Day After Day / Badfinger
ラズベリーズの話題が出たので、
やはりこのグループを取り上げねばなりますまい。
バッド・フィンガー。悲劇のロック・グループとも。
当時ブリティッシュ・ポップロックの旗手と騒がれながら、
現在では、悲運のグループということ以外
ほとんど顧みられることのない、このバッド・フィンガー。
終始金銭トラブルに見舞われ続けたグループの運命とはちがって、
その音は、明るく屈託のない爽やかなポッフ・サウンド。
その分、余計に、迷走し続けたグループの歴史が哀しい。
前身だったアイヴィーズが1968年に
ビートルズのポールの目にとまり、アップル・レコードと契約、
しかしデビュー盤 は米英ではリリースされず、不発。
1969年にバッド・フィンガーと名前を改めて
Come and Get It で再デビュー。
1970年にはセカンド・アルバム No Diceをリリース、
このアルバムからは、No Matter Whatが
シングルカットされて大ヒットし、
Without You は、ニルソンが歌って
全米一位のセールスを記録しました。
しかしこの年に契約したマネージャーの
スタン・ポリーなる人物がとんだ曲者だったことが
グループの運命を変えます。
その後、ワーナーに移籍後もゴタゴタが絶えず、
ワーナーがスタンの不正経理を理由にリリースを拒否、
スタンがメンバーへのギャランティーの支払いをストップしたため、
結局、バッド・フィンガーは財政的に破綻してしまいます。
そしてそれが原因で、1975年4月に中心メンバーのピート・ハムが自殺。
しかし三年後に再結成されてエレクトラと契約、
その後またもやいざこざが頻発、メンバー同士が法廷で争うことに。
そしてその片方のトム・エヴァンズが、
1983年に法廷闘争に疲れ果てて、やはり自殺してしまいます。
ラズベリーズに比べると、素朴でナイーブな曲が多く、
アコースティック色が強い感じがします。
優しく繊細な曲調は、そのまま彼らの人柄を表わしているような。
トラブルと苦難の連続だったバッド・フィンガー。
それでも、 Without You や Day After Day など、
彼らが残した名曲たちは、永遠に生き続けます。
今回は2曲。
Day After Day。
No Matter What などと並んで彼らの代表曲。
ジョージ・ハリスンのプロデュースということで
ビートルズの音に近いものがあります。
この曲、あえてアコギ×3本ぐらいで演ったら、
たぶん気持ちいいだろうな、などと想像してしまいます。
Without You 。
この曲もスタンダードと言える曲でしょう。
ニルソンが歌ったほうは、全米一位の大ヒット。
だからこの歌をニルソンの曲だと思っている人が大多数のようです。
ニルソンのバージョンもよかったら聴いてみてください。
参照例URL↓
Day After Day
Without You
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