日本のいちばん長い日 | PRAINSのブログ

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さて、先日記事にしたTUTAYA宅配レンタルDVDによる「花燃ゆ」ですが
実はツタヤの宅配レンタルは基本的にDVD2本が1回の宅配の条件なんですよね
 
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」全13巻という事で最後の1本を宅配してもらうには
何か他のDVDをレンタルする必要があった
 
何を観ようかと考えた僕ですが昨年夏に公開されたがタイミングを逃して観に行けなかった
「日本のいちばん長い日」をレンタルする事にした
 
僕は個人的に、この作品は公開当時から大変興味があった作品だった
 
 
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映画「日本のいちばん長い日」1967年に一度映画化されているが
半藤一利のノンフィクションを基にした群像歴史ドラマ大作だ
 
太平洋戦争での日本の降伏決定から それを国民に伝えた玉音放送
敢行されるまでの裏側を見つめていくと言った史実を元に描かれた作品だ
 
もうすでにご覧になられた方も多いと思うが作品を見終えた僕からのアドバイスとして
ご覧になられる前にあらかじめ当時の史実や主要人物について少し予習しておいた方がいいと思う
 
作品はいきなり鈴木貫太郎氏の総理就任から始まり当時の内閣や
陸・海軍の主要人物が次々と沢山出てくるので史実や主要人物を知らないと
ドラマの内容を把握するまで少し時間がかかると思いますよ
 
これから「日本のいちばん長い日」をご覧になられる方は是非↓のYou Tubeをご覧になって下さい
ちょっと長い動画ですがより深く映画の内容が理解できると思います
 
更には「日本のいちばん長い日」をもうすでにご覧になった方も
この映像を見たら映画の復習にもなると思いますね
 
 
 
 
終戦エピソード  池上彰の戦争を考えるSP
 
 
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(あらすじ)
 
 
1945年7月・・・
 
太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して連合軍はポツダム宣言の受託を迫る
連日にわたって降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた
 
やがて広島、長崎に原爆が投下され日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく
全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み
天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた
 
そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた・・・
 
 
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作品は史実を元に製作されていますが終戦時の詳しい経緯は
当時まだ一般にあまり知られていませんでした
 
終戦日前日の8月14日昼の御前会議から15日正午の玉音放送までがちょうど1日
僕は当然当時はリアルに体験していませんが当時の国民や軍人はどう思っていたんだろう?
 
現代人の僕達はこうして史実として知る事が出来ますが
軍事教育されていた当時の日本人にはいろんな思いをした人がいたんでしょうな~
 
敗戦は濃厚だという事を感じて一刻も早く終戦した方がいいと思ってた人もいただろうし
神国「日本」が負けるはずないと信じてた人もいたんだと思う
 
当時はマスコミも軍に取り込まれ「○○の戦いで日本大勝利!」等と
嘘の報道ばかりしてましたしね~
 
 
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僕は作品を見終えて俳優さん達の演技が素晴らしかったと感じました
昭和天皇や鈴木総理、阿南陸軍大臣の心の葛藤が手に取るように見て取れた
 
海軍大臣を含め会議ではポツダム宣言を受け入れ終戦するか
あくまで本土決戦に及び一億玉砕するか意見が半々に割れた
 
タブーを冒し御前会議にて終戦の英断を下したのは陛下だった
 
当時日本人の誰しもが愛国心を持っていた事はよくわかる
しかし一口に国を愛すると言っても、いろんな人がいろんな愛し方をするわけです
 
ただ最も危機的な状況にあって一つの重大事が決定される時に人間としてどう動くかというのは
立場や環境、国の行く末の考え方で違ってくるんですよね
 
 
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玉音放送の後、陸軍大臣の阿南氏は責任を取って腹を切り自決します
阿南氏は何に対しての責任を取ったのか?
 
阿南氏自決の理由については色々な意見があるようですが僕的には
陸軍の暴発を少しでも抑え国体を守る為の人柱の役割を選んだと思います
 
陸軍大臣就任以来戦争継続を主張し続けた責任を果たすには
自決しかなかったんだろうと思います
 
 
 
 
 
クーデターに失敗した畑中少佐以下の若者も自決します
 
「自分がやった事や立場に対しての責任を取る」
 
僕は決して軍国主義国家賛成論者じゃありませんが
現代人に最も欠けている部分かなと思います
 
だから平和ボケしてる現代において理解に苦しむような事件や事故が後を絶たない
 
そんな事を感じた作品でしたね! ジャンジャン!!