昨今のメンズヘアーの流行を僕が個人的に分析すると長い間流行していた
ナチュラルな質感に仕上げるフェミニンやルーズな所謂「モテ髪」と言われたスタイルの
流行も終焉して古典的でクラシカルな外観に現代的なアクセントを加えた
クラシカルタイトなスタイルが新鮮に感じますね～
個人的にはショートカットでもフワフワ・クシュクシュ・ツンツン的な
スタイルにはもう飽き飽きしてたし、歌舞伎のような所謂ホスト系の
ミディアムレングスのチャラ男の盛り髪なんてゲが出るほど嫌いだった 笑
昨今テレビに出る芸能人を見ても個人的に「この人お洒落なんだろうな～」って
思う人はいち早くクラシカルなタイトスタイルにしているように思いますね
そう言った人はプライベートにも、そう思わす雰囲気を感じますよ
いくら容姿が整った二枚目芸能人でもスタイリストやヘアーメイクの人に
造られただけの人は見たらだいたいわかりますからね～
で、ウチの長男なんですが50年代～60年代の文化を含めた時代性が好きだという事で
クラシカルなタイトスタイルにしたいとずっと言ってたんですが彼の場合
山下家のDNAじゃなく大明神家のDNAを濃く受け継いでいるため超剛毛の直毛で
前に向いて生えてる毛流もハンパじゃないほど強い
短く切れば中途半端に髪は立つし、長くなれば前にしか髪がいかない、所謂バックに髪が流れない
何とか髪を動かそうとパーマをかけたんですが剛毛故、質感がゴワゴワになってしまう
綺麗な櫛目をつけての流れるようなストレートなラインが出ないわけです
このての髪質の場合、僕の美容技術を持ってしても理想通りに仕上げる事は困難でした
で、僕の経験上この場合アイパーという理容室特有のアイロンパーマがいいんじゃないかと・・・
そう思っていた矢先に野暮用で広島市内に長男と一緒に出た帰り同級生の友人がやってる
ブルーベルベッツという理容室＆洋服・雑貨のお店にたまたま立ち寄った際に思い出し
その諸を相談してみるとオーナーのカキちゃんが
「社長（なぜかカキちゃんは僕の事をこう呼ぶ、笑）！
そんなのアイパーじゃなくてもいいのがあるんですよ
ウチが考えたパーマみたいな物なんですが超簡単ですよ、やってみます？」
って言うじゃない
僕も髪に関しては当然素人じゃない
しかしパーマであってロットもアイロンも使わず髪質を変える事が出来るっていったい何？
物事は何でもやってみる事が肝要だ！
って事が僕の持論でもあるし長男もやってみたいという事でカキちゃんにお願いする事にしました
僕は長男が生まれる前から美容師です
だから長男は高校時代に広陵高校の野球部寮に住んでいた頃仲間同士で
バリカンでボウズにしてた以外、僕以外の人に髪を切ってもらうのは初めての経験でした
僕も高校を中退して美容室に就職した18歳から理容室には縁がない
中高生の頃は理容室でアイパーやパンチもかけた事ありますが
30数年ぶりに理容師の仕事をマジマジと見ましたね～
30数年ぶりに見た理容師の仕事はとっても新鮮に思いましたね～
特にカキちゃんのお店ブルーベルベッツはリーゼントを筆頭に
クラシカルなタイトスタイルが大の得意という変わり種のお店です
有名なミュージシャンのリーゼントも数多く手掛けているし顧客もいる
ブラックキャッツのメンバーだった久米さんも ウチの長男と同じ毛質だそうで
何度もブルーベルベッツに この魔法のパーマをかけに来たそうですぞ！
カットの方法も僕達美容師とはぜんぜん違うと感じましたね
僕達美容師の仕事はベースカットで形を作った後にあらゆるテクニックを駆使して
削ぎを入れて毛量調節や質感調整をしてスタイルを事細かく作り上げて行きます
対して理容師のカットは事細かい事はせず良い意味で大胆です
クラシカルなスタイルだから尚更そうだったのかもしれませんがね
あっという間にカットも終わりパーマ液を髪全体に塗付していきます
この辺りは美容室のストレートパーマと方法は同じですね
このパーマ、使用するパーマ液は理容ディーラーに普通に売ってる物だそうです
そのパーマ液にブルーベルベッツのオリジナルな加工を加える事が第1のミソだそうです
その他２～３つほどポイントになる工程やコツがあるのですが、そこは企業秘密だそうですぞ
噂を聞きつけた理・美容室から教えてほしいと電話がかかって来る事があるそうですが
そのポイントは絶対に教えないそうです
その辺りが飯のタネだし他店との差別化ですから当然と言えば当然だと思います
苦労して編み出した匠の技と知恵ですからな～
まあ僕には隠す事なく全て話してくれましたが他言無用と言う事で・・・ 笑
薬液を塗付して加温して20分くらい置いたでしょうか
で、次に何をするのかと思ったら顔剃りが始まった・・・
「えっ？カキちゃんパーマの次の工程は？」
「すべて終了しましたよ！」
「２液もないの？マジっすか～？ 笑」
長男は顔剃りも初体験！
気持ちよかったそうですぞ
僕も30数年 顔剃りも御無沙汰ですな～ 笑
薬液を流し終えてセット椅子に座った時点で長男の髪がバックに流れてる・・・
こんな事は今までは考えられなかった事だ！
で、出来上がったスタイルは・・・
クラシカルな香り漂う 「ィヨコワケ（横分け）ハンサム・ボーイ！」
当日僕がブルーベルベッツで購入したクラシカルな鼈甲柄の眼鏡が良く似合う！
バックの刈り上げとダックテールもキマッてる！
セットのポイントは「水性ポマード」ですぞ
何とブルーベルベッツオリジナルの櫛をプレゼントしてもらいましたぞ！
いや～ まさかこの時代に、つい先日まで女性の嫌いな髪型NO・1だった
テカテカ・ベトベトのクラシカルなタイトスタイルが流行るとは思ってもみなかった
もちろん好みの問題や現代の女性の価値観もあるとは思うけど
僕も髪型はリーゼントが原点だし懐かしさもあり好きですな～！
こうしたクラッシックなメンズスタイルが流行ると
俄然クラッシックBarBarが注目されるでしょうな～
昭和の時代と違って昨今は男性客も美容室で髪を切る事が普通の時代ですからね
女性がBarBarで髪を切る事は稀でしょうから理容室は長い間受難の時代だったかもしれませんからね
さて魔法のパーマですが僕も一応長い事髪に関わる仕事してるから理論はわかります
ウエーブやカールをつけたり、クセ毛をストレートにする目的のパーマではなく
髪の勢いを殺す、言わば「髪質を変える」事が目的のパーマと言う事でしょう！
「カキちゃん先日は遅くまでありがとね！」
やはり持つべきものは友達であり仲間ですぞ！
僕にはいろんな分野のコアな仲間が大勢いますからね
本当に感謝ですぞ！
と、言う事で僕も魔法のパーマのミソを教えてもらったので
プレインズでも魔法のパーマのメニューを始めようかな～！ 笑！
最後にイメージチェンジした長男にピッタリなこの曲をお送りして
今日は終わりにしようと思います！ ジャンジャン！！
尚、ィヨコワケ・ハンサム・ボーイになりたい方は↓をご覧ください！
青之別珍理髪店（ブルーベルベッツ）
香港グランプリ/クレイジーケンバンド 昭和77年 作詞・作曲 横山剣
彌敦道(ネイザンロード)を 尖沙咀(チムサアチョイ)へ スポーツカーで飛ばすのさ
ファッション・モデルのアイリーン 隣に乗せてドライヴだ
ゴーゴー スカした香港野郎 東洋一のカーマニア
真っ赤なスカーフなびかせて 尖沙咀(チムサアチョイ)をぶっ飛ばせ
海底トンネルの料金所で 真ィ横に並んだムスタング
あいつは澳門(マカオ)のチャンピオン 淺水灣(レパルスベイ)までカーレース
ゴーゴー レースじゃ負けたけど ィ行くぞ見ておれボウリング
恋のレーンに火の球投げる
尖沙咀(チムサアチョイ)のィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
尖沙咀(チムサアチョイ)のィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
ファッション・モデルのアイリーン 隣に乗せてドライヴだ
ゴーゴー スカした香港野郎 東洋一のカーマニア
真っ赤なスカーフなびかせて 尖沙咀(チムサアチョイ)をぶっ飛ばせ
海底トンネルの料金所で 真ィ横に並んだムスタング
あいつは澳門(マカオ)のチャンピオン 淺水灣(レパルスベイ)までカーレース
ゴーゴー レースじゃ負けたけど ィ行くぞ見ておれボウリング
恋のレーンに火の球投げる
尖沙咀(チムサアチョイ)のィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
尖沙咀(チムサアチョイ)のィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ
ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ ィヨコワケ・ハンサム・ボーイ