CAROOLS 70’s (12) BE A GOOD BOY | PRAINSのブログ

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さて、久しぶりの「CAROOLS’70」ですが今回はCOOLS編として
1977年(昭和52年)11月にリリースされた「BE A GOOD BOY」をお届けします

1977年4月にクールスのリーダーだった舘ひろし氏が脱退し
トリオレコードに移籍したクールスは同年6月にロカビリークラブ名義で
「COOLS ROCKABILY CLUB」というアルバムをリリースした

しかしそのアルバムはマネジメント契約を結んでいた
上条氏の提案で作詞・作曲を外部に依頼する事になった

更には録音に関してもボーカル以外はスタジオミュージシャンが行うなど
新しい船出をしたクールスにとっては自分たちの「音」「音楽」じゃない違和感があり
アルバムは、そこそこは売れたがリスナーからの評価も低かった

上条氏に不信感を持ったクールスは専属契約解除違約金500万を払い
上条氏を解雇して新たにフリージング・オフィスという会社を設立した

そして上条氏にボツにされていた前アルバムに収録する予定だったオリジナル曲で
新しいアルバムの制作に入り完成したのが名盤「BE A GOOD BOY」だった

アルバム BE A GOOD BOYはリスナーからの評価も上々で
前作を軽く上回るセールスを記録する

自分たちの「音」に自信を持ったクールスはツアーのリハに没頭する


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BE A GOOD BOY / COOLS  1977 トリオレコード

<SIDE A>

 BE A GOOD BOY   Let’s Go To The Charity  
、あの娘はマタニティー   ひびわれたグラス   Quty Sue  

<SIDE B>

 Screamin To The Night   Everytime&Everywhere
 Last Weekend  4 ジャーニー  5 That is My Desire




BE A GOOD BOY / COOLS  1977
作詞・作曲 ジェームス・藤木

頭にくるぜ Feel I'm Down いいこでいたけど Everyday
だけど無理だぜ Baby, I can't Stand It I AIN'T GONNA BE GOOD
 
Well Baby きついぜ今夜は Half I'm Crazy やつれたおいらを
Ah Baby 愛しておくれよ 今すぐ Baby 明日がないのさ

Ah くさった野郎の Dirty Job きたねえやつらにゃ Deadly Shock
おたかい娘を無理やりきめりゃ いいこにゃ なれねえぜ

Well Baby あついぜ今夜は Heat I'm Crazy のぼせたおいらを
Ah I Gotta Feelin' いかせておくれよ 今すぐ Baby 明日がないのさ

Well Baby きついぜ今夜は Half I'm Crazy やつれたおいらを
Ah Baby 愛しておくれよ 今すぐ Baby 明日がないのさ

Well Baby あついぜ今夜は Half I'm Crazy のぼせたおいらを
Ah I Gotta Feelin' いかせておくれよ 今すぐ Baby 明日がないのさ 
今すぐ Baby 明日がないのさ 今すぐ Baby 明日がないのさ


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アルバム「BE A GOOD BOY」の冒頭に収録されている同タイトルの曲は
アルバムと同時発売されたシングル「QUTY SUE」B面にも収録されていた

ジェームスさんがハスキーボイスで歌う「BE A GOOD BOY」は当時中学2年で
不良の道に邁進してた(笑)僕の当時の心境をよく表現しており感情移入できた

それより何より僕はアルバムジャケットが超カッコいいと思った
喧嘩して顔に青痣を作り帰って来た最年少のフランクさんにメンバーが事情を聞いて
これから敵討ちに行く・・・って思わすようなストーリー性が感じられた

1970年代にはどこにでもあったようなシュチュエーションだった事が
幼気(いたいけ)な当時の少年だった僕には親近感が持てた

ちなみにこの曲は1980年代に入って製作された「きうち かずひろ」さん原作の
映画ビーバップハイスクールの主題歌に使用された事から
ご存じの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか


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クールスのリーダー兼メインボーカルだった舘ひろし氏が脱退してトリオ移籍後の
ファーストアルバムが不調に終わり危惧されたクールスだったが、このアルバムのヒットで
完全に勢いを取り戻し、時代の波に乗り最盛期へと突き進む

ツアー会場はどこも超満員でクールスは全国を飛び回る日々が続いた

そんな生活に違和感を感じ始めてたメンバーもいた
ドラッグに溺れ精神のバランスが崩れ始めてたベーシストの喜市さんだった

しかしツアーは続く、北海道、福島、大阪、高知、広島、山口、下関、福岡・・・

喜市さんの中で同じようなホテルと、同じような会場と、同じような曲が延々と廻り
今日がいつなのか、どこにいるのか、記憶の断片がバラバラになり始めていた


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佐藤秀光 ドラムス 通称 ヒデ坊

口数はあくまで少なく、人一倍責任感が強く単純で一本気な性格
ステージではもくもくと力強いリズムを刻んでいる

日一日とリーダーとしての風格が備わっていくようである

「出だしの3曲くらい、いつも腕がカチンカチンになるんだよ」




Everytime&Everywhere / COOLS 1977
作詞・飯田和男  作曲・ジェームス藤木

おまえの好きな言葉 ひろい集めてEvery time
とどかぬ愛想いを やり場のないどこにも

おまえの好きな香り 求め手さぐり Every time
とどかぬ愛想いを やり場のないどこにも

おまえのその腕を にぎりしめここへ
めちゃくちゃに愛して あげるぜこの俺が

だから来るんだこの胸に 準備はできてるぜ
罪な女さおまえは シカトなんてつれないぜ

おまえの好きなしぐさ 探しみつけて Every time
とどかぬ愛想いを やり場のないどこにも

おまえのその腕を にぎりしめここへ
めちゃくちゃに愛して あげるぜこの俺が

だから来るんだこの胸に 準備はできてるぜ
罪な女さおまえは シカトなんてつれないぜ


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飯田和男 サイドギター・ボーカル 通称 フランク

クールの中で最年少だが一番ダイナミックで日本人ばなれした
ステージアクションの持ち主

彼のブレイクアクションはポニーテイルの女の子が
立っていられなくなるほどの威力!!

「いやなこと全部忘れてボットウできるのがステージ」


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大久保喜市 ベース 通称 キイチ

自分の殻に閉じこもったら、ひたすら自分をガードするような所がある

もっと自分をさらけ出し、もっと責任感を持たせたら
グループに何か新しい物が加わるであろう

女性に一番モテるのが彼
淋しそうにベースを弾いてるところにポイントがあるらしい

「ステージが最高 自分がやりたい事むき出しでやる」




Last Weekend / COOLS  1977
作詞・村山一海  作曲・ジェームス藤木

どこかが違うよ今夜のあの娘は 真赤な口紅キラリと光らせ
なぜだか気になる今夜のあの娘 不思議な気持ちだぜ

すましたポーズでワインをちょっぴり うつろなまなざし誰を見つめる
なぜだか気になる今夜のあの娘 不思議な気持ちだぜ

得意の踊りも今夜は踊らず 吸えないタバコに火をつけている
Tonight Tonight

僕におくれよ 君のすべてを 愛し合おうよ
Baby all tonight

すべてを許して ずっとこのまま 明るくなるまでベットにくぎずけさ
Tonight Tonight Tonight


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村山一海 ボーカル 通称 カズウミ

反逆精神そのものを持って生まれてきたような所がある
彼こそ暴走族時代のクールスを代表する人間であるかもしれない

彼のするどいマスク、甘い声は、か弱い女心を疼かせている

「ステージは疲れ方がチガウよね、スッキリした汗が出てココチ良いよね
あとがスポーツと同ンなじ」


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水口春幸 ボーカル 通称 ピッピ

彼程たくさん仕事をかえた奴はいない
年のわりに苦労人であることを感じさせる

グループのまとめ人でもあり彼こそ和製サミー・デイビスJrに
なれる器を持っている奴である

世界広しといえども彼を除いて逆立ちして歌える奴はいない

「ロックンロールが一番人間くさい、ナマでぶっつけられる音楽さ」




ジャーニー / クールス 1977
作詞・作曲 ジェームス藤木

Ohジャーニー 恋のあの丘に Ohジャーニー 夜がおとずれて
Ohジャーニー 青い月の光が Ohジャーニー 二人をつつむ

Ohジャーニー つのる想いは 麻薬のように 心うばう
Ohジャーニー 激しく燃えた Ohジャーニー あの夜の出来事

Ohジャーニー さわやかな陽ざしが Ohジャーニー やさしくてらす
Ohジャーニー あさもやの中で Ohジャーニー 二人はめざめる

Ohジャーニー 愛はすべてを 魔法のように つつみかくして
Ohジャーニー 激しく燃えた Ohジャーニー あの夜の出来事


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ジェームス藤木 リードギター・ボーカル 通称 ジェームス

彼の音楽に対する抜群のセンスがあればこそ
クールスロカビリークラブは爆発できる

日本の作曲界にいつの日か近い将来大きな影響を与える人間である
彼のボーカルは人間ばなれしている!

「俺たちゃ音楽がすきですきでやってきたんだ、流行で変えるなんて・・・」


尚、各メンバーの紹介文はシングル「Quty Sue」のレコードジャケット裏面及び
1978年発売の写真集「クールスロカビリークラブ」からの抜粋です


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あくまで私見になるが僕が思うにクールスとしての最盛期は今回の「BE A GOOD BOY」から
1979年に発売になる「NEW YORK CITY・N・Y」までの約3年間だったんじゃなかろうか?

確かに個人的には、舘ひろし氏が在籍してた初期のクールスが荒々しく好きではあるが
クールスの「味」が出て、円熟味も増し完成度が高いのが、この3年間だったような気がする

次作の「THE COOL」も名盤だと思うが僕は個人的には今回紹介した
「BE A GOOD BOY」が一番思い入れがあるアルバムかも知れない

「BE A GOOD BOY」挿入歌の名曲と言えば個人的にはA面に収録されている
「BE A GOOD BOY」「Let’s Go To The Charity」  「あの娘はマタニティー」
「ひびわれたグラス」「Quty Sue」辺りだと思う

特に僕はフランクさんが歌う「ひびわれたグラス」はクールスの楽曲で一番好きな曲だ
しかし今回紹介した「Everytime&Everywhere」「Last Weekend」「ジャーニー」
はメジャーな曲じゃないが故に強烈に中学生時代を思い出す曲なのだ

この後発売になるライブアルバム「デットヒート日比谷」の中では確か
「ジャーニー」はムラさんがメインボーカルで歌ってたと思うが
僕は「ジャーニー」はジェームス藤木バージョンの方が好きだ

いつかジェームスさんに生で歌ってもらいたいのだが
先日のライブでもなぜか歌ってくれなかった
忘れてらっしゃるんだろうか? 笑!

ジャンジャン!!



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