女番長 野良猫ロック | PRAINSのブログ

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さて、久々のTSUTAYA宅配レンタルDVD鑑賞シリーズですが1970年(昭和45年)
公開された和田アキ子さん主演の日活映画「女番長 野良猫ロック」を観ました

1970年代初頭の日活ニューアクションの一つの金字塔を打ち立てた
全5作品で構成される「野良猫ロック」シリーズの初作品である当作品

てか、これらのシリーズは確かちょっと前までDVD化されてなかったと思ったんだけどな~

ま、そんな事はどうでもいいが、いや~ 1970年代の邦画にありがちの
クサさは感じましたが予想外に面白かったですぞ!




さすらいのブルース / 和田アキ子  1970
作詞・なかにし礼  作曲・鈴木邦男

やさぐれ時雨に 泣き濡れて 何処まで歩いたら 心が晴れる
女は女よ男じゃないが 命を張ることも たまにはあるさ

あの子が捨てても この子が拾う ネオンが目にしみる 盛り場暮し
女は女よ男じゃないの どのみちひとりじゃ生きてはゆけぬ

女は女よ男じゃないの 涙はみせずに隠れて泣くさ


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1970年7月にリリースされた和田アキ子さんの
5枚目のシングル「さすらいのブルース」

この「さすらいのブルース」が
女番長 野良猫ロックの主題歌になっています

大ヒット曲である「笑って許して」の後に発売されたシングルで
オリコンチャートでは最高位28位

売り上げ枚数は約11万枚と「笑って許して」の半分強だったが
チャート登場週数は22週と「笑って許して」の24週と遜色ないロングセラーとなった

当時、ブルースの女王と言われたアッコさんらしい曲ですね!


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まあ個人的にこの作品の最大の見所は、やはりアッコさんのカッコよさと
アッコさんの愛車である、なぜかフロントフェンダーがない(笑)HONDA CB750K0でしょうな~ 

1970年当時国内最大排気量、且つ最大車格だったCBドリーム750ですが
体格のいいアッコさんが跨っても何の違和感もない

実際の疾走シーンはおそらく、いや、絶対にスタントでしょうがね~ 笑!
てか、カーチェイスするシーンなんてアクセルターンはするし
メチャクチャ運転が上手いんですよ

地下鉄のホームの階段を、あの重いCBでオフロード車みたいに昇り降りもするんですよ
あれがスタントマンじゃなくアッコさんご本人だったら相当運転が上手いですぞ!
まず、僕より上手い事は間違いないでしょうな~ 笑!

あの時代はまだヘルメットの着用が義務付けられていなかったのに
アッコさんがジェットヘルにゴーグル付けてるのはその為なんじゃないかな~

てか、残念なのは劇中のCBの排気音が図太いK0のマフラーHM300のそれではなく
ショボい2サイクルオフロードの排気音になってるんですよね 

ま、この手の効果音は当時のバイクが出る映画にはありがちなんですがね 笑!


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(キャスト)

アコ(和田アキ子) メイ(梶芽衣子) トシエ(小磯マリ) 勝也(藤竜也) 
ケリー(ケン・サンダース) 道男(和田浩治) ユリ子(范文雀) 
マリ(久万里由香) 花子(十勝花子) ゆうこ(島津ゆう子)

(あらすじ)

土曜日の新宿の街は爆発する若者のエネルギーでムンムンしていた
西口の工場現場では若い女達の二つの女番グループ、十数名が鋭く対立していた

番長・メイが乗り込むや、他方の番長・トシエの合図で
ナイフとパンチの凄惨な乱闘がくり広げられた

バギーを運転する勝也をボスにする黒シャツ隊がトシエ達に加勢してきた
それを見守っていた流れ者・アコはオートバイに跨り、敵を蹴散らしてメイ達を助け出した

アジトに逃げ帰ったメイ達は、アコに畏敬の念をいだき始めた


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一方、アジトにたむろするメイの恋人、道男は黒シャツ隊の元締めである
右翼団体「青勇会」に取り入り幼なじみのボクサー・ケリーを抱き込んで
ボクシングの八百長を引き受け青勇会の会員にしてもらおうとしていた

その夜の試合で負けを強いられていたケリーは得意のパンチを出せず、KO寸前だった
しかし、アコやメイの強烈な声援に奮起し、八百長を忘れ、相手をKOしてしまった
道男に八百長をひっくり返された青勇会は怒り狂い、道男に落とし前をつけた

恋人を殺されそうになったメイは、アコの協力で青勇会に殴り込み
ひん死の道男を救い出す

だが、怒りに燃えた青勇会に道男は殺されてしまう
そして、その仇を討ったメイも、ショットガンの弾丸を浴びて死んだ

月曜日の朝、アコは爆音を残して新宿の街から去って行った・・・


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ハッキリ言って作品的には,ストーリーも演出も出演者のグレードも
ツライものがあるのを感じ得ない

しかしそんな事を気にしないで楽しむのがこの時代の邦画作品の鑑賞方法である

先ず以て言いたいのは本作品は、ある土曜日から月曜日の朝にかけての
たった2日少々の事が全編で描かれているという事だ

ツッコミどころは満載なのだが(笑)とにかく1970年の新宿という舞台で醸し出される
時代の空気感が最高で1970年代初頭風俗,ファション,音楽,アートなどモロモロのものが
ごった煮状態でスクリーンに焼き付けられ,オールローケションの良さが最大限発揮されている

劇中,新宿の地下街をバイクとバギーでチェイスするシーンがあるのだが
どうやって撮影したんだと思わせるシーンもあり、よく撮影許可が下りたものだと感心する

俳優陣は,梶芽衣子がダントツで存在感を出していて,後の大活躍が納得できる
他にも范文雀藤竜也、和田浩治などが印象深い

女性陣のファションも時代性を感じさせモロ,サイケデリックの影響が出ていて
この辺がカルト人気として現代の評価に繋がっていると思う




男と女のロック / 和田アキ子  1970
作詞・なかにし礼  作曲・鈴木邦男

泣けるうちにお泣き手放しで 今のうちにおあげ これが最後のキッスを
どうにもならない男と どうにもできない女が
訳も言わず聞かず くちびる重ねる

聞けるうちにお聞き行くあてを 言えるうちにお言い 愛の言葉を何度も
行かなきゃならない男と 止めてはならない女が
あてにならぬくせに 約束かわす

出来るうちにお棄て想い出を 早いうちにお逃げ つらいこの時この場を
心で泣いてる男と 身体で泣いてる女が
朝の暗い中に 姿を隠す 朝の暗い中に 姿を隠す


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映画挿入歌として使用されてる「さすらいのブルース」のB面に収録されてる
「男と女のロック」も昭和歌謡ロックの雰囲気が最高だ

この作品は本当に音楽が充実していて,和田アキ子は新宿のディスコ「サンダバード」
幻の「ボーイズ&ガールズ」を歌うは,GSの鈴木ヒロミツさん率いる
モップスのライブシーンはあるはオックスオリーブ

現、井上陽水さんのアンドレカンドレは出るし劇中BGMも
70年代初頭の音丸出しでメチャクチャカッコいい!!




どうです? 面白そうでしょ?!

僕は日活の、「野良猫ロック」シリーズの映画は初めて観ましたが
東映岩城滉一さんの「爆走シリーズ」より面白かったかも!

ご興味がある方は、是非ご覧あれ! ジャンジャン!!


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