
ちょっと古くなったが記録しておく。

シベリウスでソロをとった服部百音は、東京ブギウギの服部良一のひ孫。真摯に曲に没入して、本質を抉り出すような熱演だった。古くから女性奏者の憑依型の演奏を呼ぶ曲だが、百音もその好例だった。

アンコールはクライスラー。しかし、およそクライスラーらしくない厳しい表情で超絶技巧を繰り出し、シベリウスの気分を壊すことなく駆け抜けた。
休憩後のマーラーは前半が素晴らしかった。とくに2楽章は、マーラーの分裂する楽想を生かした、目まぐるしく変化する名演。楽章終結後に一人の客がなんとブラヴォー。重大なマナー違反だが、それほどの名演だったとも言える。
残念ながら3楽章以降はやや集中を欠く展開となった。とは言え、カーチュンのマラ5は今後の進化が充分期待できる。次回があれば聴きに行くだろう。























