成りあがり / アー・ユー・ハッピー?
矢沢永吉
<成りあがり>
キャロルが解散した1975年(昭和50年)に発行された「暴力青春」から
約3年後の1978年(昭和53年)に発行された永ちゃんの自伝書「成りあがり」
シングル「時間よ止まれ」が大ヒットし、ソロ矢沢永吉が広く世間に認知され
自他共に日本ロック界のスーパースターとして認められた当時28歳の永ちゃん
当時の僕は中学3年生だったが最初に読んだときは上辺の事しか理解できなかった
年齢を重ねながら読み返すと上辺だけのツッパリではなく矢沢としての
男の哲学、生き方、マインドセットから自己プロデュースまでどんどん深く
理解できるようになったある意味、良く出来た超一流のビジネス書
<アー・ユー・ハッピー?>
「成りあがり」から23年後の2001年(平成13年)に発行された
永ちゃん51歳の時の自身2冊目の自伝書「アー・ユー・ハッピー?」
スーパースターになった後も決して平坦ではなかった永ちゃんの人生
前妻との離婚、マリアさんとの出会い、再婚、アメリカ移住、家族
世間を驚かせた「オーストラリア詐欺事件」の真相も明らかにされている
当時37歳だった僕個人のその後の人生も決して平坦ではなかった
何か在る度に何度も読み返し大事だと思う文章には赤線を引いて何度も読み直した
「アー・ユー・ハッピー?」から19年が経ち今年古希を迎えた永ちゃん
昨年、写真集「俺」が発行されたが個人的には70歳を迎えた
矢沢永吉の人生の総決算的な自伝書が是非読んでみたい
ジャンジャン!!