腰痛の為ツーリングを断って予定外に暇になった僕がコンタクトを取って
当日訪れたのはゴル子ちゃんの前夫であるYO-ちゃんのお店Zepetでした
8月の盆前に納車された時点でのゴル子ちゃんは至って順調でしたが
エンジンの揺れに伴う車内の振動が納車前から少し気になってはいたんですよ
振動の原因であるエンジンマウントは遅かれ早から交換しないといけない時期に来ていたので
その部分においては想定内の事柄でした
そうは言う物のやはりゴル子ちゃんは32年前の旧車と言う事には違いない
先日エンジンマウントの交換で、エンジンの揺れに伴う車内の振動も
随分軽減されたゴル子ちゃんですが実はもう一つ懸念事項があったんですよ
想定外の症状は突如として現れました
それは今月初め、尾崎さんとカツジのバイクに併走して行った三瓶山の帰りでした
帰り道で豪雨に遭い尾崎さん達は三次にバイクを置き
当日同行した次男と4人でゴル子ちゃんに乗って帰る道すがらで突然起こりました
ゴル子ちゃんのインパネ内にあるインジケーターの赤い警告灯が点滅し警告ブザーが鳴り始めた
「尾崎さん 何の警告ランプが鳴りようるんじゃろうか?」
「こりゃオイルの警告灯で~ オイル入っとるんか?」
「この前納車されたばっかりじゃけん納車整備でオイル交換しとるはずじゃけど・・・」
「もしかしたらオイル漏れか、オイル食いようるんじゃないんか?」
そんな会話をしながら呉まで帰りガソリンスタンドでオイルをチェックします
しかしオイルは適量入っているし、まったく汚れもなくキレイだった
その後、ゴル子ちゃんに乗る度に警告ブザーが鳴る頻度は増していった
その諸を前夫であるYO-ちゃんに相談して対策を練った
宮崎のゴルフカブリオの師匠にも相談したが警告ブザー誤作動の見立ては同じ意見だった
Oil pressure switch が壊れているか、低圧用が付いているのではと言う事だった
しかしOil pressure switch を高圧用の新品に交換したが一向に直る気配がない
先日、三段峡~津和野に行った時も警告ブザーが鳴り始めるとなかなか鳴りやまない
「ちょっと この音何とかならんのん?・・・」
大明神様は怪訝な顔でクレームを付ける 笑!
Oil pressure switch の配線をアースに落とせば鳴りやむかもと聞いていたので
工具を引っ張り出してやってみるが効果なし・・・さてさてこれは困ったぞ・・・
フォルクスワーゲン社がゴルフを販売し始めたのは1975年
1970年代~1980年代はある意味乗り物の変換機であり
それまで主流だった手動や簡素な部品がどんどん電子化していき
複雑な構造へと変わっていった時代だ
その電子化の草創期に設計されたゴルフは電気系統が弱い
てか、その当時の乗り物は車もバイクも同じ事が言えると思う
確かに電動システムは楽だが電気系統の故障は厄介だ
当時の車のパワーウインドーは故障するのが当たり前であり
ゴルフⅠカブリオの後期の電動幌も故障が多いと現代では敬遠される
ウチのゴル子ちゃんはカブリオの初期物だから幌の開け閉めは手動だから故障する事はない
「便利=故障」と言うのは、あの年代の乗り物のネックであり諸刃の刃とも言えるんですよね
そんな事でYO-ちゃんが次に疑ったのがメーターの裏にあるインジケーターの配電盤だ
配電盤自体が故障してるケースも考えられるし
配電盤周りの配線が不備を起こしてる可能性もある
責任感の強いYO-ちゃんは英語で書いてあるサービスマニュアルを解読し、
更には当時ゴルフⅠに携わったヤナセのメカニックにも助言を求めてくれていた
過去の故障のケース、対策を知る事は修理をする上で大きなヒントにもなる
で、取りあえずインパネを外して配線をチェックしてみようという事になったのだ
これが取り外されたゴル子ちゃんの配電盤です
僕は工業高校の出身だし、小学校のクラブ活動で「電気工作クラブ」に入っていたので
当時ラジオやインターホンを制作した事もあるが今ではサッパリわかりません 笑!
オイルランプの位置を確認しながらサービスマニュアルと照らし合わせ
配電盤周りの配線を一つ一つチェックしていきます
YO-ちゃんの店で一緒に働いてる息子君
まだ若いのに知識も豊富でお父上のアドバイスを聞きながら作業を進めます
腰が痛かった僕は助手席に寝そべって親子の共同作業を見つめていました
いや~ 一つの事柄を親子で考え、確認しながら作業を進めている光景は
とてもほのぼのとして「良い親子だな~・・・」って思いましたね~
てか、気付いたら僕は寝てました 笑!
で、目覚めると作業は終わっていて結果どうやら配線に不備が見つかったようで
それが可能性大って事でした
原因はやはり長年の経年劣化だろうという事でしたね
何の部品かはわかりませんが、ヤナセのメカニックさんがこの部品の不備により
過去同じ例があったという事で併用できるゴルフⅡの物と交換しました
修理を終えYO-ちゃん親子が代わる代わる試乗しましたが誤作動は起きなかった
これでしばらく様子を見てみようという事になり僕はZepetを後にしました
Zpetからの帰り、国道2号線を走り、坂バイパスではけっこう回転数を上げて走ってみました
その後国道31号線を走り呉に帰りましたが途中誤作動を起こす事はありませんでしたね
これで完治してくれたらいいんですけどね~
たかがオイルランプの誤作動ですが、されどオイルランプの誤作動なんです
警告音が鳴り続くとストレスになりますからね~ジャンジャン!!
Zepet HP http://www.zepet.jp/