映画オッペンハイマーを公開日に見ました! | トドお父さん通信

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きょうは見たかった映画オッペンハイマーの公開日でした。
https://eiga.com/movie/99887/
さっそく久留米のT-JOYまで見に出かけました。

原爆を落とされた我々日本人としては、感情を抑えながら見るしかなかったのですが、映画はさすがあのクリストファー・ノーラン監督だけあって、なかなか難解な内容でした。

【ネタバレ注意!】
若いころから天才科学者で、量子物理学者の先端を行っていたオッペンハイマーは、カリフォルニアのバークレーやカリフォルニア工科大を経て、イギリスのケンブリッジ大学からドイツのゲッチンゲン大学で、デンマークの科学者ボーアやハイゼルベルグに師事します。
https://screenonline.jp/_ct/17691378

アメリカに帰っても、癖のある性格でいろいろ事件を起こしながらUCBAで理論物理学の研究を続けていたところ、陸軍大将レズリー・グローブスから原爆開発の「マンハッタン計画」の原爆開発チームのリーダーに抜擢されます。それからは…… という内容です。

アメリカのすごいところは、戦争遂行という目的のためには癖のある物理学者も使いこなし、ニューメキシコの砂漠に街を作ってそこに世界中から異才を集めて原爆の開発に成功してしまうところですね。

物理学者がマネジメントもこなして、ドイツから1年半遅れているといわれた開発に追いついて、トリニティという核爆弾実験を行うまで、2年ちょっと。7月15日に核実験に成功してから、わずか2週間後には日本に爆弾を投下しているのには驚きます。
この原爆の父と言われたオッペンハイマーが原爆の使用に苦悩するのが救いではあります。

ドイツが降伏した今、死に体の日本に原爆を使用する必要があったのか?
いまだに問われる問ですね。

当時のお金で20億ドルをかけて、プランAのウラニウム型原爆とプランBのプルトニウム原爆の二種類を開発して、責任上なにも使わないという選択はなかったのかもしれません。

マンハッタン計画の最高責任者のグローブス大将が、悪く描かれていませんが、もしかすると彼が日本をせん滅する構想を立てていたのかもしれません。なにしろ原爆を10数個用意させていたのですから。トルーマン大統領が流石にとめたらしいですが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)