TP(膵全摘術)の後、体のどこかにがんの転移が見つかっているのではありませんが、抗がん剤(S-1カプセル)を服用しています。すでに服用10クールを越え、いま経験している副作用と考えられること、副作用かどうかはっきりしていないが、抗がん剤の服用を始めてから生じたと思われる変調を記します。

 

S-1の副作用として医師と薬剤師から事前に説明を受けていたのは、食欲不振、腹痛、下痢、口内炎、流涙(りゅうるい:涙が大量に出る)、色素沈着などです。薬剤師からもらった大鵬薬品の冊子(かつ記録帳)にも同様の記載です。

 

いままで服用を続けて、こういうことが起きるのはS-1を飲み始めてからだな、と思われることは以下のようなものです。これらがほんとうに副作用なのかどうなのかわからないし、副作用だとしても個人差があるのだろうと思います。

 

1) 流涙

涙が出ます。そして、明るいところだと光がまぶしいです。目に痛みを感じる日もあります。涙はさらさらのものがだらだら流れ出てくるときもあるが、粘っこいときもあって、粘い時はまぶたを不用意に閉じると開かなくなって、指で開く必要があるくらいです。大量の涙が目の外に流れ出ないので、視界が涙で滲んで不便が生じます。たとえば車を運転しているときに特にカーブで車線の白いラインが二重に見えることになって怖いです。

医師と相談して目薬(外科からはヒアルロン酸(黄緑色)、外科から紹介してもらった眼科でシアノコバラミン(赤色))を処方してもらいました。多少は軽減されます。

また、日中の外出時にはサングラスをかけるようにしました。これも明るい日には有効です。(この機に上等なものを買いました。)

 

S-1が原因で角膜が傷むのが副作用なのだそうです。しかし、眼科で調べてもらうと角膜の損傷は見られないので、これらの眼の不具合は抗がん剤の副作用だとは言い切れないな、とのことです。「抗がん剤をやめてみると副作用だったかどうか判断できる、しかし、今はそういうことをするわけにはいかないし」と。

 

2) 色素沈着

シミがあちこちにできてきました。3~5mmくらいのものが手のひら、足の裏のほか、あちこちに無数にできました。顔には2~3mmくらいのものが、手足のシミほど濃いものではないが、できています。

この夏は外出の際は帽子を目深にかぶり、長袖のパーカーを着ていましたが、顔や手腕が日焼けしました。日焼け止めを塗ろうと考えていましたが、あまり実行できませんでした。全体的に黒くなったので、しばらく会わなかった人たちからは「よく日焼けしてるね」と言われます。

見た目はいまひとつですが、痛みを伴うわけではないのでこの副作用は苦になりません。

 

この2つ以外に、副作用かなと疑っていることがいくつかあるので、日を改めてその2を書くことにします。

 

現在の抗がん剤服用の様子です:

 

その2を投稿しました。