↑前回のお話はこちら

私は急いでサユリちゃんを追いかけた。

「サユリまって!!

…あの…返事…。

返事…まだ聞けてないよね?」



「うん…」
サユリちゃんは泣きながら答えてくれた。


「じゃ…じゃあさ、
返事もらおうよ!!
私加藤くん探してくる!!
サユリはここで待ってて!」

そういって、私は学校の方へ走って戻った。

校門から出た加藤くんを見ていないから、
きっと加藤くんは
まだ校内にいるはずに違いない。

そう思った私は、
校庭を端から端まで走って探した。

いない。

次に校舎の裏にあるプールをのぞいた。


いた。


プールサイドに加藤くんが座っていたのだ。


走った後ということもあり、
興奮状態にあったら私は、
自分でも驚く声のボリュームで呼んだ。


「ねぇ!!!加藤くん!!」


「え、どうしたの?」


「返事…サユリに返事…」


「あぁ…」


「サユリも勇気出して言ったから、
何かしら聞きたいんじゃないかなと…」


「ええ…うん…」


「あっちで待ってるから、みんなに見つからないように連れてくよ?」


「あーーーーー。


俺…あいつ苦手なんだよ」


「え?」


「アイツいつも喋ってない?
おれ、苦手なんだよ」


「あ…ちょっ…え…?」



サユリは加藤くんに嫌われていた。



まさかの展開に私は変な汗をかいた。