New Balance  リペアサービス | PRAINSのブログ

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いや~ 先週で「リペア」の記事はひとまず終わりにしようと思ったのですが

タイミングが良いのか悪いのか今週1発目もリペア関係の記事になってしまった 笑


先月4月15日に僕が愛用しているNew Balance というスニーカーの記事を書きましたよね

記事の中で僕の手持ちのNew Balance を写真と共にご紹介しましたが

その中に576のコードバンがありましたよね


その時の記事本文にも書きましたが僕が最初に576のコードバンを手に入れたのは

1988年に復刻第1弾として発売されたモデルだったんですよ


その576を履き潰し新たに現行の576コードバンを購入しようと思っていた所

1988年の復刻第1弾の576コードバンをヤフオクで発見して思わずポチッとやってしまった 笑


しかもその576コードバンはほぼデットストック状態だったのですが・・・

 
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デットストック状態ですからもちろんアッパーは新品同様の状態だったのですが
履きはじめるとニューバランス特有の加水分解を起してしまった
 
加水分解とはニューバランス特有のソールがボロボロに崩れたり割れたりする現象です
 
なぜこのように加水分解を起すかと言うとニューバランスのソールがウレタン素材だから
空気中の湿気に晒されると合成底に化学反応が出るんです
 
これを防ぐには風通しが良い所に保管しておく事が大事なんですが
とにかく履こうが履くまいが遅かれ早かれ必ず加水分解は起こります
まあ履かずに真空パックにでもしとけばどうかわかりませんがね~ 笑
 
イメージ 2
 
ニューバランスマニアの中では加水分解は「ニューバランスタイム」と言われているのですが
保管状態や使用頻度、使用条件にもよりますがおおよそ5~7年で加水分解は起こるとされています
 
僕が購入した576コードバンは1988年製ですから26年前のモデルと言う事です
僕は加水分解についての知識も経験もありましたから購入時に
間違いなく加水分解は起こすであろうと思っていた事は確かです
 
現在、現行の576コードバンは定価25920円(税込)で売られています
多少値引きしているショップもあるでしょうが以前の記事で1400SBを購入した時に書いたように
あまりにも法外な安値が付いている物は中国製の偽物に間違いありません
 
イメージ 3
 
なぜ加水分解を起す事がわかっていながらヴィンテージの576コードバンを買ったのか?
 
その答えはニューバランスジャパンでは加水分解を起こしたソールの
リペアサービスを行っている事を知っていたからです
 
アッパーさえ状態が良ければ8640円でソールの張り替えが出来るのです
ん?昨年まで7350円だったはずなのに値上がりしたのか・・・
 
僕はヤフオクで約1万円で576コードバンを落札したからリペアしても18000
新品同様のヴィンテージが手に入るとの計算だったという事です
 
で、さっそくニューバランスジャパンのリペアサービスセンターに電話をかけて
リペアに必要な書類を一式送ってもらい必要事項を記入して5月初旬に靴と一緒に送りました
 
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実はサービスセンターに電話した時
 
「シュータン(ベロ)の裏にあるタグに品番が書いてあるから・・・・」
って言われて確認したら品番のタグがない
 
ーこ、これはまさか僕ともあろうものが偽物を掴まされたのか・・・-
ってちょっと心配になりましたね~
 
まあもし騙されていたら恰好のブログネタになるとも思ったんですがね~ 笑
 
聞く所によると、もし偽物だったらニューバランスジャパンから直接電話があるらしく
「誠に申し訳ありませんが、おたくの靴はウチの商品ではございません・・・」
って言われるって事だった
 
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で、すっかりリペアの事も忘れかけてた先日、見知らぬ番号の電話が携帯に・・・
「もしもし、こちらニューバランスジャパンですが・・・」
 
忘れかけていたから突然の事にちょっと胸の鼓動が早くなりましたね~
ま、まさか・・・
 
「お送りいただいたスニーカーのリペアが出来上がりました、ついては・・・」
「と、言う事は偽物ではなく本物だったという事で間違いないのですね?!」
 
「あははは・・・! これは失礼しました、ウチの商品に間違いありません!」 
 
 
勝った!俺は勝ったぞ!・・・ん?!- 爆!
 
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             と、言う事で先日リペアが終わった576コードバンが送られてきました
              商品は修理代・送料共、代引きで支払うシステムになっています
 
     シュータン裏に品番のタグがなかったのはヴィンテージだからと言う事だったのだと思います
               現行の576コードバンはタンの裏に品番のタグが付いています
 
            確認すると手持ちの576のホワイトもブラックもタグは付いていましたね
      さてさて、576コードバンちゃんはどんなベッピンさんになって帰って来たのか・・・
 
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OH! Beautiful !
 
素晴らしい! これもまさに匠の技
てか、製造メーカーですからな~ 笑
 
ソールが新品になったからニューバランスタイムの5~7年は加水分解も起さないでしょう
次の加水分解は東京オリンピック開催の頃か? 笑
 
てか、次はどのモデルが加水分解起こすのかな~
番で行くと576のホワイト辺りが危ないか・・・ 笑
 
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最後に一つご忠告!
 
ニューバランスジャパンでのソール及びライニング(踵の足入れ口の内側の革・別途料金)の
リペアはモデルによって不可な物もあります
 
リペアサービス対象モデルは

M1300J・M1300JP・M1300CL・M1400・M1500・M1500UK・M1700・M1700UK・M996
M576J・M576TK・M576(ENCAP)・M576(C-CAP)M576UK・LM576UK・M577・M577UK

だそうです(2014年5月時点でのカタログより、2000番台が載ってなかったな~・・・)
 
まあどのモデルも20000円以上するスニーカーと言う事です
安物を買って履き潰すもよし! 高級品を買ってリペアしながら愛着を持つのもよし!
 
さて、あなたならどうしますかな~?
 
しかし今回の僕のようにヴィンテージや中古のニューバランスを購入する場合
程度には関係なくニューバランスタイムを過ぎたソールは必ず
このような加水分解を起すという事を頭に入れて購入する事をお勧めします
 
てか、偽物コピー品じゃなくて本当によかったな~! 笑! ジャンジャン!!