キャバレー 2月4日 ソワレ
キャバレー、2月4日ソワレに。初演も、何もみたことなく、初見です。お話は有名ですね。1929年、ナチス台頭前夜のベルリン。キャバレー「キット・カット・クラブ」では、毎夜毎夜、退廃的なショーと、刹那的な恋の駆け引きが繰り広げられている。妖しい魅力でお客を惹きつけるMC(司会者)。そしてショーの花形、歌姫サリー・ボウルズ。ここは、日ごろの憂さを忘れられるバラ色の場所。大晦日の晩、アメリカから到着したばかりの、駆け出しの作家クリフは、たちまちサリーと恋に落ち、一緒に暮らし始める。彼らが暮らす下宿の女主人シュナイダーは、長年女一人で生きてきたが、心優しいユダヤ人の果物商シュルツと結婚することを決意。しかし迫りくるナチスの脅威に、結婚を断念せざるをえなくなる。希望に溢れていたサリーとクリフにも、ナチズムの足音は高く聞こえ始め、そしてついに、キット・カット・クラブにも・・・・11列目下手一幕1時間45分 2幕50分集中すれば、みれるし、良い席でストレスなしでした。サリー長澤まさみさん。魅力的で、華があり、歌も、あの風貌でこれくらい歌ってくれたら充分過ぎ、と思いました。カテコで、石丸さんの耳元でこそこそお願いしてるのも可愛い〜眼福。そして新星賞のクリフ小池徹平くん。ご両親が観に来てたそうです。ほか、浪速出身の人がカテコでフューチャーされてました。すっかりミュージカルの人で、歌も安心だし、見た目⭕。ヒロイン役の身長が難しいかもしれないけど、顔もつるんとしてそうだし、これまた眼福。そしてこの人のおかげで来れました、のMC石丸さん。笑いを誘うところだろうところは、時々外してる?と勝手にヒヤヒヤしましたが、異常に笑いもって行く天才がいたので、比較したらいけない(後述)。狂言回しといえばで、成河さん辺りが思い浮かびましたが、ただ狂言回しの役柄でありながら、時に下品に、時に恐ろしく、そこにいる、という雰囲気。明日は目の前、とか全員で歌っても声が美しく目立つ。サックス吹いてるし、踊るし、絡むし、ええ声で歌うし、これまた眼福。白塗りでも、彫りが深く、格好がああでも品があり、観た時はファントム!と思って、思ってた以上に受け入れられました。ミュージックフェアでもキャバレーや、オペラ座の怪人観れるので、録画したのをみるのは楽しみです。シュナイダー秋山さんが、すごかった。歌えるのも、素晴らしいのだけど、セリフ、お芝居の緩急自在。ネズミの糞のくだり、コーヒー豆じゃないか、私の⚪⚪です、なんていう、しょうもないやり取りなのに、面白い。普通に面白い場面、パイナップルの歌あたりで面白いのも、全然外さないし、「あなたならどうする」で、シュルツさんと別れを決意するシリアスなシーンでも笑いを持っていきつつ、シリアスな場面を締めた腕前、圧巻平伏です。あなたなら、どうする?の秋山シュナイダーさんの決意が私がいかにもいいそうな事過ぎて共感してヒリヒリしました。シュルツ小松さんと二人、芝居の間合いというのはこういうものと、ほのぼのと、みせられつつ、二人の恋の後ろで不穏に変わっていく空気が、よそ事でなく、現実にいま、起きて行くことだと、感じる今日この頃。1幕最後、ひょうひょうとしてたドイツ人村杉さんが、あのマークつけて登場し、ピーンとした空気に変え、能天気そうな平岩さんが、脳天気に歌う「明日は目の前」が次第に異常な愛国心で同じ方向へ向かうあの時代に、徐々に変化して行く一幕ラスト。石丸mcの死神感満載の不気味さ。観に来て良かった。日々のこと、目の前のことに気がとられがちですが、時代の変化は関係ないものと思わず、ちゃんと見つめないといけない、時代の変化がある時みられて良かったです。二幕との休憩時間、ウロウロしなかったので、小松さんに枝で突っつかれず、残念でした。台本:ジョー・マステロフ作曲:ジョン・カンダー作詞:フレッド・エブ翻訳:目黒条上演台本・演出:松尾スズキ出演長澤まさみ 石丸幹二 小池徹平小松和重 村杉蝉之介 平岩紙/秋山菜津子片岡正二郎 花井貴佑介 羽田謙治 齋藤桐人 乾 直樹 楢木和也 船木 淳 笹岡征矢 岩橋 大 丹羽麻由美 香月彩里 谷 須美子 エリザベス・マリー 田口恵那 永石千尋 アンサンブルさんも素晴らしい。トートダンサーの二人は多分わかりました。男の人ダンサーたちセクシーでありました。女の人、オープニングで、二人ほどブラ外してましたが綺麗なお胸で、いやらしくない。