33羽のぴよ星たち | プロジェクト北極星 - Project Polar Star -

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北海道の地で、健康で美しいセキセイインコを繋いでいきたい

こんにちは、プロジェクト北極星 主宰・ことり暮らすのあかねです。
 
一昨日からこちらのブログをスタートしましたが、
早くもたくさんの方にお読みいただいていて、
SNSなどでも応援のメッセージを頂戴しております。
ありがとうございます!
メンバーにとって、とても励みになっております。
 
 
鳥たちが北海道にやってきて、
本格的にプロジェクトが動き出したのは、昨年の12月上旬なので、
ブログのスタートまでに、すでに1カ月以上経過してしまいましたが、
この最初の1カ月で、本当にたくさんのことが起こりました。
 
まずはリアルタイムに追いつくためにも、
そしてしっかりと書き残すためにも、
これまでの1カ月を振り返って書き綴ってまいります。
 
 
 
 
 
* * * * *
 
 
 
 
 
プロジェクト北極星の第一世代目となるセキセイインコたちは、
私たちの思いに共感くださった方のご協力のもと
ご縁をいただき、
本州のある禽舎から、北海道へやってきました。
 
 
譲渡のタイミングは先様のご都合でこの時期となり、
予定が決まってからはタイトなスケジュールとなりましたが、
例年から見るとめずらしく雪の影響も出ない時期であったのと、
移動に全面協力くださった先様、
そして、今回の移動の協力を買って出てくれた私の友人のおかげで、
当日予定通りの行程で、すべての鳥たちが北海道に到着することができました。
 
 
 
と、ここまでは、
予定通りであったのですが
鳥たちの羽数に変更がありました。
 
 
プロジェクトのためにお願いしていた鳥たち 24羽
これは予定していた通りだったのですが、
 
そこに加え、
とある理由により
ある意味レスキューのようなかたちで
プロジェクトとは別のセキセイインコが 9羽
 
一緒に北海道にやってきました。
 
 
全部で、33羽です。
 
 
想定外の9羽に
正直に言って、とても混乱しましたが
目の前にやってきた命、とにかく守らなければなりません。
 
 
北海道にやってきセキセイたちは、
まずは一度、主宰である私の家で全羽お預かりし、
そのあと、各メンバーの都合の良いタイミングで分担することになっていました。
 
自宅に到着してから、
鳥たちが想定外の9羽を含む33羽だということがわかり、
 
混乱しながらも鳥たちの状態を確認し、
そこで、
見るからに異常のある数羽を発見。
 
吐き気の止まらない子
目に異常がある子
脚を脱臼している子(発見後、幸いすぐに戻り、安静)
 
吐き気の止まらない子は明らかに緊急な状態だったので、
すぐに鳥を診られるクリニックに連絡し、その日のうちに受診できることになりました。
 
上記の3羽は全てレスキュー組で、
まだこの子たちをどうするか、里親を探すのか、なども決まっていない段階でしたが、
この3羽は状況的にも私が引き取ることを決め、
残りのレスキュー組6羽をどうしようかと、メンバーに連絡を取りながら
病院に向かっていたのを覚えています。
 
想定外だとしても、
もう目の前にやってきてしまった命。
 
命をお迎えするというのは、
まずは検査をして、病気が見つかったら治療して、というのが必ずセットです。
 
里親さんを探すにしても、それを当たり前にやってくださる方でないといけないですし、
そういう飼い主さんを、
しかも6羽も、というのは、そう簡単に見つかるものではありません。
 
メンバーもみんな、突然のことに混乱していましたが、
残り6羽、私以外のメンバー3名が2羽ずつ引き取ってくれることになり、
レスキュー組9羽すべての行き先が決まりました。
 
本当に安心しました。
 
 
 
 
わが家で引き取ったレスキュー組
 
 
吐き気が止まらなかった子
病院に向かう車の中で、「すいれん」と名付けました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

検査の結果、

肺の炎症、胃腸・肝臓の腫れ、ガスの溜まった状態など

いろいろな個所で問題が起こっており、危ない状況と言われました。

 

この時点では、そのう・糞便検査でわかる感染症は見つかりませんでした。

 

できるだけ30分おきにフォーミュラAI(流動食)をシリンジで食べさせながら、

直接投薬での治療が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

わが家で引き取ったレスキュー組は、最初みんなプラケ生活でした。

 

左から、すいれん、はこべ、ハッカ。

 

 

ハッカちゃんの脱臼は、その後のレントゲンでも問題なく安心したのですが、

はこべちゃんの闘病は、別の記事で詳しく書きたいと思います。

すいれんのその後も、また別の記事で書きますね。

 

 

 

プロジェクトの始まりが、

プロジェクトとは異なる、レスキュー組の話になってしまいましたが、

 

私も、

そしてきっと他のメンバーも、

今回やってきたセキセイたち33羽みんなが、

一緒に戦っていく、

そして一緒に幸せになっていくための

仲間だと思っているのは事実です。

 

そういう意味では、みんな

プロジェクト組も、レスキュー組も、分け隔てなく。

 

 

今回の北海道への大移動に協力を買って出てくれた友人が、

この子たちのことを 「ぴよ星」 と呼んでくれています。

とてもいいネーミングだなと思っています。

 

 

33羽の ぴよ星たち。

 

 

この子たちの記録と

この子たちの未来を、

ここで書き繋いでいきたいと思います。

 

 

 

あかね