2009年、プリツカー賞受賞者の伊東豊雄の設計により竣工した複合型劇場「座・高円寺」のことは、もちろんその開館時から知っていた。ただ、私がやや演劇に疎いために、今日まで内部を見て回ることはなかったのだった。
年明けの某日、総武線の車内からこの建物を見て、そろそろ中に入ってみなければならないぞと、にわかに思った。
そして、思えば行くのだ(笑)

高円寺駅の北口を出て、右方向、環七にぶつかるあたりに、ボコボコ穴のあいた建物が見えてくる。
この穴が重要だ。

ファサードにも穴。

現代の劇場建築の多くが、開放的空間造形を目指すところ、伊東は環七の騒音や近辺の高さ制限を考慮して、密閉空間を構想したそうだ。
結果的に生まれた外観は、なんと70年代前衛演劇の、テント芝居のフォルムに近しいものとなった。

伊東豊雄のプラン。

佐藤信の黒テント。

唐十郎の紅テント。
というわけで中に入る。

先の穴ボコが効いてくる(笑)

なんとまぁ美しい。

上が2階。

2階はカフェのアンリ・ファーブル。

壁のオブジェも素晴らしい。

3階からカフェを見下ろしたところ。穴ボコだらけ。

なんというべきだろう。青白い穴が外光。黄色っぽい穴は人工光。底の赤はソファだ。

溜息が出るばかり。



























