翌日。
市川:「(僕は山田にチョコを貰った。もらったのだ!一月後のホワイトデー。僕はいいお返しができるのか?この1か月、どう生きるか?)」
義理とはいえ、チョコを貰った男子は、ホワイトデーのお返しで盛り上がっています。
神崎:「僕はスイーツでも御馳走するかな?」
市川:「それいいな!食べ放題。誘うのが大変だが。」
足立:「お前、チョコ貰ったのか???」
そのやり取りは、あんなにも聞こえています。
市川:「うん。」
もえこは、事情を知っているので、楽しそうです。あんなは緊張して下を向いてます。
足立:「どうせブスだろう?」
あんなが、ムッとしてます。
窓からあんなが手を振ります。
あんな:「おーい。」
南條先輩が手を振りそうなのを、市川が邪魔して、自分が手を振ります。南條先輩に何か言おうとしますが、あんなが駆けてきて市川の腕をとり、南條先輩に「さよなら」だけ言って二人で下校するのです。