なつぞら | PRAINSのブログ

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2019年の上半期の朝の連続テレビ小説「なつぞら」のDVD全13巻を観終えた

いや~ 朝ドラの放送が終わると○○ロスという事をよく耳にするが

遅ればせながら僕も現在、なつぞらロス状態に陥っている (笑)

 

まあ何はともあれ主役の、奥原なつを演じた広瀬すずちゃんが超カワイイ

しかし、それだけではなく物語の内容やキャスティングも良かった

 

「なつぞら」は日本アニメ界草創期のアニメーターを軸にした話

ほぼ日本アニメ草創期からアニメを観た世代の僕にとっては

物凄く興味深い話であり古き良き昭和に懐かしさも感じた

 

 

「なつぞら」の主役、奥原なつのモデルは日本のアニメ草創期に

東映動画入社後、虫プロや日本アニメーションを経てフリーで

活躍された女性アニメーターの先駆者、奥山玲子さん

 

テレビアニメとしては「狼少年ケン」「魔法使いサリー」

「ひみつのアッコちゃん」「マジンガーZ」「母をたずねて三千里」など

僕がリアルタイムで観た作品の作画監督を歴任

 

しかし、朝ドラ「なつぞら」は奥山玲子さんの伝記ドラマではない

奥原なつは戦前に生まれ空襲で浮浪児になったという設定で始まる

 

 

<あらすじ>

 

父親が満州で戦死し、母親を空襲で失った奥原なつは兄妹とも生き別れ

父の戦友に引き取られ北海道十勝の酪農農家で暮らす事になる

 

当初は家族からは冷遇されるなつだったが家に置いてもらうため懸命に酪農仕事に

取り組むなつの様子に祖父になる家主の泰樹は次第に心を開いていく

 

<感想>

 

いや~ 何はともあれ祖父役の草刈正雄さんの存在感、演技が凄い

僕も近い将来に祖父という立場になると思うがドラマを終始通して

草刈さんのような、おじいちゃんになりたいと思った

 

 

やがて泰樹の許可が降り国民学校に通えるようになったなつは

同じく東京から転入した絵が得意な同級生、山田天陽君と

親しくなり絵に興味を持ち始める

 

<感想>

 

お互いに好意を持ってた二人だが結局二人は結ばれない

ドラマを観てて「高校生にもなって何で押し倒さないんだ」って

不純な僕は思ったが(笑)純愛だったという事だ

 

 

なつは牧場で働きながら十勝農業高校の畜産科に進学して3年生となり

柴田家の人々からは実の娘同然に扱われていた

 

そんな時行方不明だった兄、咲太郎が見つかり上京するなつ

その時漫画映画のスタジオを見学してアニメーターという職業を知る

なつは上京しアニメーターを目指すことを決意する

 

 

咲太郎と再会した、なつは兄妹で同居を始める

紆余曲折ありながら無事、東洋動画に入社して

アニメーターとしての階段を上がって行く

 

<感想>

 

兄、奥原咲太郎を演じた、岡田将生という俳優の事は

まったく知らなかったが、なかなかいい俳優だと思った

長男として妹なつを支える彼の言動や行動に感銘した

 

 

東洋動画で頭角を現したなつは、坂場一久が監督の漫画映画で原画を担当することになる

ここでも紆余曲折ありながら、坂場一久となつは結婚する事になる

 

 

東洋動画を寿退社した大沢麻子が、新婚生活を送るなつと一久に会いに来た

会社「マコプロダクション」を興しアニメ製作を始めるので、二人にも加わってほしいと言う

 

妊娠が判って間もないなつは東洋動画を辞めることなど考えられず断るが

一久は一年の猶予を条件に承諾、なつは娘を産み祖父、泰樹が優と命名した

 

しかし出産後も仕事を続ける決意をしたなつだったが

仕事と子育ての両立に悩む

 

 

娘、優のためアニメーター引退まで考え始めたところ、一久は

「マコプロダクション」への移籍と次回作への参加を勧める

 

育ててくれた会社や仲への恩義も感じなつは悩むが

東洋動画を退社。新たなスタートを切る

 

移籍後すぐに「大草原の少女ソラ」製作が決定し

舞台となる北海道のロケハンを敢行

 

「大草原の少女ソラ」は初めのうちは思うように視聴率も上がらず

打ち切りも危ぶまれたがファンレターが不眠不休のアニメーター達を活気づけ

人気が上がるにつれ逆にテレビ局から催促されるまでになって行く

 

<感想>

 

大草原の少女ソラは、「アルプスの少女ハイジ」がモデルになってると

思われるが、実際の奥山玲子さんはハイジには関わっていない

次作の「母をたずねて三千里」で作画監督補佐として参加している

 

 

大草原の少女ソラの放送が終わり、なつは妹、千遥らと共に十勝の柴田家を訪れる

マコプロダクションでは次回作の制作が決定する

 

なつと坂場は十勝の大地でこれからの夢を語り合った

一久は、なつの幼少期の体験をアニメにしたいと語った

そして8年後、なつの戦争体験を元にしたアニメ映画「夏空」が作られた

 

<感想>

 

「夏空」という作品の実態は、あの有名な戦争アニメ映画「火垂るの墓」

僕は「なつぞら」を観終えて奥山玲子さんの事を調べてみた

 

確かにドラマとは違う事は多いが「なつぞら」から

当時の日本のアニメーションの空気感は感じられた

やはり何の業界でも高度成長期に事を成した人の情熱は素晴らしい!

 

ジャンジャン!!