ランツァがやってきた13 | Pパパのブログ

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バイク遊びあれこれ

まだまだいきます、エンジンバラし編。


オイルと埃に塗れてます。正常なエンジンならオイルが付着する事はありません。
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クリーナー、ワイヤーブラシ、割り箸、爪楊枝、綿棒、何でも使ってひたすら落とします。左右のカバーにこびり付いたガスケットもしっかり落とします。
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四角い穴がリードバルブの取り付け部です。ここもしっかり面を出しておきます。中央の丸い穴はスピードセンサーの取り付け部です。
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こいつが無いと、どうにもクラッチのハウジングが外せないので買っちゃいました。
プロでも無いのに一生の間に何回使うんだ(笑)
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ディープソケット(22㎜)とスピンナーも買っちゃいました。ナット一個回したいだけなのに。もう後には引けません。
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やっと外れました。段付き磨耗すげ~。クラッチも滑り気味だったみたいです。この溝の中をフリクションプレートがスライドして、クラッチプレートと圧着・離断する事でクランクシャフトの回転を断続してます。
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普通なら新品に交換です。んが、調べてみると万単位の部品。ドリブンギヤと一体なのでやたら値が張る。そこで、駄目元でオイルストーンで段付きを削っちゃいます。使い物にならなきゃどの道交換ですし。フリクションプレートが、ほんの数㎜だけ動いてくれればいいんです、溝に引っかからずに。(甘いか?) クリアランスが多少変わっても何とかなるでしょう。(多分)  組み上がってからのお楽しみってことで(笑)
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次に、反対側のローターを外していきます。が、こいつがまた手強い。
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こちらも工具を買っちゃいました。結果的には、ローターセンターのネジ径のボルトが一本有れば用が足りたんですが。
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こんな感じで使います。問題はどう回り止めをするかです。本来なら、シーブホルダーと言う特殊工具で、ローターを直接固定するのでが、この特殊工具が、ここ以外に使い道が無い割にはちょっと高価。そこで・・・
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こいつの出番です。息子が折ってきたXJRのブレーキレバーの一部。どう使うかというと・・・
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ここに噛ませます。クランクシャフトに付いてるドライブギヤと、クラッチハウジングに付いてるドリブンギヤとの間に差し込みます。大事なのは、アルミ材を使う事。これ以上硬い物を使うと、ギヤが歯こぼれする可能性があります。因みに、ドライブギヤ(右側の小さいギヤ)のボルトを回す時も同じやり方です。
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こんな感じでローター側のレンチにトルクを掛けていくんですが、かなりのトルクが必要で、一人では無理でした。エンジンそのものが浮いちゃいます。息子にエンジンを押さえてもらってやっと外せました。
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ローターを外した所です。真っ茶色です。これは、混合気が漏れてるってことです。クランクケースリードバルブの吸気方式のエンジンで、クランクシャフトのオイルシールが駄目になるとこうなります。吹け上がりが悪くなったり、ピークパワーが落ちたりします。それでもエンジンは回っちゃうんですけどね。この4TPのオイルシールは、特に弱かったみたいです。今は、対策済み部品になってるみたいです。
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外した部品たち。ローターの裏側にスタータークラッチが付いてます。こいつも後で作動確認をします。しかし、元に戻せるのか?(笑)
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やっとエンジンバラし編も終盤に入ってきました。