韓国映画「別れる決心」 | 日々酒とメシと音楽と映画と読書

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日々聴いてきた音楽、観てきた映画、読んだ本(コミック含む)の感想などをのんびりとゆるやかに書いています。
時々酒と旨い食べ物の話なども。

先週の金曜日の最終回の上映で見てきました。

公開からまだ3週間目ですが、ちょっと客入りは寂しかったですね。

 

 

【STORY】

男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュンと、被害者の妻ソレは捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしかヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった・・・・・・。

(公式サイトより)

 

 

©2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED (以下の写真すべて)

 

 

殺人事件を追う刑事と、その容疑者である被害者の妻が対峙していくうちに次第に惹かれ合っていく姿を描いたサスペンス。

 

 

パク・チャヌク監督作品なのに(という言い方は失礼か(^^;)、バイオレンスやエロは出てきません。

パク・ヘイルとイ・ジョンヒョン演じる夫婦のセックスシーンも全然エロくない(だから日本でのレイティングはG。本国は知りませんが)

でもエロを暗示するシーンはたくさん出てきます。

 

 

この作品、最初はよくわからなかったんですが、至る所に伏線が貼られていて、それがすべてきっちりと時間の経過とともに回収されているんですよねぇ。

それでも自分の理解力ではすべてを把握することができず、鑑賞後のネットのネタバレや、先週発売になった「ユリイカ」に寄稿されている映画専門家の人たちの文章を読んで初めて知った事実多数!

 

 

うーん、残念ながら公開期間中に再訪するのは難しそうなので、これはパッケージが発売されたらしっかり確認したいと思います。

 

 

パク・ヘイル演じる高潔な刑事、ヘジュンの部屋に貼られた未解決事件の写真。

それはヘジュンの記憶にいつまでも残るということであり、ラストでタン・ウェイ演じるソレが選んだ結末も、結ばれることのない愛ゆえに、いつまでもヘジュンの記憶に残りたいという悲しい選択だったのでしょう。

 

 

ラストの海岸線を俯瞰する映像がとにかく美しかった。

やはりすごい映画でした。

 

 

パク・ヘイルの妻を演じたイ・ジョンヒョン(別れて家を出ていくときに手にしていたザクロとスッポンもエロかったなw)、初めて演技を見たのは「美しき日々」でしたが、もう40歳を超えてるんですねぇ…。

紅白歌手だということを知っている人は今どれくらいいるのでしょうか。

 

 

パンフレットもコスパの高い内容。

この絆創膏で封をするというのもナイスアイデアでしたね。

残念ながら香水の香りはしません(笑)

 

 

 

 

公式サイトはこちら

 

 

「別れる決心」

監督:パク・チャヌク
脚本:パク・チャヌク チョン・ソギョン
撮影:キム・ジヨン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:パク・ヘイル / タン・ウェイ / イ・ジョンヒョン / コ・ギョンピョ
 

 

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