新宿区役所通りの近くに、四季の路という陰気な道がある。
歌舞伎町の近く、区役所通りの一筋向こうから、ゴールデン街の裏手を通って新宿文化センターのほうに出る。

私もそうだったが、ここを暗渠だと思っている人がけっこういるようだ。

古そうな写真を見つけたので、拝借する。
右手のバラックが犇めいているところが、今も盛況のゴールデン街。そこに沿って線路が見えるだろう。カーブの曲がりっぷりが、四季の路とおんなじだ。
都営角筈線。昔の都電の経路が四季の路となっている。
武田鉄矢がやっている『昭和は輝いていた』という番組を見ていたら、武田が率いた海援隊のセカンドアルバムが紹介された。

『望郷篇』。大ヒットとなった「母に捧げるバラード」を含む代表作だ。
このジャケット写真のロケ地が、まだ線路の残っている角筈線跡だ。
まず間違いない曲がりっぷり(笑)。
写真の最奥に写っているのが新宿区役所だ。


ゴールデン街ではまだこんな景色が見られる。
武田は博多から上京した当初、新宿厚生年金会館近くの下宿から、徒歩でエピックレコードにかよっていたという。ロケ地のすぐそばだ(笑)。

解体前の厚生年金会館。

その跡地に建つ、ヨドバシカメラ本社。
思えば遠くへ来たもんだ(笑)