新メニュー開発にあたって
これまで14年の間、長くご依頼を受けてきた中で、ずっと感じていたことがありました。
ご相談の内容は人それぞれ違いますが、実際には「一つの悩み」ではなく、仕事・人間関係・家庭・体調など、いくつもの要素が重なっている状態の方がほとんどでした。
そしてもう一つ気づいたのは、それを「きちんと説明できている時点で、まだ余裕が若干ある状態」だということです。
通話セッションの前に相談内容を教えてもらってましたが、
まとめられない方がとても多かったのです。
本当に負荷がかかっているとき、人は状況を整理すること自体が難しくなります。何が問題なのか分からないまま、ただ重さだけが積み重なっていく。
その状態では、通話で相談することや、文章にまとめること自体が負担になります。
どんな状態の方が多かったか4コマにまとめてみました。
●例えば外でお仕事をしている方の場合
●例えばフリーランスで余裕なくお仕事をしている方の場合
●例えばワンオペでくたくたの方の場合。
そこで今回は、「相談できる状態になる前」の段階に対して、
どのような形が必要かを整理し、5つのメニューを再構築することにいたしました。
クリアリングリセット
まず必要だったのは、「外から受けている影響をクリアにする」ことでした。
人混みや環境、人との関わりの中で、知らないうちに様々な情報や状態を受け取っています。
それが蓄積すると、自分の状態なのか外部の影響なのかが分からなくなります。
クリアリングリセットは、そういった「すでに受けている影響」を分解し、整理するためのものです。
何かを良くするというよりも、まず余計なものを取り除き、
「自分の状態」に戻すことを目的としています。
ルーツリセット
次に必要だったのは、「基準そのものの再設定」です。
長く負荷がかかっていると、自分にとっての「普通」や「基準」がずれていきます。
本来の状態が分からなくなることで、判断や選択にも影響が出てきてしまいます。
ルーツリセットは、その状態を一度リセットし、「元の位置」に戻すためのものです。
改善ではなく、初期化に近い考え方で、判断の軸を取り戻すための土台になります。
サーキュラーアーキテクチャー
金運や流れに関するご相談の中で多かったのは、金銭面に対し、ただ「待っているだけ」という状態でした。
何かが来ることを期待しているが実際には循環が起きていない。
その結果、停滞感や不安だけが残っているケースです。
サーキュラーアーキテクチャーは棚からぼた餅のように、
外から与えられるものではなく、自分を起点として流れを作る
構造にシフトさせるものです。
一時的な変化だけではなく、継続的に循環する状態を作ることを
目的としています。
バッファストラテジー
多くの方に共通していたのが、「真面目で責任感が強いがゆえに、常に全力で動いてしまう」という状態でした。
その結果、本来の誠実さや努力が、消耗前提の構造に組み込まれてしまいます。
バッファストラテジーは、その消耗を防ぐための“調整弁”として設計しています。
能力を上げるのではなく、使い方の負荷をコントロールし、
「続けられる状態」を維持するためのものです。
レゾリューションリテイン
そして最後に必要だったのが、「崩れないための足場」です。
これは、癒すためでも、救うためでもありません。
また、何かを変えることを目的としたものでもありません。
対象としているのは、
「まだ立っているが、このままだと崩れる」状態の方です。
判断を止めることができない立場にいる人や、責任を持ち続けなければならない人にとって、完全に休むことができない状況があります。
レゾリューションリテインは「立ち続けるための最低限の状態」
を維持することに特化しています。
誰かに相談する前に立て直す
これらはすべて「問題を解決するため」のものではありません。
その前段階である、
「問題を扱える状態に戻すこと」
「崩れずに維持すること」
に焦点を当てています。
これまでの形では、どうしても「詳しく内容を相談できる人」
しか対象にできませんでした。
そして時間がかかるので、時間に余裕のない方には提供ができませんでした。
しかし実際にはその一歩手前で止まってしまう方が多くいます。
今回の再構築は、そうした状態に対して、無理なくアクセスできる形にするためのものです。
言葉にできなくてもいい。
説明できなくてもいい。
それでも、「今の状態を少し整えたい」と思ったときに、
無理なく使える形として設計しています。










