シリーズ「自分のルーツを辿ってみる」、2013年12月1日の続きになります
1984年(昭和59年)秋、僕は当時勤めていた美容室コアフュール宮西の先生や同僚と共に
ロンドンのヴィダルサッスーンに美容留学しました
当時の僕は美容学校を卒業してミヤニシに就職して3年目の二十歳であり
まだ一人前の技術者ではありませんでしたが尊敬する先輩の城戸君の
鶴の一声で先生や諸先輩に同行する事になったというわけです
ロンドン入りする前に観光としてパリを訪れた所まで前回の記事に書きましたね
で、パリ観光を済ませいよいよ目的地であるロンドンに到着したというわけです
当時のロンドンはリバイバルモッズが下火になり新しいカルチャーとして
パンクが全盛を迎えキングスロードには奇抜な髪や穴の開いた衣服を身にまとった
若者が溢れていた、そんな時代でしたね
当時日本では70年代中頃から始まったディスコブームが一段落して
80年代中頃から始まるユーロビートブームが始まる前の冬の時代でしたが
ロンドンでは俄然ディスコは盛り上がっていましたね
中でもそんなロンドンのディスコを牽引していたのがピカデリーサーカスからレクスタースクエアに
差し掛かる交差点にある「HIPPODOROME(ヒッポドローム)」という大型ディスコだった
(↑の写真は当時の入場券の半券と入口の写真です)
ストリートにはパンクな若者が溢れていましたがヒッポドロームでは
パンクな若者もパンクじゃない人も入り乱れて連日多くの人で賑わっていましたね
そんな当時のロンドンのディスコミュージックを象徴するのはこんなグループだった
カーマは気まぐれ/カルチャークラブ 1983
当時日本でも大ヒットしたカルチャークラブのカーマは気まぐれ
ボーカルのボーイ・ジョージの奇抜な女装と「♪カマカマカマカマ・・・」と連呼する歌詞の
フレーズはインパクトがありましたね~
カルチャークラブのメンバーもヒッポドロームにはよく遊びに来てたようで
店内には大きな写真パネルが飾ってあった事を覚えていますね
ロンドンでの目的はあくまで美容のカットデザインや技術の習得が目的でしたから
学校が終わって夜は毎晩遊んでいましたが、あまり観光をした記憶がありませんね~
もちろんバッキンガム宮殿やビッグベン、ウェストミンスター寺院などは見ましたがね
確か空港からロンドン市内に入る途中だったと思いますがリバプールを経由して
ビートルズのメンバーの生家や超有名なアビイ・ロードスタジオや横断歩道を見た
記憶はあるのですがなぜか写真が残っていない
もしかしたらバスの中から見ただけだったのかもしれませんね~
当時日本ではブラックキャッツやザ・モッズが人気がありロカビリアンやパンクに人気のあった
ラバーソールシューズが大流行してましたね
そのラバーソール人気を牽引してたのが当時キングスロードにあった
今は無き「ROBOT(ロボット)」というショップだった
ラバーソールと言えばジョージコックスが有名ですが実はROBOTのラバーソールも
ソール部分はジョージコックス製なんですよね
まあ言うなればジョージコックスは製造メーカーでありROBOTはショップという事です
現代風に言えばジョージコックスのROBOT別注のラバーソールといったところか
今では一足も残っていませんがあれやこれやで10足以上買って帰りましたね
箱を全部捨ててサンタクロースみたいな袋に入れて
機内に持ち込み持ち帰った事を覚えています 笑
ケンジントンチャーチストリートにあるミュージシャン御用達のショップが並ぶ
ケンジントン・マーケットというファッションビルにもよく行きましたね
↑の写真の上側のショップがその中の一つです
当時人気があったキングスロード406番地にあったパンク・ロックファッションのショップ
「JOHNSONS(ジョンソンズ)」にもよく行きましたね
50'sテイストを基本にロッカーズ、テッズ、ロカビリー、またそれらを融合させたもので
パトリック・ロイド・ジョンソンさん(写真右下の男性)のデザインによるアイテムは
世界中のパンク、ロックンロールミュージシャンに愛用されました
聞く所によると当時のROBOTやJOHNSONSのアイテムはコレクター間では
現在高値で取引されてるそうです
そう言えば実家にJOHNSONSのピンクのスーツがあったぞ~
今度オークションに出してみようかな~ 笑
ロンドン滞在中はサウス・ケンジントン・エリアにある
ロンドンインターナショナルスワローホテルに宿泊してましたね
周囲は静かで閑静な住宅街でハイド・パークへも徒歩圏内で行け
スーパー・マーケット等も近くにあり大変便利な場所にあるホテルでしたね
交通手段としてダブル・デッカー(二階建てバス)にも乗りましたよ
いかにもロンドンらしいでしょ?!
学校への主な交通手段は地下鉄でしたね
パリで地下鉄と言えばメトロでしたがロンドンではTUBE(チューブ)って言ってましたね~
日本やアメリカではサブウェイと言うのが一般的ですが何か言われがあるんだろうか・・・
地下鉄のホームでは当時日本ではほとんど見かけなかった
路上パフォーマーがけっこういましたね
ロンドンでも所構わず女の子と写真を撮りまくりましたね
この娘はサッスーンのモデルの女の子だったと思います
町で偶然見かけて声を掛けて パシャ! 笑
右の彼女はサッスーンの講師だったが超可愛かった!!
こちらも町で友達と歩いているのを偶然見かけて パシャ! 笑
彼女とは毎日学校で顔を合わせていたのですが心が惹かれましたね~! 爆!
こちらが僕達が毎日通ったヴィダル・サッスーン・スクールの入り口です
懐かしいな~ 30年も前ですからね~
ヴィダル・サッスーンのジュニアたちとも記念撮影!
この時彼等は10代だと思いますが今でも美容師やってるんだろうか?
彼等も今では40代後半になってるでしょうね
という事で続きはまた今度という事で今日はこれまで!
次回のこのシリーズもこうご期待! ジャンジャン!!