自分のルーツを辿ってみる 11 美容学校卒業 | PRAINSのブログ

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時々、我が町「呉」と お仕事「美容」、「美味い物」
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さて、昨日の記事のデロリアンに乗ってタイムスリップするバックトゥーザフューチャーじゃありませんが
今の自分があるのも過去の積み重ねであり、過去を振り返ってみる事で今を知るという「温故知新」的な
このシリーズも11回目を数える事になりました
 
      前回3月16日の記事  http://blogs.yahoo.co.jp/prains237/11058685.html
 
人の人生において必ず訪れるターニングポイントや人との出会い・・・
当時は未熟さゆえにその時々の現実しか見えず、楽しい事だけを追い求めてた反面、もがき苦しみ悩んだこともある青春時代ですが今思えばそれらの事も「縁」であったり「通過点」であったという事がよく分かります
 
ティーンエイジになり「不良=大人の男=カッコいい」って思い込んでた僕が必然的に高校を中退してフラフラしてた時期にひょんな事から「美容師」という職業に出会い、一生の仕事になるなんて当時は夢にも思いませんでしたね
 
一時は美容師からも離れましたが現実逃避から苦肉の策で美容学校に入ったのもある意味「運命」だったのかもしれませんね
 
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美容学校に行きながらも本気で美容師を目指していたわけでもないんですよね、この後僕の人生においての大きなターニングポイントになる
「ミヤニシ」への入社に繋がるのですがこの時点ではそんな事も分かってはいなかった
 
美容学校在学中にもいろんな事件を起こしたり
沢山の人との出会いや時間の共有もありました
 
前回の記事では昭和57年が始まり卒業間近の2月の時点でも就職の目途も立たないばかりか卒業さえ危ういという所まで書きました
今日はいよいよ美容学校の卒業という所に迫ってみたいと思います
 
昭和57年2月と言う時点で僕は18歳という事です、同級生は高校の卒業を控えて就職も決まっているという時期なんですよね
 
僕は一応美容学校に行った手前美容室への就職を考えないといけないって事だったんですよ
でも当時職業訓練校始まって以来の最悪の年と言われた所以の主役の一人だった僕には担任の美容科の先生もお店を斡旋してくれない
 
自分で探せという事だったんですよね
 
てか、その前に卒業するための出席日数が足りていない、遊びに呆けてた事もありますが先輩の車の助手席に乗っていて事故に遭い二日間意識不明だった事での長期入院生活も大きく響いていたんですよね
毎日補習に明け暮れていましたね~
 
で、そこで僕はこう考えたんですよ
「どうせ呉で就職出来ないのだったら憧れの東京に行こう、そうだ!東京の美容室に就職しよう・・・」
 
しかし現実は甘くなかった・・・どうしても東京へ行けない現実があったんですよ、それは・・・
 
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どうよこれ! 爆!!   よくもまあこんな物が残ってるなんて僕の几帳面な性格がよく分かるでしょ?! 笑
 
そうなんです、若気の至りと言えばそれまでなんですが度重なる補導歴で当時僕は家庭裁判所から保護観察処分が出ていたんですよね~ こんな生徒を先生が就職を世話してくれるはずもないですよね~ 爆!
 
この文書の中にある「一定の住居に居住し・・・」「住居を転じ・・・」ってのが僕が東京行きを諦めなければならない理由になったんですよね
 
当時の僕の精神状態を危惧していた保護司さんと親が認めてくれなかったんですよね
 
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美容学校に入ってHISASI君と仲良くなって「何がカッコいいか・・・」っていう価値観に感化され「族ファッション」は卒業して映画「ウエスト・サイド物語」みたいになってた僕ですが内面は何も変わっていなかったんですよね
 
という大きな理由でどうしても呉で就職して家から通わないといけないって条件が付いてしまったんですよ
結果的に僕は「コアフュール ミヤニシ」に就職するのですがここも僕の人生で大きなターニングポイントになりましたね
 
「ミヤニシ」って名前は知っていたんですよ、何人かの先輩が過去勤めていた経緯を知ってましたからね
ミヤニシなら男性の僕でも雇ってくれるかも・・・ただ単にそれしか思わなかった
で、担任の先生に相談するとミヤニシに打診だけはしてくれるという事になった
 
イメージ 5で、面接を受けたのですが面接は宮西先生ではなく当時支店の店長をされていたTANAKAさんが学校に来てくれたんですよ
 
今だから正直に言うけど採用されるかされないかなんて僕にはそれほど重大な事でもなかったんです
 
先の事なんて何も考えていなかったですからね~
あっさり「採用」になったんですが「あっ、そう・・・」
くらいにしか思っていなかった 笑
 
ミヤニシ就職後の事は次回以降に書きますが、そこでの出会いは僕の人生を大きく左右しましたね
 
これで残る課題は美容学校を卒業するという事になったのですが32年前の事なので時効という事にしていただきますが結局僕は最後まで出席日数が足りなかった・・・卒業証書は渡すけど卒業後にも補習に来いと言われていたんですよね
 
そんな事や保護観察中である事はもちろんミヤニシには内緒にしていた事だったんですよね
もしあの時すべてを正直に話していたら就職内定を貰えたのかどうだろうか・・・
今度宮西先生に聞いてみよう! 爆!
 
 
そんな学校の最大の配慮があったにも関わらず僕達は卒業式前日に大変な事件を起こしてしまうんですよ
卒業式を明日に控えた日の夜、当時のいつものメンバーである所に遊びに行って事件を起こしてしてしまった・・・事件の内容は僕以外の人間も出て来るので伏せますがやらかしてしまったんですよね~
 
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卒業式当日僕達は例の真っ赤なブレザーでビシッとキメようって話していたんですよ
しかし前夜事件を起こした僕達はパトカーとカーチェイスになってしまった
何台かの車に便乗していたのですが僕が乗ってた車はパトカーを振り切って逃げ切ったんですよ
 
当時は現代のように携帯電話もないので夜中に連絡を取り合う事が出来ない・・・
他の仲間達も上手く逃げ切れただろうか・・・
 
で、明けて卒業式当日、前夜の友人で昨夜と同じ格好をしている奴がいる・・・ いや~な予感が・・・ 笑
その友人と目が合うと彼が腕を交差して「×」のサインを出した・・・OH MY GOD!!
 
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美容科の担任の先生が僕に近づいてきて耳打ちをしたんですよ
「お客さんがいらしてるので卒業式が終わったら校長室に来て下さい・・・」
「ん?お客さん?」
 
卒業証書授与は各課の出席番号1番の人が代表してもらう手筈になっていたんですよね
美容科出席番号1番の僕は当然僕が呼ばれる物だと思っていた・・・
 
「美容科、卒業生○○名、美容科代表出席番号2番○○君、前へ・・・」 爆!
「えっ、ワシ呼ばれんじゃん、ワシって卒業出来んのか・・・」
 
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まあ結局式が終わって卒業証書はいただきましたがね~ 
で、お客さんの待つ校長室へ・・・ お客さんって誰?  ハイそうです刑事さん達でした! 爆!
そのまま昨夜のメンバー全員覆面パトで連れて行かれてしまったんですよね~
 
あっ、そうそう、名誉の為に言いますがそこにはHISASI君は入っていませんからね~ 笑
まあ今になっては笑い話ですが当時僕は困った事態になったんですよね
何せ保護観察中の事件ですからね~ さすがに僕も少年施設に送られる事を覚悟しましたね
そうなるとミヤニシ就職も駄目になる・・・
 
まずは保護司さんに僕と母親が呼び出され事件の状況を説明します、
「反省しとるんか? 更生する意思はあるんか?」
「ハイ・・・」
 
「私が責任を持って更生させますからどうか穏便に・・・」
本当に母には当時ずいぶん心配と迷惑をかけましたね
 
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で、今度は家庭裁判所からの呼び出しが来ます、もちろん未成年者の僕は母も一緒にです、で、裁判官さん
         「おっ、山下のお母さん、また来たんですか? 困ったもんですな~・・・」 爆
 
     何と何回も家裁に呼び出しされてるウチの母は判事さんと顔見知りになってしまっていた 笑
 
                           まあ結論から言うと
                       ・親・保護司さんが見放していない
                       ・美容学校を卒業して就職が決まっている
 
     この2点で僕はかろうじて施設行はまぬがれ無事ミヤニシに就職する事が出来たんですよね
     このブログは宮西先生も読まれているのでたぶんこの記事読んで驚いているでしょうね~ 笑
 
        という事で最後まで波乱万丈な学生生活でしたが、この後就職したミヤニシでも
                波乱万丈な美容師生活が待ち受けているんですよね
 
        最後に当時よく聞いていたこの曲をお送りして今回はこれまでにしようと思います
       当時の僕の心境をよく表しているかもね、続きはまた来月という事で! ジャンジャン!!
 
         
                    Black or White / 水口晴幸  作詞・水口晴幸  作曲・山下達郎
 
    俺の中のBlack or White 一つ決めるなら 俺は俺のBlack or White 熱い方に決めるさ
                 そうして駈けて来たから そうして行くだろう 
          誰にもないBlack or White  変わらぬ俺だけのBlack or White
 
   いつも最初(はじめ)Just White 俺を見つけるまで 俺は俺のJust White 誰も流れてしまう
                    流されて行くよりは 俺は 俺を行く
          誰にもないBlack or White  変わらぬ俺だけのBlack or White
 
            Top scene Black or White     Top scene Black or White
 
            俺の人生(みち)はKeep on Black あせてしまいやすいけど
                俺は俺のKeep on Black  染まりはしないから
                 一度決めた俺の人生 きついけど悪くない
          誰にもないBlack or White  変わらぬ俺だけのBlack or White
 
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             おまけ
 
     という事で、保護観察処分を受け、もう少しで少年更生施設に送られようとしていた僕の存在を
       まだ知らないウチの大明神は高校でテニスをしながら青春を謳歌していたんでしょうね~
 
                         当時の僕と知り合っていて
               「Black or White?」 って聞かれたら彼女は
                  「Black!」って答えたんでしょうね、爆!!