催眠療法、あるいはヒプノセラピーという言葉ですが、「何となく聞いたことがある」程度の人がほとんどだと思います。
きっと「催眠」というワードが使われることによるイメージでしょう。
あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか?
一番多いのはテレビなどで見るちょっと怪しげなショー催眠
ほとんどの方が「催眠」から連想されるのは、テレビなどで見る「ショー的な催眠」でしょう。
言われるがままに、面白おかしいことをさせられてしまう。ではあれはウソかというと、そうではありません。
催眠状態にあるのは確かですが、当然事前に催眠に入りやすい人を選んでいるわけです。そして本番前に先に催眠状態に入ってもらい、スタンバイしてもらいます。
実はほとんどの方は入ることができますし、あなたがかける側になりたければ、少し勉強すればカンタンにできるようになります。ただショー的なものはそこがゴールです。
実際のヒプノセラピーでは催眠状態に入っていただくのは、あくまで手段でしかありません。
そこから始めてセラピーが始まるわけです。入口は似ていますが、ゴールはまるで別のものです。
「ヒプノセラピーは何かが見えるもの」という間違った認識「前世療法」や「退行催眠」
ヒプノセラピーについて少しでも興味がある方のイメージに一番直結しやすいのが、「前世療法」や「退行催眠」というワードかもしれません。
セラピーを受けに行けば勝手に「何かが見える」あるいは見せてくれる、そう考えていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
それはある意味、ものすごくショートカットをされた考えです。
何度かセラピーを重ねていくうちに、クライアントの過去の記憶にさかのぼって、トラウマなどの原因となっているものを探す療法として「使う」場合もあります。
あまり専門的な説明は読みにくいですよね、できるだけ分かりやすくしますね。
人にはそれぞれ得意とされる感覚があります。
◆具体的なな例で説明しましょう
例えばあなたが昨日カレーを食べたとします。そして私が「昨日何を食べましたか?」と聞いたとします。
返ってくる答えはだれでも同じ、「カレーです」と答えますよね。
さてここからです。
こう答えた時に、「カレー」を頭の中で画像のようにイメージして答える方もいれば、「味覚」だけを思い出す人もいます。
もうおわかりでしょう。味覚で思い出す人に、カレーのイメージは見えていないのです。
したがって「見えない」人にイメージはできませんので、一方的に「何が見えますか?」と聞くのは間違っています。
しっかりと臨床体験を重ね、しかるべきところで学んだセラピストであれば、通常の会話の流れの中でそれを察知できるものです。