2015 春 俺たちの旅 <7> 黒川温泉 | PRAINSのブログ

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僕達が二日目の宿に選んだのは阿蘇山の北側に位置する阿蘇温泉郷の中でも
全国屈指の人気温泉地として知られ、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン
温泉地としては異例の二つ星で掲載された「黒川温泉」でした
 
実は昨年春のツーリングでこの地を訪れる予定だったんですよね
 
しかし昨年春は三日間のツーリング予定日の天気予報が全部雨という事で
急遽前日にキャンセルを入れて車で東海地方へと行き先変更したんですよね
 
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温泉地にはどこにでも伝説があるものですが、ここ黒川温泉も御多分に漏れず伝説が存在します
 
ある日、豊後国の甚吉という男は
瓜を盗んだことで首を刎ねられそうになったがそれを免れた
 
身代わりに信仰していた地蔵の首が刎ねられてしまう
そこで、村人はそれを甚吉地蔵として崇拝するようになった
 
ところが細川藩士の中にこの地蔵を持ち去ろうとした男がいた
だが、ある場所に辿り着くや、突如として地蔵が重くなり動かなくなる
 
男は諦め、地蔵をその場に放置すると、村人は岩場に奉祀することにした
すると、その岩の裂け目から湯が噴き出、村人の浴場となったという
このいで湯こそ黒川温泉の発祥であり、今も地蔵湯と地蔵の首が残っている・・・
 
 
 
いや~ 昨年秋の長湯温泉「ガニ湯」のカニと僧侶が女を取り合って天罰が下って
落雷でガニ湯が出来たという話も笑えましたが黒川温泉伝説も似たようなもんですな~ 笑!
 
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数ある黒川温泉の温泉旅館の中で僕達が選んだのは黒川温泉で唯一
日本の名湯秘湯100選に選ばれ、13種類の温泉が館内で楽しめるという「いこい旅館」さんでした
 
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いこい旅館さんは、あたたかい心遣いと素朴さあふれる安らぎの宿という事で
どこか懐かしい昔ながらの風情ある客室が用意されています
 
黒川温泉街の中心を流れる田の原川のせせらぎがかすかに聞こえ
部屋全体は落ち着いた色彩で統一され旅の疲れをそっと癒してくれるようなお宿です
 
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雨に打たれた僕等の身体は芯から冷え切っています
まずは何はともあれ、いこい旅館さん自慢の温泉に浸かって体を温め疲れを癒します
 
湯けむりのなかで木々の影やうたせ湯の流れが調和した風景は
ここちよい安堵感を感じさせてくれます
 
日本の名湯秘湯百選に選ばれた混浴露天風呂「滝の湯」
お湯の泉質とその風景で日本人の温泉情緒を充分に満たしてくれる露天風呂です
 
肌にここちよい「美人湯」など様々な種類の温泉が旅館のなかにひしめき合っています
 
いこい旅館は硫黄、明バン、食塩からなる硫化水素泉で熊本県衛生研究所による分析により
特に創傷、神経痛、リウマチ、神経衰弱、ヒステリーなどに顕著な医治効果のあることが証明されております
 
また、飲用により胃腸病、便秘、じんましん、二日酔いなどにも効果があります
 
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ひと風呂浴びて体が温もった所で今夜の晩御飯をいただきます
 
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地元小国の旬の食材を使い工夫を凝らした季節替りの和食会席料理
一つ一つ素材を活かし、喜びと感動を与えられるようなお料理が並びます
 
そして料理にぴったり合う地元のお酒を楽しみます
僕達には珍しく当日は日本酒をいただきましたね!
 
まあまず熊本と言ったら馬刺しですよね~!
 
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いや~ 野菜が特に美味かったですぞ!
 
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今回予約の段階ではやめてくれと頼んでいたからなのか
川魚は山女魚が出てきましたよ、あ~よかった! 笑!
 
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おでんは食べたい放題でしたね
 
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これは夜食に部屋に運ばれてきたぜんざいです
嬉しいサービスでしたね!
 
いや~ 今回の黒川温泉いこい旅館の料理は超美味かった
いやいや 別にが出なかったからという訳じゃありませんぞ 笑!
 
実はこれまでのツーリングで泊った各地の温泉宿でいただいた料理は
どこも超美味いって思った事はなかったんですよ
 
どこも「まあそれなり・・・」って感じだったし温泉宿の料理ってこんなもんかと
いつも思ってましたが僕は初めて温泉宿の料理が超美味いと思った
 
しかもサービスや接客の心遣いも行き届いてる
この辺りも黒川温泉の人気の秘密の一つだと思いましたね!
 
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最高のおもてなしの懐石料理をいただいた僕達は今度は外湯をもらいに
慶応3年創業のレトロ感漂う湯本荘さんの「かじかの湯」に出向きました
 
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川沿いにある桶風呂から薫る樹の香りと川のせせらぎが心を静めリラックスできます
 
湯に浸かって耳を澄ますと川のせせらぎの音と共に「かじか」の独特の鳴き声が聞こえます
てか、「かじか」って何の事かご存知ですかね~?
 
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実は「かじか」っての仲間で「かじか蛙」の事なんですよ
 
独特の美しい声で鳴くんですよね
当日もちろん姿は確認してはいませんが、かじか蛙ってこんな姿をしてるそうです
 
かじか蛙には水かきがないんですよ
だから、かじか蛙は、蛙であって蛙でないとも言われているそうですぞ
 
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風呂から上がった時点で時刻は8時半
 
夜は始まったばかりですが老体の僕達は一日の体力を使い果たしましたね
 
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どうやら雨もあがったようです
 
最終日の明日の天気予報は今回の旅の日程において唯一の晴れ!
明日は阿蘇のワインディングを十分楽しめそうです
 
この後僕達は部屋に帰り3人が枕を並べてマッサージをしてもらって床に就きました
てか、マッサージっていかがわしいマッサージじゃありませんぞ! 笑!
普通の40分4000円のマッサージです
 
マッサージが終わって少し談笑していたのですが5分もしないうちに
今度は「かじか」ではなくダミ声で鳴く食用ガエルのようなカツジのイビキが・・・ 笑!
いや~ 素晴らしい寝付きですな~ 幸せ者ですな~ 羨ましい! 笑!
 
おっと、こうしてはおれない!
早く寝ないと食用ガエルの合奏が激しくなったら眠れなくなるぞ!
 
と、言う事で無事二日目の行程を終え、いよいよ旅は最終日を迎えるのでありました
今日はこれまで! ジャンジャン!!