機で買った「いろはす」で水を補給

500mlのいろはすが4本も入った、しめて440円(笑)

 

ハンマーを返しに行ったついでに物は試しと尋ねてみる

「誠に申し訳ないんですがビニールテープはお持ちじゃないですか?」

「それが、あるんですよ・・・」

オニイチャンは笑いながら使いかけの黒いビニールテープを出してくれた

申し訳ないのでビニールテープを買い取るという事で無理矢理300円を手渡した

 

 

破損個所は手が入り難い場所だったのが厄介だったが何とかテープをグルグル巻きにした

恐る恐るエンジンをかけてみると目視では水は噴出していないしヒートゲージも安定している

しかし相手は水だし走りだすと圧がかかってテープが剥げる事も考えられる

これでタイラップで締めれば応急処置としては完璧なのだが・・・

 

「オニイチャン、ごめん、まさかタイラップは持ってないよね~?」

「ギャハハハ・・・ それがあるんですよ」(笑)

 

いや~、袖すり合うも何かの縁とは言いますが

本当に串餅屋のオニイチャンにはお世話になった、感謝!

 

 

予定していたミッションを済ませ帰宅の途に就く僕たち

なるべくラジエターに負担がかからないように低速順行

常にヒートゲージをチェックするが順調のようだ

 

しかし東呉バイパス降り口になりヒートゲージが上がる

ここまで帰れば一安心ではあるが油断は禁物

先小倉の釣具店に飛び込みトイレでペットボトルに水を汲んで補給水

2リットルも入った(笑)やはり水は少しづつ漏れていたのだ

 

と、いう事で無事帰宅出来たがこの際ホース類は全部交換しようと思う

やはり古い車のゴム類、プラスチック類が経年劣化してるのは仕方ない事

前オーナは高齢の女性という事で無茶はしてなかったのだろうが

僕は旧車でもスパルタンにブン回しますからね~(笑)

ジャンジャン!!