昭和４０年代に子供時代を過ごした僕らの世代は
テレビアニメや特撮ヒーロー全盛期と小学生時代がリンクしている
再放送番組を含め月曜日から日曜日まで毎日夕方５時から夜８時までの時間帯
６時半から７時までの３０分以外、各局でアニメや特撮ヒーローの番組が放送されていたが
更にそれはエスカレートして土曜日には大人の時間帯だった8時台にも進出してきた
僕の私見では当時は男の子、女の子の性別を問わず同じ番組を見ていたように思う
女の子もヒーロー物を見ていたし、男の子も女の子が主役のアニメも見ていた
女の子が主役のテレビアニメで個人的に印象深いのが
永井豪さん原作の「キューティーハニー」だった
如月ハニーは如月博士が幼くして死んだ自分の娘の記憶を残しつつ
心血を注いで造り上げた女性型半生体アンドロイド
「ハニーフラッシュ！」の掛け声とともに首のチョーカーのハート部分のスイッチを操作し
空中元素固定装置を使って自由自在にあらゆる姿に変身できる
それぞれの姿のときはその道のプロフェッショナルな能力を発揮することができ
それらの中でも究極的な戦士としてのスタイルがキューティーハニーである
キューティーハニー / 前川陽子 １９７３
作詞・クロードQ 作曲・渡辺岳夫
この頃はやりの女の子 おしりの小さな女の子
こっち向いてよハニー だってなんだか だってだってなんだもん
お願い お願い きずつけないで 私のハートが チュクチュクしちゃうの
イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤ ハニーフラッシュ！
今どき人気の女の子 プクッとボインの女の子
こっちを向いてよハニー だってなんだか だってだってなんだもん
お願い お願い ちかよらないで 私のお鼻が ヒクヒクしちゃうの
イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤ ハニーフラッシュ！
２００４年（平成１６年）に倖田來未さんがリメイク版を歌って大ヒットしたキューティーハニーの主題歌
オリジナルは昭和のアニソン四天王の一人と言われる前川陽子さん
キューティーハニーの主題歌は倖田來未さんがカヴァーして大ヒットしたから
今でも若い女の子にカラオケで歌われるなど世代を問わず有名だ
しかし個人的にはキューティーハニーと言えばエンディングテーマの方に思い入れがある
てか、あの時代のテレビアニメや特撮ヒーローはED曲の方が名曲が多いと思う
OP曲は番組の華だからノリのいいテンポの曲が多いが
ED曲は先日記事にしたルパン三世のED曲「ラブスコール」のようにバラード系が多い
大人になった今聴くと有名なOP曲よりED曲の方が懐かしさを感じるし心に沁みる
まだ汚れがなかった(笑)子供の頃の家族の夜の団欒が思い出されるのだ
夜霧のハニー / 前川陽子 １９７３
作詞・伊藤アキラ 作曲・渡辺岳夫
誰かが呼んでる ハニー 夜空をこえてくる
ふり向けば ひとり 暗いやみばかり
あれは あれはいつのこと ふたりで 見上げた星
いいの これでいい そうよ こうなると 知っていた私
誰かが呼んでる ハニー ハニー ハニー いつかの あの声よ
どこかで呼んでる ハニー ふるえる 白い胸
うつむいて 歩く 遠い霧の町
誰も 誰も気づかない 私の この涙
いいの これでいい そうよ ひとりなら いつまでも泣ける
どこかで呼んでる ハニー ハニー ハニー 誰かが 呼んでいる
いや～ 今聴いてもいい曲だ、泣けてくる(笑)
ちなみに１９７３年（昭和４８年）に放送されたキューティーハニーは
当時のアニメでは異例の土曜日夜８時半から放送された
昭和のモンスター番組「８時だョ全員集合」に対抗したわけだが
当初２５分番組だったキューティーハニーはEDの「夜霧のハニー」は放送されなかった
その後の再放送で３０分番組になって初めてEDが放送された
宝石や美術品を狙う犯罪組織パンサークローの刺客と、あらゆる姿に変身して戦うハニー
対決の時「あるときは○○、またあるときは△△、しかしてその実体は…」と
刺客の前に現れた時の姿を告げ、「ハニーフラッシュ!」の掛け声と共に
如月ハニーからキューティーハニーに変身
「愛の戦士キューティーハニーさ!」と名乗りを上げ戦いが始まるのだが
変身する時にハニーの服が破れボインが露になる事に当時の少年たちは心ときめいた(笑)
決して乳首が見えるわけでもないのだが当時の少年は純粋だった
てか、僕はまったく知らなかったのだが１９９０年代以降キューティーハニーは
リメイクされたり、実写化されたり沢山の派生作品が制作されてるようだ
しかし個人的にはキューティーハニーと言えばアナログだった昭和の時代の
初期オリジナル作品に思い入れがある、てか、それしか知らない(笑)
ジャンジャン！！
