去年の年末に 大好きな矢沢永吉の武道館ライブ最終日に行ってきました。
暗いステージの中 スポットライトを浴びながら 静かに永ちゃんが歌い出す
「罪な奴さ Ａh ＰＡＣＩＦＩＣ 碧く燃える海、、、」
少し皺が増えた永ちゃん、、、でも歌声は「アイツ」と聞いてたあの頃と何も変わっちゃいなかった
そう、あの頃と、、、
「アイツ」と初めて会ったのは小学校の入学式
出席番号ＹとＹ「アイツ」の席は 僕の後ろだった
勇気を出して言った
「友達に なろうね」
中学になって２人でヘタなギター始めた、僕のエレキを２人で 代わる代わる弾いた
その頃ブラウン管の向こうから流れてきた曲
「夏の日の恋なんて 幻と笑いながら この女に 賭ける、、、」
１７歳のクリスマスイブ、明け方の降りしきる雨の中 黒いマシンで「アイツ」は死んだ
アスファルト血に染めてヘッドライトの中に「アイツ」は何を見たのだろうか、、、
焼き場に向かう先輩の地を這うようなケンメリが 雪に変わった路面で激しくホイルスピンをしていたのを今でも
はっきり覚えている
そのとき車の中に流れていたのも あの曲だった
「幻でかまわない 時間よ止まれ 生命の めまいの中で、、、」
去年仲間でバンドをやろうって話になった
実家の倉庫に しまってあった古いギターを取りに行った
埃を被ったハードケースを 開けると錆びた弦のギターは あの頃のままだった
僕とあいつで代わる代わる弾いた１９７８年製のヤマハのストラトキャスター
そう、何も変わっちゃいなかった
僕の今のファーストギターはリッケンバッカー４５０
１９７５，４，１３雨の中行われた日比谷野音、キャロルの解散コンサートでジョニー大倉が弾いてたギター
でも 何時も弾くのは あの古いストラトキャスター
そして今でも弾く曲は あの曲
「思い出になる恋と 西風が 笑うけれど この女に 賭ける、、、」
今でも時々夢に出て来る「アイツ」は今も１７歳
歳取って皺が出てきた僕に今でも「アイツ」が歌ってくれるのは あの曲
「ＭmーＳＴＯＰ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ ＭmーＳＴＯＰ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ、、、」
去年の年末３０回忌の「アイツ」の仏壇参りに行きました
その年の夏にお母さんは亡くなったそうです
おじいさんになった「アイツ」のお父さんは大変喜んでくれました
僕が死ぬまで「アイツ」は今でも親友です
ブログを初めて「アイツ」の事を 書き留めて置きたいって思ってました。
今日は私事で すいません。