特撮のDNA 明石展・1/明石市立文化博物館 2018.7.15 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記

715日に開催2日目の「特撮のDNA 平成に受け継がれた特撮“匠の夢”」展で明石市立文化博物館へ日帰りで行ってきました。


お金が無いので、こだまプランで博多~明石間を7200×往復で行きました(笑)


これから行かれる皆さんへ。


西明石の改札からすぐに外に出ず、直進し構内の商店街から左折した方が陽に当たらなくて済みます。暑かったです(笑)


10時頃に西明石着。




なだらかな坂を上り、文化博物館に入ると佐賀展でもお会いした、実行委員会の堤さんが顔を覚えてくださってたようで、ご挨拶してくれて!この日は佐賀展の学芸員の方も、大阪で用事があったそうで来場されていて、佐賀展が懐かしくなりました。


この日に来たのは、佐賀展に引き続いて、平成のモンスターマスター(とお呼びしています)若狭新一さんが来場され、ギャラリートークをされたからです。

その若狭さんは、既に開場されていて会場の様子をカメラで撮影されていて。私に気付き、手を振ってくださり感激!


関東のゴジラファン、Kさんと5月の須賀川以来の再会!

台湾展に行かれたそうで、写真を見せて頂き行きたくなりました。(パスポート持ってないので行きません笑)


30人程の定員で告知された、若狭さんのギャラリートーク。



集合場所が既に長蛇の列でKさんと一緒に並ぶも、最終的に多分倍くらいの人が来て、かなり混みながら(人混みで息がつまり、1回離れました)も、会場に居る人全員に声が届くよう、複数のスピーカーが会場に設置され、聞く事ができました。


11時からのギャラリートークは、1階と2階で会場が分かれてるうち、昭和期の展示が多い1階会場から。




大きく目立つ、初代メカゴジラの「素材」やそれに纏わる東宝撮影所前の自転車屋さんについて話され、平成期の展示がメインの2階会場では、ミレニアムゴジラやモスラ等、若狭さんが関わった作品についてがメイン。






中でも、川北監督からダメ出しされたリトルゴジラのマケットを3回直した話は、この明石展のテーマにも沿っていて感慨深く……









また、スペースゴジラの複製頭部について。



ハリウッドでは、資料用にこうやって造形物を残されるけど、予算もあって日本ではなかなかそれが出来ないとか、それでも「東宝でゴジラをやれたのだから」と複製されたとか。現存するスーツは何度も直しが入っているので、この頭部像が一番オリジナルに近いそうです。


1時間程のギャラリートークの後、若狭さんのご厚意でサイン会!

数十人居る中、一人一人丁寧にサインや記念撮影に応じられていました。私はこの回は一番最初に、佐賀展で買った平成ゴジラポスター(若狭さんで8人目!)にサインを頂きました。



ゴジラ展・特撮展あるある!というか、初日に近い土日祝とイベント回は全国からファンが集まります。

この日も関西のファンの方々や、横浜からご夫婦で来られた友人とお会いできて交流や近況報告。


これも、ゴジラが繋いだ縁!


午後2時から最後のギャラリートークは、2階会場から。


2階会場入ってすぐのミレゴジ像前に若狭さんが立たれて、平成ゴジラ、平成モスラ、ミレニアムシリーズの関わった作品についてギャラリートークを。





中でも、「モスラ3-キングギドラ来襲-」でのキングギドラには、当時「カメレオンカラー」と言われたマジョーラカラー使われたり、キングギドラの鱗は7種類の型を作られ、身体に合った物を貼られた、有名な話ですがモスラの毛をぬいぐるみみたいにしたくなくて、アメリカ造型会社に発注した(値段は数十倍!)話、質問であった「ミレゴジとギラゴジの違い」について、ウレタンの自重で垂れないよう、中の骨格をしっかり作られた話、「ゴジラ FINAL WARS」のゴジラは、中の喜多川務さんにアクションして貰う為に「喜多川さんをゴジラに見せる」為に、戦うゴジラに、喜多川さんを肉付けしていった話が特に心に残りました。


この回のギャラリートークで、特に会場中から感嘆の声が上がったのは、ミレゴジの色みについての話された時。

若狭さんは、もっと思い切った緑にしたかったそうで。








「映画を見られた方は、そんなに緑には見えなかったと思います」と前置きされて、ミレゴジの時は周囲の意見に影響されて、深めの緑にされて、ギラゴジではもっと緑にされたという。


「撮影現場ではサングラスを掛けていたのですが、映画での画面に近い色みに見えたからです」


という言葉に会場から、この日一番の感嘆の声が聞こえました。


ギャラリートークの後、2回目のサイン会。「こんなにカッコ良いスチールがあったのか!」と思ってしまった、ミレゴジ?ギラゴジ?が表紙のパンフレットの表にサインを頂きました。




若狭さんとは、4時前に1階会場にある「特撮のDNA」展の看板にサインをされてお別れしました。

サイン入りパンフレット、あまりのカッコ良さに額装しました!




その2へ続く。