2018年1月末に発売になった音楽雑誌「Bollocks」誌上で
元COOLSの舘ひろしさんと、水口晴幸さんの対談インタビューが掲載された
普段Bollocksという雑誌の発行部数がどれくらいあるのかは知らないが
何と、この号は発売と同時に完売で再版されたらしい
それだけクールスが今でも注目されているという事なのだろう
舘さん、ピッピさんと言えばR&RバンドCOOLSの初期メンバーであり
ボーカリストであったが、お二人とも途中でCOOLSを脱退されている
それから約30年後の2008年にお二人は
「FREEDAMNED」という雑誌で一度対談されている
お二人の対談はとても興味深く読ませていただいたが、10年後の今年発売になった
Bollocks誌上における対談で新しい事実が語られるのかと期待して購入に至った
実際に読んでみると重複する内容が多かった事は確かなのだが・・・
お二人が知り合ったエピソードから血判状
デビューに至るまでの経緯はほぼ同じ内容だった
その中で個人的に興味深かったのはお二人がジェームスさんや
喜市さん、フランクさんの名前を出した件だった
FREEDAMNEDでの対談では岩城滉一、玉川雅巳さんの名前は出て来ましたが
他のクールスのメンバーの名前は出て来ませんでしたからね~
喜市さんがR&RバンドCOOLSがデビュー直前にメンバーになった事は知ってたが
ジェームスさんも「もともとオートバイのメンバーではなかったんだよ・・・」ってのが驚いた
ジェームスさんがバイクに乗らないってのは当時から周知の事実だが血判の時も
初めてクールスがメディアで紹介されたデビュー前の「mc sister」にも登場してる
後から・・・って言っても、きっと数カ月レベルでの話なんだろうとは思われますが・・・
まあそんな事よりお二人が公にジェームスさんをべた褒めしてた件が嬉しかった
舘・ジェームスは音楽的には凄く才能があって俺は今でも「Long Tall Sally」と
「ルシール」を歌わせたら日本で一番上手いと思ってる
ピッピ・最高だね
舘・カッコよかったよ!ギター弾きながら歌うじゃない?
歌った後にペーッ!ってツバ吐くんだよ
キーが高くて喉が切れてるから血が混じった血痰でね・・・
てか、フランクさんって、ざっくばらんでフランクな性格だからフランクかと思ってたけど
顔がフランケンシュタインみたいだからフランクって舘さんが名付けたんだ
知らなかったな~ 笑!
その他、FREEDAMNEDの対談の時は舘さんは渡哲也さん、ピッピさんは勝新太郎さんと
人生のターニングポイントになった方との出会いなどのエピソードがあったが今回はなかった
更に舘さんはFREEDAMNEDではソロデビューアルバム
「LOVE LETTER FROM THE U・S・A」の制作秘話も
語っておられたが今回はありませんでしたね
個人的に今回のお二人の対談の「キモ」は
舘さん自らクールスを脱退した件を語った所だと思う
その件はFREEDAMNEDでは何一つ語られてませんでしたからね
あそこ(脱退した時)でCOOLSは基本的に終わったんです
でも残った人達が一生懸命やったんですね
「ハロー・グッバイ」で本当のCOOLSは解散したんです
結局ね・・・疲れちゃったのかな(中略)じゃあもう解散しようと思ったの
彼らはきっとその後も後ろめたい気持ちでバンドやってたと思う
誰がCOOLSって名前を付けたかって、俺なんだから、それは皆分かってるから
本当はもっと厳密に言えばCOOLSって名前自体を使う事さえ許されなかった
俺はCOOLSの登録商標を持ってるし、でも、もういいかなと思って・・・
この対談を現COOLSのメンバーは読んだんだろうか?
もし読んでいたら彼らは彼らで反論したい部分もあろうかとは思う
しかし、その部分は僕にはわからないしファンが軽々しく語る事じゃない
更に言えば、どちらが良い悪いって話でもない
個人的に僕が言える事は初期のCOOLSフルメンバーでの対談記事が
いつの日か何かの本に掲載される時が来ればいいな~って事だけですね!
ジャンジャン!!