以前、事故って帰ってきた、カミさんの愛車、HONDAダンク(当時の日記 )
やっと修理完了です。
3ヶ月以上は掛かりました。
と、言うのもお客様の依頼を優先していた為、放置期間が長かったのです。
まだ、お待たせしているお客様もいるのでもう少し先延ばしにするつもりでしたが
保険屋さんに
「え~!?まだ終わんないんですか・・・そろそろ・・・ぶつぶつ・・・」
って、言われ
「確かにいくら身内のだからって時間かけすぎかな?」
それまで、少しづつ、進めていましたが
保険屋さんにせかされて、最後は一気に片付けました。
以下、修理前の損傷状態です。
外装はFrバンパー、ボンネット、Frフェンダー左、H/L左右等が交換。
ばらした内側の損傷は・・・、やはりFr廻りのフレームまで逝っちゃってました。
ロアのクロスメンバが横にずれてA/Cコンデンサーの下が浮いています。
バルクヘッドサイドが後ろに傾き・・・
E/Gマウントのゴムが切れてシャフトがセンターからずれている。
と、言う事は取り付け部分のサイドフレームが押されて変形。
クロスメンバに取り付けてあるスタビもずれてリンクが折れて抜けている。
戻ってきた後、またしばらく放置
保険屋さんの催促後、ようやく外装の塗装、組み付け。
新品の外板パネル部品は黒塗り(下処理)パーツで入荷します。
塗装はされていません。
なぜなら・・・
・年数が経って色あせ等で色が合わない。
・そもそも、生産ロッドでも多少の色違いがある
ので、修理工場で調色し塗装します。
また、その周辺パーツも色をぼかして塗装します。
(ソリッド色ならまだしも、メタリック、パール系は完璧に合わせるのは、ほぼ不可能です。
ちなみに、こいつは3コートパールです。)
バンパーも色無しで入荷。
通常、バンパー類の樹脂パ-ツの新品は色付きで入荷します。
(元々、ボディは焼付け塗料、樹脂パーツはウレタン塗料なので多少の色違いがあるのが
当たり前。なので、新しい年式のうちは色付きの物が入荷してきます。
新車でもボディとバンパー、微妙に色が違うんですよ!気づいてますか!?)
この車もそれなりに古いのねぇ~。
古くなればなるほど、あと、生産台数が少ないほど
管理費の問題でしょうか、色無しになってしまいます。
最後は4輪アライメントのチェック(これも外注さんです)
・・・・の途中・・・・。
ちょうど1年点検の時期だったので、並行して作業しました。
E/Gオイル、ATF(オートマオイル)、ロアアームボールジョイントのブーツなどを交換。
他、一通り点検。
そして前から気になっていたところ・・・
ターボの過給圧・・・。
グッとアクセルを踏み込むと約1.0kg/c㎡まで過給圧が上がってしまう。
(おいおい、だいじょうぶか!?)
普通、ノーマルでそこまで過給しないんだよね~。
で、リミッターが働いて、
E/Gの点火カット、んで息つきする状態。
まず、考えられる怪しいところ・・・
ターボ、タービンのウエストゲートバルブ・・・。
設定された過給圧(ダンクの場合0.5kg/c㎡以上)がかかるとバルブが開いて排気ガスを逃がすもの。
思ったとおり・・・そこが・・・固まってました。
アクチュエーターを外してゴリゴリやっていたら、ようやく動くようになりました。
カミさんの運転は、そこまで過給が掛かるほどアクセルを踏むことは無かったようで・・・
(そのわりに、事故るんだよな~┐( ̄ヘ ̄)┌)
ウエストゲートバルブ、使われる事が無かった為、排気カーボンで固まってたか!?
(実際、本人はこの不具合、全然気づいてなかった。)
バルブが動くようになって、
まともになった
過給圧も0.5kg/c㎡で止まって、もちろん息つきも無し
よっしゃ~
あれ・・・なんか話がずれてる!?
「鈑金塗装・ペイント」のテーマのはずが・・・・
最後は「整備・メンテ」の話になってしまった
まぁっ!いいっか~(^▽^;)