こんにちわ、ぽてたろうです。
「はじめまして」の方はこのあたりも読んでいただけると、うれしいです。
◆確定診断までに受けた検査
このブログでADHDについて書くようになってから、「ADHD的な要素は誰にでもあるのでは?」という感想を何回かいただいています。それはそうなんです。では、ADHDかどうかの境界線は? 今日は私が確定診断を受けるまでに受けた検査をリストアップしてみます。
以前「診断を受けようと思ったいきさつ」で書いたのですが、サリ・ソルデンのインタビューで同席することになったK先生(精神科医/成人ADHDの専門医)に最初の主治医になっていただき、長い間診ていただきました。その後、K先生が体調を崩され、クリニックを閉められたので別のドクターにお世話になることになりました。というわけで、私は2回検査を受け、2人のドクターから「ADHDである」と診断を受けたことになります。
◆確定診断までに受けた検査
最初のクリニックで
・問診
・面談(精神科医による)
・SPECT(脳の機能を調べる画像検査。大学病院で検査を受ける。最近はより手軽なNIRSに置き換えられることも)
・PFスタディ(投影法検査:マンガのフキダシを埋める)
現在通院中の病院で
・問診
・面談(精神科医/臨床心理士の2名、別々で)
・WAIS Ⅲ (成人知能検査)
・IVA-CPT(視聴覚統合型持続処理課題)
・ストゥループ検査(色と文字を使った不注意を調べる検査)
・PFスタディ(投影法検査:マンガのフキダシを埋める)
・描画(家屋)
最初のクリニックでは脳全体のどのあたりの働きが悪いかなどをSPECTで調べ、生活の「一番困っている」ところから1つずつ取り組んでいく、というイメージでした。今のクリニックでは、視覚や聴覚などの反応、情報処理能力などを丁寧にチェックし、「脳の使い方のクセ」について、より深く調べたイメージです。
いろいろな検査のなかで、一番印象に残っているのは、ストゥループ検査(色と文字を使った不注意を調べる検査)です。苦手。苦手。苦手。
たとえば
赤 青 黄 黒
というような文字列が出てくるのを、文字の色につられないで漢字を反射的に読んでいく、というもの。これが、どんどんつられてしまう。逆パターン(文字色を答える)のも惨敗でした。
よく「ADHDっていっても、ぽてさんは軽い障害なんでしょ?」と言われますが、どちらのドクターの診断も「障害は“決して軽い方ではない”。知的能力と職業の選択でうまくカバーできた例」とのこと。「重い」とは言わないけど「軽い方ではない」は、何回聞いてもブレません。幸いなことに、環境と人に恵まれて、「ヘンな子でもいいじゃない」的な周囲の理解もあったと思います。ラッキーちゃんなのだ。