![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/fb/a9/j/o0651100114511468816.jpg?caw=800)
HONDA CB350Four / 1972
空冷4サイクルOHC4気筒350cc 当時の新車価格 265、000円
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/74/78/j/o1024076814511468821.jpg?caw=800)
ホンダCB750K2の国内物のフルレストアに取り掛かっている尾崎さんだが
僕の見る限りでは約半年前から一向に作業が進んでいない
尾崎さんも仕事せず遊んでいる訳ではないので仕方がないとも言えるが
本当に完成するんだろうか・・・? 笑!
まあ尾崎さんは性格的に短期集中型だから組み上げるまでの
細かい段取りが揃ったら一気に組み上げるでしょうがね~
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/1e/96/j/o1024076814511468823.jpg?caw=800)
尾崎さんの奥様は一昨年だったか、中型自動二輪の免許を取得して
バイクに乗る女性ライダーだ
バイクに慣れるまではと練習用にホンダGB400Tクラブマンに乗っていたが
事情もありクラブマンを手放し、ついに旧車デビューを果たす事に・・・
まあクラブマンも80年代のバイクなので旧車と言えば旧車なんですけどね
そして選ばれたマシーンが1972年式のCB350Fourだ!
国産バイク350ccクラスでは唯一の4気筒という個性的なバイクですね
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/58/27/j/o1024076814511468824.jpg?caw=800)
1969年にホンダは国内初のOHC4気筒750ccのドリームCB750Kを量産化する
CB750Kはあくまで北米市場を見据えて設計されたマシーンでありアメリカ人の
平均体型に合わせた設計の為、当時の日本人には大きすぎるという声が聞かれた
ホンダの創設者「本田宗一郎」氏が
「こんな化け物みたいなバイクに誰が乗るんだ・・・」
的な発言をした事は有名です
しかし予想に反してCB750Kはアメリカ市場は元より日本でも爆発的人気になり
砂型鋳造ではクランクの生産が追い付かず急遽金型鋳造に切り替えられたほどだった
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/94/79/j/o1024076814511468827.jpg?caw=800)
あくまで僕も人から聞いた話なので確信はないが
そんなCB750Kに本田宗一郎氏が乗りたいと言い出されたそうだ
本田宗一郎氏はどちらかと言えば小柄であり年齢的な事もあって
ホンダ社員はCB750Kに乗るのは危険だと止めたそうだ
「ならば俺にも乗れる4気筒を作れ」
という鶴の一声で前年発売されていたCB500Fourをベースに
誕生したのがCB350Fourだったと聞いた事があります
そうした経緯で開発されたCB350Fourは750、500とは違い
低いシート、コンパクトなエンジン、タンク形状に工夫が加えられたんだそうです
しかし4本出しマフラーやディスクブレーキなどは上級車と同様に
装備されており350ccクラスとしては豪華な装備になっています
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/2f/ad/j/o1024076814511468829.jpg?caw=800)
しかしその350ccに対して4気筒エンジンは車重も重くなり軽快な走りとは言い難く
2気筒より遅い4気筒と揶揄もされたそうです
更にスタイリングも当時としてはスタイリッシュとも言えずセールスも伸び悩みをみせ
わずか2年間で販売中止になりカフェスタイルのCB400Fourにモデルチェンジされ
スタイリッシュなCB400Fourは発売と同時に爆発的人気になりました
そんなCB350Fourですが今見るとクラシカルな雰囲気がとても良いと思いますね
僕の高校時代だった1979年にも呉でも稀にCB350Fourは見かけましたが
外装を400Fourの物に載せ替え集合管を付けてフォーワン仕様にしてた車両が多かった
パット見は区別がつきにくいのですがイグニッションキーの位置がフォーワンは
メーター部分にあるのに対し350は750同様にタンク下部にあるので
そこで見分けていましたね
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190724/16/prains/63/c7/j/o1024076814511468830.jpg?caw=800)
尾崎さんが順番待ちまでして取得した拘りのナンバー「35-04」
はい、もうお分かりですね、350の4気筒で3504と言う事です! 笑!
尾崎さんの愛車CB750K2はオリーブグリーンです
奥様のCB350Fourもオリーブグリーン
どちらもホンダの純正色ですがお揃いとは仲がいいですな~ 笑!
そう言えば過去、似たようなパターンを見たような・・・
キャンディーブルーのCB750K1とキャンディーレッドのCB350Fou・・・
と言う事で呉近郊でお揃いのオリーブグリーンのCBを見かけたら
それは尾崎さん夫婦ですから是非声をかけてみてくださいね!笑!ジャンジャン!!