The Longest Day / Iron Maiden
おっかしいなあ。
昔はこんなバンドじゃなかったのに。
もっとスカスカぺなぺなの音で、頼りない感じだったのに。
結成25年を経て、こんなアルバムを出されたら、
もうファンになるしかないじゃないか。
ほんとに困ったひとたちです。
アイアン・メイデンであります。
アルバム A Matter of Life and Death であります。
まあ、1986年のアルバム Somewhere in Time ぐらいで、
あれっ、すこし変わってきたなという感じがあったのですが、
それでもここまで変身されると、ちょっと困惑します。うれしいです。
やっぱり1999年にボーカルにブルース・ディッキンソンが復帰して、
エイドリアン・スミスが返り咲いて、トリプルギターになってから、
メイデンはいよいよ「本物」になったのか。
そして2006年、このA Matter of~の登場となるのですが、
まあなんでしょう、この気魄。
そして、一発録りなのか? と思わせるような生っぽい臨場感があって、
これは前作同様、プロデューサーのケヴィン・シャーリーの、
「スタジオ・ライブ」ノリを狙う音づくりの特徴なのですが、
このおかげで、音のクリアさにはやや欠けるものの、
アルバム全体がラフでハイテンションな仕上がりに。
アルバムを通して全曲とも尺が長くて、そのせいか
プログレ度が高いと言われたりしてるようですが、
聴いてみるとそんな印象はあまり感じられず。
音そのものは、基本的に昔ながらのメイデン節の延長線上にあるのですが、
重量感、スケール、テーマ性、どれもすばらしいレベルで、
これでもかと押しまくられる
重厚でパワフルな70分にノック・アウト。
どの曲もいいのですが、気合い一発! のDifferent World と
今回の The Longest Day がオススメです。
このThe Longest Day も8分近い大曲ですが、
複雑な曲構成とリズムの変化、後半のギターワークなど、
まさにアイアン・メイデンのひとつの到達点を示す
このアルバムを代表する曲だと思います。
おまけですが、
Different Worldのなかの、歌詞の気に入った部分を。
「その日その日を受け止めてゆくのだ」
「今ある命に感謝しよう。
学ぶに遅すぎることなどない」
参照例URL↓