美容室とクレーム ⑤ クレームになる原因 カラーについて ② | PRAINSのブログ

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イメージ 1美容室とクレームシリーズ、今回は前回に引き続きカラーについてと言う事の中でアルカリカラーについて掘り下げてみたいと思います。
 
アルカリカラーの主な物として一般的に言われる物に白髪染め、おしゃれ染めと言う物があります。
 
お客様にもよく聞かれるのですが白髪染めとおしゃれ染めはどこが違うのでしょうか?
 
基本的にはこの両者原則は同じ物です、違いと言うのは成分の色の濃さが違うと思って良いでしょう。
 
白髪染めは白髪の部分をしっかり染めたいので濃い目の染料が入っています。
 
 
対しておしゃれ染めは色目重視になるので薄めの染料が入っていると言う事で同じアルカリ染料なので原理原則は大した違いがある訳ではないのです。
 
僕がカラーの薬液を選定する時に想定する物は大きく分けて3つの事があります。
①トーン(明るさ) ②色目 ③白髪の割合
 
大きく分けて3つですがその他にカラーの履歴、ホームカラーの有無、髪質、ダメージ具合も考慮に入れますし何より現在のお客様の髪の状態を見てお客様から話を聞いて総合的に判断します。
 
各パートを掘り下げる前にもう一度繰り返しになる事もありますがますが言っておかねばならない事があります
す。
前にも言いましたが僕達の仕事に「絶対」や「完全」はありません。
あくまで現場合わせの手作業ですから必ず誤差は生じる物です、出来上がりを見られて0.5トーン明るい、暗いとか 若干赤みが強いとか弱いとか 白髪への入りが弱いって言われても厳密にはそれを表現するのは無理なのです。
 
写真などを見られて決めてもそのまんまを表現するのはハッキリ言って無理なのです。
僕も沢山の経験がありますが特に写真の場合モデルさんに当たっている光の種類やカメラの露出や使っているレンズの色目等で出来上がる写真とモデル本人の髪の色は大きく違ってくる物なのです。
 
イメージ 2
写真解説に書いてある使用したカラー剤の色目明るさと出来上がった写真の色目が大きく違う事は良くある事なんですよ。
 
僕もお客様の希望をくみ取ってなるべく近いトーン、色目に近くなるよう考えるのですがそれが
100パーセントじゃない事はご理解いただきたいのです。
 
それらを踏まえた上で①の明るさを考えましょう
 
写真を見たりもしますが僕等の持っているレベルスケールやサンプルを見ながら判断します。
カラー全般に言える事ですが履歴が大きく関係してきます。
 
よくある事なんですが一度暗く染めてある部分は得てして明るくするのは容易ではありません。
トーンアップをする場合その部分に入れたい明るさのカラー剤を塗布しても100パーセントに近い位狙った明るさにはなりません。
根元の新生毛には使ったカラー剤の明るさ、色目はそのまま入りますが暗く染めてある部分にはそのカラー剤の明るさ、色目は入らない訳です。
 
よく見かけるホームカラーをされている方に根元は明るいのに毛先は暗いってのがありますが、この理論が分かってないとそうなってしまうのです。
 
誤解を恐れずに言わせて頂くとバージンヘアーを狙った明るさにするのはさほど難しい事ではないんですが履歴の分からない暗く染まっている髪を狙ったトーンにするのはハンパなく難しい物なのです。
 
イメージ 3
そういう状態の髪をどうしてもトーンアップさせたい場合狙った明るさのカラー剤よりももっと明るいカラー剤を使用するようになるのですが ハッキリ言ってやって見ないと分からないって事になるのです。
 
もっと言うとブリーチ剤を使用して髪の中に入り込んでいる暗い染料を破壊して出してやらないといけないケースもあります。
 
ご存じのようにブリーチ剤は髪に大きく負担を掛けます。
そう言うリスクを負ってまでトーンアップをしたいかどうかはお客様の最終判断にゆだねるようになります。
 
 
尚且つブリーチで抜いただけでは色目が大きく合いませんので後から色目を付けるようになります。
Wカラーになる訳で料金も単純に2倍になる訳です。
 
それでも完璧には行かない物です、ご自分でカラーをされたり黒染めなど暗いカラーを入れる場合こう言うリスクがある事を理解してされるようにして頂きたいと思います。
 
逆にトーンダウンする場合はさほど難しい事ではありません。
しかし以上の事を頭に入れておかないといけない訳です。
 
イメージ 4トーンダウンする時の注意として元の髪が凄く明るかったりダメージが凄くある場合必ず退色してシャンプーするごとに明るくなって来ます。
 
これはどうしようもない事なのでそう言う事も知っておく必要があるでしょう。
 
髪を狙った明るさにする場合毛質や白髪量も大きく関係してきます。
 
明るくなりやすい毛質の人もいれば逆に明るくなりにくい毛質の人もいます。
僕等にはそれを見分けるある程度の経験はありますがそれとて最初にさせて頂くお客様には特に100パーセントではありません。
 
 
大きく外す事は無いにしてもある程度の誤差は出る物です。
 
白髪の多い人はどうしても明るくなりがちです。
それはプロとしての経験で判断して薬剤を選びます。
 
白髪の多い人が明るくする場合どうしても白髪部分の染め上がりは薄くなります。
白髪をしっかり染めたいんであればあまりハイトーンな物はお勧めできません。
 
しかし言い方を変えれば髪が全体的に明るくなれば白髪が目立たなくなると言う事も逆の真理です。
僕の金髪がいい例です、僕は凄く白髪が多いんですが金髪にしているので白髪が伸びてもあまり分からないし良く見ると白髪の部分は染まってないのです。
 
いずれにせよどういう風にするかはしっかりコミニュケーションを取って決めて行かなければなりません。
 
いやートーンの事だけで終わってしまいました(笑)
ついつい長くなるんですよねー、色目の事以降はまた次と言う事にしましょう。
伝えたい事も100パーセントじゃないかもしれませんが思い付いたら順次書いて行きますので宜しくお願いします。
 
 
今回使ったバイクの写真は高校時代の友人が当時乗っていた物です。
1979年だと思いますが今見るとちょっと、、、ですが若気の至りと言う事で(笑)
 
上から
①ホンダCB400Four 紫の外装が当時を思い出させますねー(笑)
               角型シビエにスワローハンドル、当時は結構カッコ良かったんですよね
               彼とは今でも付き合いがあります、当時を思い出してまた同じ400Fを探しています、笑
 
②カワサキKH250  僕のマッハ750SSの末裔です、当時BEETの3本チャンバーが新鮮だった
              彼はスガヤの集合管も持っていた、この車両今でもこのまま某所に眠っています。
              復活させれば良いのに、、、まあ紫はまずいけど、、、笑
 
③カワサキZ400FX 当時カワサキが発売して大ヒット、400ccクラス唯一の4気筒としてみんな憧れたが
              いかんせん高かった たしか集合管はヨシムラだったように思うんですが、、、
              彼とも今でも付き合いあるんですがバイクはもう怖いって言ってます、笑
 
④スズキGS400E スポークホイールからキャストホイールに変わってすぐのモデルだったと思います
             後に湘南爆走族の漫画の主人公が乗って現在もその手の人達には人気があるそうです
             彼は当時事故を起こして長く入院してましたねー、笑