春の予感 | PRAINSのブログ

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1978年(昭和53年)初頭、まだ寒さが身に染む季節にブラウン管から

流れてきたのは春を予感させる美しくもあり切ないメロディーだった

 

昭和の時代の化粧品メーカーのCMは時代を映す鏡であり

CMに使われる楽曲は人々の心に深く刻まれた

 

この、昭和53年春の資生堂のCM「メロウカラー」に使用された

楽曲も僕の心に深く刻まれた曲の一つになった

 

 

資生堂 ベネフィーク グレイシィスプレンスCM 1978

 

 

資生堂の新作「ベネフィーク グレイシィスプレンス」のCMに使用されたのは

南沙織さんの25枚目のシングルになった「春の予感ーI’ve been mellow-」

 

昭和の時代に思春期を迎えた世代の人にとって春の訪れを予感する楽曲で

思い出されるのはキャンディーズの「春一番」を挙げる方が多いと思う

 

もちろん僕もキャンディーズ世代ですから「春一番」もそうなんですが

この南沙織さんの「春の予感」も甲乙つけがたいほど思い入れがあるんですよね

 

 

 

春の予感ーI’ve been mellow- / 南沙織 1978

作詞・作曲 尾崎亜美

 

ひにくなジョーク 追いかけるのは もう おしまいにしましょう
頬杖つく ふたりのドラマ ワインに揺られて
春の予感 そんな気分 時を止めてしまえば
春に誘われた訳じゃない だけど気づいて I’ve been mellow

 

グラス越しに あなたの視線 感じて 心波立つ
今なら素直に あなたの胸に 飛びこめそうなの
春の予感 そんな気分 いつもと違うでしょう
春に誘われた訳じゃない だけど 気づいて I’ve been mellow

 

春の予感 そんな気分 時を止めてしまえば
春に誘われた訳じゃない だけど 気づいてI’ve been mellow
I’ve been mellow I’ve been mellow

 

 

この写真の女性、誰だかわかりますかね?

実は「春の予感ーI’ve been mellow-」を書いたのは

ご存じの方も多いと思いますが個人的に好きな尾崎亜美さんなんですよね

 

僕が尾崎亜美さんの存在をハッキリ認識したのは同じく資生堂の1977年(昭和52年)の

「クリスタル デュウ」のCMで使われた「マイ ピュア レディー」だった

 

僕は尾崎亜美さんに、どこかユーミンのニュアンスを感じた

テレビで見るアイドルとは一線を画したアーティスト性を感じたんですよね

 

 

 

春の予感ーI’ve been mellow- / 尾崎亜美 

 

尾崎亜美、本名「小原 美鈴」1957年(昭和32年)生まれの63歳

シンガーソングライターでありながら他のアーティストへの楽曲提供も多数手掛けている

南沙織さんに楽曲提供した「春の予感ーI’ve been mellow-」もそんな1曲

 

南沙織さんにによると、レコーディングの時は歌い方が

「沙織節」にならないよう、厳しく行われたとのこと

 

本楽曲の歌詞中に「ワイン」というフレーズが登場するが、これについて尾崎さんは

「透明感のある南沙織を見たとき、ワインのイメージが浮かんだ」らしい

 

しかし以って当時の資生堂は冒険心に富んでいて本当に時代をリードしていたと思う

まだ知名度のなかった尾崎亜美さんの起用もそうだが世間の常識を覆し

ツッパリ系のダウンタウンブギウギバンドなども平気で起用した

 

冒頭の画像「メロウカラー」の「時間よ止まれ くちびるに」というキャッチは

同年夏に初めてCM起用される矢沢永吉さんを予感させる

 

キャロル時代に一部のヤンチャな若者には絶大な人気を誇った永ちゃんも

この時点ではまだ一般的なお茶の間では認知度も低かった

「時間よ止まれ」の大ヒットで永ちゃんは正真正銘の

スーパースターになったんですからね~

 

ジャンジャン!!