片岡たまき 著「あの頃、忌野清志郎と ─ボスと私の40年」 | 日々酒とメシと音楽と映画と読書

日々酒とメシと音楽と映画と読書

音と映像の業界に身を置いて30数年。
日々聴いてきた音楽、観てきた映画、読んだ本(コミック含む)の感想などをのんびりとゆるやかに書いています。
時々酒と旨い食べ物の話なども。

これはホント、読んでよかった本。

片岡たまき 著「あの頃、忌野清志郎と ─ボスと私の40年」

 

 

ド派手メイクに隠されたロックスターの素顔とは?一人の熱狂的ファンが衣裳係としてツアーへ同行するに至るまで。清志郎が『COVERS』、タイマーズに突っ走ったきっかけ。「ロック界のミステリー」RCサクセション解散劇の深淵に迫る―「清志郎との日々を詳細に書き記した秘蔵ノート」をもとに執筆。40年見つめ続けた元マネージャーが描く、決定版リアル清志郎伝。

(「BOOK」データベースより)

 

 

忌野清志郎の元マネージャーによるリアル清志郎伝。

9年前に単行本として出た内容に文庫化に際して清志郎亡きあとのエピソードをボーナストラックとして収録した増補版。

 

 

著者は中学生の時に当時フォークグループとして活動していたRCサクセションに魅せられ、ついには事務所にスタッフとして就職し、RC、その後忌野清志郎個人のマネージャーとして40年、清志郎を陰から支えてきた人物。

 

 

著者のマネージャー時代の奮闘記のところどころに描かれる清志郎の温かい人柄と本人が書きた直筆の手紙やイラストがまたほのぼのとしていてよい。

RCの代表曲や「COVERS」発売の時の騒動くらいしか(「い・け・な・いルージュマジック」はもちろん知っていますとも)知らなかったのだが、もっと早くこの本に出合っていたら、曲も相当聴き込んでいたんじゃないかと思う。

 

 

文庫化に際しボーナストラックとして収録された竹中直人が紡ぐ清志郎とのエピソードも素晴らしかった。

 

 

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ