昨日紹介した、Mac Pro 2014に実装されるであろうHaswell-EPの詳細です。
http://xtreview.com/addcomment-id-29660-view-Intel-is-already-testing-Haswell-processors-in-LGA-2011.html
最大14コア、35MB L3、4チャンネルDDR4-2133、QPI 9.6GHz、LGA 2011、となっています。
Haswell-EP系がDDR4に対応することは以前から知られていましたし、LGA 2011はSandy Bridge-EPやIvy Bridge-EPと同じ名前ではありますが、ソケット互換性が無いこともわかっています。

Mac Pro 2014は2013年の他のMacと 同じ、Haswell世代に追いつくとともに、DDR4対応がポイントになりそうです。
またまたMac Pro記事です。
http://us.hardware.info/news/35942/intel-ivy-bridge-e-has-6-additional-hidden-cores
リンク先は要は「Ivy Bridge-E(Coreブランドで6コア)は12コア実装のところから、6コアを無効にされている」という話なんですが、これはCPUやGPUではよくあることです。
が、前世代のSandy Bridge-EではSandy Bridge-EPの8コアに対し、Coreブランドでは専用の4コアチップが用意されていたり、Ivy Bridgeも専用の6コアチップの写真がリークされています。Ivy Bridge-EのCoreブランド製品は最大6コアであり、12コアのうち6コアが無効にされていようが、最初から6コアのチップを使おうが、性能には差は出ません。

そんなことより、来年前半に登場予定の、Haswell-EPが14コアであることが明記されており、Ivy Bridge-EPを実装するMac Pro Late 2013の後継が14コア(しかも、コア自体が1世代新しくなる)となり、早ければ来年の前半に、14コアMac Pro(Mid 2014)が登場する可能性があります。

なお、Haswell-EPと同じチップを使うCoreブランドは、そこでやっと8コアになる模様です。

Haswell追加モデルの情報です。

9月1日に、HaswellのCore i7/i5の他、Haswell 2コアが初登場、Core i3とPentiumブランドで登場します。

Core i7/i5 Haswell
Core i7-4771(4コア/3.5GHz/L3 8MB)
Core i5-4440(4コア/3.1GHz/L3 6MB)
Core i5-4440S(4コア/2.8GHz/L3 6MB)

4771は4770の100MHzアップとなりますが、すでに4770K 3.5GHzがあるので目新しいことはありません。しかし、4770KはVT-dがオフにされている為、Macでは採用されない可能性が高いです。iMac 2011/2012とも、最大3.4GHzどまりとなっていますが、2011年から、K付きならば3.5GHzが登場していたのです。(同じソケットにさせるXeonなら3.7GHz)iMacが9月までモデルチェンジしなければ、という前提ですが、iMac 2013は3.5GHz版が登場するかもしれません。
4440/4440Sは4430/4430Sから100MHz上がったモデルで、iMac下位モデルで採用されるかもしれませんね。

Core i3 Haswell
Core i3-4340(2コア/3.6GHz/L3 4MB/HDグラフィックス4600)
Core i3-4330(2コア/3.5GHz/L3 4MB/HDグラフィックス4600)
Core i3-4330T(2コア/3GHz/L3 4MB/HDグラフィックス4600/TDP 35W)
Core i3-4130(2コア/3.4GHz/L3 3MB/HDグラフィックス4400)
Core i3-4130T(2コア/2.9GHz/L3 3MB/HDグラフィックス4400/TDP 35W)

こちらは教育機関向けiMacに採用されそうです。現行の教育機関向けiMacはIvy Bridge Core i3-3225(2コア/3.3GHz/L3 3MB/HDグラフィックス4000)を採用しています。

本日、2つめのMac Pro記事です。

WWDCで発表されたMac Proは今年の後半にリリースされる予定ですが、アップルが最近になって、日本語でも新Mac Proのページを公開しました。
http://www.apple.com/jp/mac-pro/


1.プロセッサ
最大12コア、40GB/s PCI-Express Gen3、と言っていることから、一つ前の記事で挙げた12コアXeon E5-2600 v2シリーズを採用するのは確実です。12コアなら(現段階の情報では)最大2.7GHzです。ポイントは、ユニプロセッサ=1 CPU。PowerMac G4 Dual 500MHzから続く、デュアルプロセッサモデルは無くなりました。

このMac Proを2012年から2013年の前半に出そうとすると、Sandy Bridge-EPの8コア3.1GHz(4代目Coreアーキテクチャ)を採用することになります。Mac Pro 2010から放置気味の、現行Mac Proは6コア3.06GHzのデュアルプロセッサ、つまり12コア3.06GHz(3代目Coreアーキテクチャ)を採用しているため、1 CPUでは敵わないのです。
3年間アップデートを放置し、CPU 1世代をまるまるスルーした結果、1 CPUでデュアルプロセッサを超える性能を得られたわけです。その半面、12コアCPUデュアルの、24コア48スレッドのMac Proは登場しないことになります。

2.メモリ
現行Mac ProはDDR3-1066MHz/1333MHzの3チャンネル(3つのメモリに同時アクセス、性能アップ)なのに対し、新モデルはDDR3-1866MHzの4チャンネルです。現行モデルは3の倍数のメモリを挿した場合、最大性能を発揮しますが、新モデルは4枚必要となります。最大スロット数は4と思われます。

3.グラフィックス
デュアルGPU、7テラフロップス、2048コアでVRAM 6GBのAMD Fire Pro…ということから、Radeon HD 7970ベースのFire Proと思われます。7970は2年前に登場した製品ですが、現役です。なお、7970 GHz Editionが4テラフロップスオーバーなので、3.5テラフロップス程度まで、クロックを落としたGPUを2つ搭載し、7テラフロップスという計算になるはずです。

3.ストレージ
もはや、Mac Proすら単一ストレージになってしまいました。それどころか、2.5インチHDDを実装するスペースもなく、MacBook Air/Pro Retinaと同じ、スティック型SSDです。
面白いのは1.25GB/sという転送速度です。従来のMacは600MB/sのSATAに、HDDもSSDも接続されていました。(Mac Proだけは300MB/s世代でした)600MB/sもかなり高速なのですが、SSDはそれを超える速さを得ることができ、接続側がボトルネックとなっていましたので、SATA接続ではなく、PCI-Express接続に切り替えたことで、足かせを振り切れます。

なお、MacBook Air 2013はすでに一足早く、PCI-Express接続のSSDを実装しています。

4.新筐体
10年半の沈黙を破り、PowerMac G5筐体が1/8サイズになります。CPUのTDP 130Wクラスと、GPUの200Wクラス×2の爆熱をあのサイズに収めるため、筐体の真ん中に巨大なヒートシンクを配置し、上部のブロワー型ファンから熱を吸い出す構造のようです。おそらく、1000Wクラスの電源も内蔵しています。
黒っぽい色ですが、素材は変わらずアルミのようです。アルミにシルバー以外の色付けをするのはMacの新しい流れでしょうか。
小型PCといえば、自作PCではキューブ系ケースというものがあります。そのキューブ系PCが、強く影響を受けたのが2000年のPowerMac G4 Cubeと言われています。G4 Cubeもやはり、筐体上部から排熱をする構造で、ファンレスでした。G4なんてMacBook AirのCPUより低消費電力・低発熱でしたしね。


5.拡張性
上記の通り、ドライブ類は拡張不可である為、外部インターフェイスが唯一の拡張となります。ギガビットイーサネット、HDMI 1.4、やっと実装されたUSB 3.0。その他見どころはやはり、Thunderbolt 2です。Thunderbolt 2は2013年にインテルが対応チップを出荷開始する予定の新規格で、現行の2倍、20Gbpsの速度が特徴です。そして、そのThunderbolt 2がなんと6ポートも実装されています。

Mac Proから内部拡張をなくし、Thunderbolt 2を6つ実装したアップルが言いたいは、今後のMacの拡張をThunderboltでやって欲しい、ということではないでしょうか。これまでのMac  Pro対応機器はPCI-Expressスロット対応や、内蔵ストレージ増設系であったはずですが、Thunderbolt機器とすることで、Mac Pro対応拡張機器=全Mac対応拡張機器、となるわけです。

アップルによれば、GPUは交換可能、とのことです。あの空間に収めたり、GPUを真ん中の巨大ヒートシンクにつなげるためには、やはりMac Pro専用としなければならないのは仕方ないですが、ThunderboltポートにもGPUを繋げなければならないことも忘れてはいけませんね。
前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、WWDCの予想の結果は

正解…MacBook Airアップデート、IEEE 802.11ac採用AirMac登場
不正解…MacBook Pro 4コアモデルアップデートせず、Mac Pro登場

でした。

さて、ここではMac Pro 2013を構成するIvy Bridge-EPのラインナップの情報です。
http://www.cpu-world.com/news_2013/2013062601_Specifications_of_Intel_Xeon_E5-2600_v2_CPUs.html

(コア/クロック/L3キャッシュ容量/TDP)
Xeon E5-2640 v2(8コア/2GHz/20MB/95W)
Xeon E5-2650 v2(8コア/2.6GHz/20MB/95W)

Xeon E5-2643 v2(10コア/3.5GHz/25MB/130W)
Xeon E5-2650L v2(10コア/1.7GHz/25MB/70W)
Xeon E5-2660 v2(10コア/2.2GHz/25MB/95W)
Xeon E5-2667 v2(10コア/3.3GHz/25MB/130W)
Xeon E5-2670 v2(10コア/2.5GHz/25MB/115W)
Xeon E5-2680 v2(10コア/2.8GHz/25MB/115W)
Xeon E5-2687W v2(10コア/3.4GHz/25MB/150W)
Xeon E5-2690 v2(10コア/3GHz/25MB/130W)

Xeon E5-2695 v2(12コア/2.4GHz/30MB/115W)
Xeon E5-2697 v2(12コア/2.7GHz/30MB/130W)


なお、上記のIvy Bridge-EPと同アーキテクチャを採用するCoreブランドの製品は以下の通りで、9月4-11日の間にリリースされる予定です。Xeonが前世代のSandy Bridge-EPの8コア3.1GHzから、12コア2.7GHzへアップデートされているのに対し、
Coreブランドは前世代のSandy Bridge-Eと同じ最大6コアにとどまっています。ライバルとなるAMD FXでは4コアのCoreブランドにすらかなわない為、6コア製品にすらライバル不在なのが原因の一つでしょうか。

Core i7 Extreme Edition 4960X(6コア/3.6GHz/ブースト4GHz/15MB/130W)
Core i7-4930K(6コア/3.4GHz/ブースト3.9GHz/12MB/130W)
Core i7-4820K(4コア3.7GHz/ブースト3.9GHz/10MB/130W)