アイム・ノット・ゼア | PRAINSのブログ

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2007年(平成19年)に公開された映画「アイム・ノットゼア」を観た

詩人、無法者(アウトロー)、映画スター、革命家、放浪者、ロックスター

当作品は生ける伝説ボブ・ディランの人生が6人のキャストにより演じられ

彼の36曲の名曲とともに綴られた伝記映画

 

「風に吹かれて」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「天国への扉」・・・
ロック史に燦然と輝く数々の名曲のソングライターであり現在79歳代にして

現役トップミュージシャンでもあり生きる伝説ボブ・ディラン


今なお多くのアーティストたちの想像力を刺激してやまないが

ボブが影響を与えたアーティストは数知れず、ザ・ビートルズやジミ・ヘンドリックス

オアシスやベック、エド・シーラン、日本では吉田拓郎や井上陽水、桑田佳祐などが有名

そんなボブ・ディランの激動の人生の謎に迫る音楽ドラマなのだが・・・

 

 

アイム・ノット・ゼア 予告編

 

最初に断って置くが僕はボブ・ディランの熱烈なファンでもないし

彼の事は一般的に知られてる事くらいの知識しかなかった

 

1960年代にフォークシンガーとしてデビューして世代の代弁者と呼ばれ

イメージ的には昔は政治色が強いミュージシャンだと思っていた

その後ロックをやったり、俳優としても活躍し、2016年にノーベル文学賞を受賞したが

2週間もコメントも出さず沈黙した後に受賞を受け入れたのは記憶に新しい

 

彼の楽曲も前記した超有名曲くらいしか知らないレベル

まあそれでも、エルヴィスやビートルズ等と同列に語られる

ミュージシャンである事には違いないと思う

 

 

で、「アイム・ノット・ゼア」なんですが個人的には物凄く難しい映画だと思った

細かい演出まですべて発見するのは、コアなファンでなければ不可能だと思う

 

何せ顔も性別も人種も異なる六人の俳優が、てんでバラバラなボブを演じてるんです

しかも物語は史実に沿う展開ではなくバラバラな時空で構成されている

 

どちらかと言うと僕は映画は最初にある程度あらすじを理解して観たいタイプなんですが

展開に付いて行けず途中で一時停止して作品の内容紹介やプレビュー

ボブ・ディランのWikipediaまで読んだがそれでも難しいと思った

 

途中からは理解する事を諦めてブルース・リーの格言じゃないけど

「考えるな感じろ」の精神で観ました (笑)

 

要するにこれは制作側の頭の中にあるボブ・ディラン像に
重ね合わせている物語を映像でつないだって事であり

ボブの史実を知るための映画ではなくて制作者がボブについて

何を深層意識レベルで感じていたのかを観る映画なんだと思いました

 

でも、最後まで観たし何となくですが、ボブ・ディランという人間を

少しは理解出来たような気がして作品自体嫌いじゃないと思いましたね

ジャンジャン!!