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出ベンゾ記

ベンゾジアゼピン離脱症候群からの生還をめざして苦闘中。日々の思いを綴ります。



あいにくの寒い雨で、ANAコンチネンタルホテルの中を横切って、サントリーホールに向かった。




1曲目、ニールセンの序曲。ホルンが前面に出て活躍する曲だが、ミスが出やすいこの楽器を、ソロでなくパーツとして押しだした。

その試みは面白い。しかし、いかんせんニールセンには旋律も、リズムも、ハーモニーも魅力に欠けるところがあって、もう一度聴く? と問われれば否定的にならざるを得ない。

2曲目。


ヴァンスカの指揮は、ロマン派の始祖としてのベートーヴェンに焦点を当てる内容。対して、ピアノのバルナタンは、モーツァルト的な愉悦に溢れた演奏で、両者は最後まで歩み寄ることはなかった。とくに長大なカデンツを軽々と煌びやかに弾ききると、バルナタンのピアニズムは冴えわたり、ソロが終わるたびに体を大きくオケに向けて、鼓舞するように煽っていたのが印象的だった。

短いアンコールもその延長で、一気に駆け抜けて、最後はガッツポーズ(笑)。



さて、当夜のクライマックスは、やはりメインのプロコフィエフだ。

この曲は、ロストロポーヴィチや広上淳一らの生演奏に接しているが、どうも全体像のはっきりしない、よくわからない曲だった。

当夜のヴァンスカは、この難曲を見事に解きほぐしてくれた。緊張と緩和を緻密に繰り返しながら、途轍もないクライマックスを大波のように形作る技は圧倒的で、最後はスタンディングオベーションも出た。オケも快演。







こういう経験があるから、生のコンサートはやめられない。




早大・村上春樹ライブラリーの前で。たしかに春樹の翻訳物の装画は山本容子が多いかも。



戸山公園箱根山にちなむ洋菓子・箱根ロールも長くやってるなぁ。



諏訪町公園。ここも山と言えば山。



神田神保町、さくら通りのオカメザクラ。ここは長く桜のないさくら通りだったと思うが、これはいつからあるんだ? しかも2本だけ?



東中野のスーパー、サミットの林檎の木。よくできてる(笑)



文京区春日。こんにゃく閻魔の近くの洋食屋。



同じく春日。昔の神保町の古本屋も、みんなこんな感じだった。



うなぎ屋わたべ。ここはうなぎより料理が旨い(笑)。春日。



甲州街道。日曜の文化服装学院。



甲州街道。野菜を置くところがあるのか…



久しぶりの甲州街道、箒銀杏。次は夏に来てみよう。



新宿十二社のマンション。1階のホール吹抜の、こういうのはなんて言うのか。ローマの遺跡風だが、やはりバブルの所産かな。



神田神保町の春の古本祭り。



新宿百人町。大和会館はミッドセンチュリー風のきれいなビル。学生時代、私はこの近くのおんぼろアパートに住んでいた。



百人町。こうなるとどこの国か写真からはわかるまい(笑)。黄色い看板は韓国焼酎のJINROうつしか。

以上。






前回「続く」と書いて終わったが、小滝橋通りはあそこまで。今回は横道に入るので、番外とした。

桜が咲く神田川端を意識しながら歩いていく。



いきなり目に入ってくるのがこれだ。

看板建築をアレンジしたのか、何階建てかわかりかねるような造り。床屋は現役だ。ミニチュア九龍城的な雰囲気(笑)



風車が恐山的ムードを醸し出す(笑)



さすがに階段は登れない。



床屋の九龍城からいくらも行かない場所にこんなものが。たいしたことはないと思いながら回り込むと…。



デカい(笑)。しかもつぎはぎ感が半端でない。



正面に回ると、なにやら洒落たセンスもほんのり(笑)



隈研吾じゃないよ。



郵便受けの上に連絡先と、ナイタイ通信社の文字が…。消したってわかるわい。さて、ナイタイといえば、私などの世代はピンと来ないほうがおかしい。

夕刊フジ、日刊ゲンダイとともに、夕刊紙の雄として知られた内外タイムスだ。

通信社とあるが、もちろんニュースの配信をこんなところでやるわけがない。同紙の広告スペースの営業・制作をやっていたのではあるまいか。

下に上げた紙面のいちばん下。ストリップ興行の広告だが、こういうものをここで作っていたのではないかなぁ。



大学時代の後輩に、父親が内外タイムスの記者だというのがいて、自分は父親を軽蔑していると広言してはばからなかった。


しかしまあ、親父の言いなりになるよりはマシかな。




ナイタイ通信社跡からだいぶ歩いて、ここは東中野の旧日本閣の近く。周辺は大再開発が続いていたが、こんなミッドセンチュリー風のマンションが生き残った。ヴィラロイヤル東中野。



こんなビルでも、時代がつくと美しい。



神田川に出た。デザインされたトイレと桜。



総武線のガードにぶつかると、小さな祠がある。柏木不動尊。



こちらは最初に見た、小滝橋通りのガード。この道をまっすぐ神田川に向かってゆくとお不動さんに行き当たるんだ。線路の右側だけど(笑)。



上の写真を拡大した。近頃めっきり減った古典的落書きだ。パッと見て、顔と胴体の作者は別人だろう。もちろん、才能は顔のほうにある。

オシマイ(笑)